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「政教分離」 と 「政経分離」

2020年09月14日 | 政治
北海道の夕張市は炭鉱の閉山と共に経済が立ち行かなくなり、市が主体となって観光産業に活路を見出そうとしましたが、時代背景もあって悉く失敗に終わりました。

行政が経済の主体になると失敗するのは当然で、若し上手くいくのなら「共産主義国」は破綻する事は無いのですが、すべて失敗に終わっています。共産主義を名乗る国で破綻してない場合は、ただ名乗っているだけで、その経済手法が「国家資本主義」だからです。

夕張市が「市政資本主義」を遂行するにしても、市には「通貨発行権」が無いので不可能ですが、それを「ヤミ起債」の手法で乗り越えようとし、夕張市が民間企業に売却した「マウントレースイ(スキー場)」を26億円で買戻しましたが、当然ながら「民間が利益を出せないで失敗した産業を、行政が利益を出せる筈もなく」、市行政全体で他の負債も含めて、最終的に353憶円の負債(債務超過で総負債額は600憶円)を抱えて2007年に財政再建団体に指定されました。

2011年に「鈴木直道夕張市長(元東京都職員)」が誕生し、何故かマウントレースイを2017年に中国系の「元大夕張リゾート」に約2億4000万円で売却し、スキー場が「冷水」を浴びて外国資本に「マウント」されました。

2018年には夕張市長を辞めて北海道知事になりましたが、その時の夕張市の負債額は213憶円残っていました。又、「マウント」された施設は、実は千歳空港に乗り入れている中国系航空会社が「2016年に10億円以内で購入する話」を何故か鈴木直道市長が拒否していて、更に2019年には
「元大リゾート」が「マウント4施設」を香港系ファンドに約15億円で売却し、13億円の転売益を得ました。その売却益が何処に流れたかは、知っていても口には出来ません。

都の職員であった「鈴木氏」が北海道知事に立候補したのは、自民党と公明党の支援があったからと言われています。鈴木知事は「二階(経)・菅(政)・公明党(教)」のラインに繋がっていて、禁断のトライアングルです。経済界は役人の天下り先なので、ここと政治が繋がるということは「共産主義」を認める事になります。

世界には、「政治」と「宗教」とが不可分な宗教国家や、「政治」と「経済」とを一体とする共産主義国などもありますが、「国民主権」を標榜する場合は「経済」の本来の意味である
「経世済民」が「国内政治」の目的になります。経済界や宗教界の為の政治ではなく、国民(人民や市民では無い)の為の政治です。

「政教分離」と「政経分離」は、国民主権国家の「政治」の基本と言え、「宗教」と「経済」は、「政治」とは切り離した上で、思想信条と経済的な自由が保障されるべきです。



2 コメント

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Unknown (hobbesgracie911)
2020-09-14 21:20:47
おはようございます。鈴木さんが夕張市長の時、市の宣伝のためドバイまで行って夕張メロンの宣伝をしてきたのを覚えています。こうやって待つだけではなく、外に出て宣伝する市長を❝なかなかやるな~❞と思って感心していたのはずいぶん昔。今は、親中派高橋元道知事によって切り売りされた北海道の土地をますます切り売りされています。なぜ今の世の中、親中派なのかわかりません。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-09-15 08:30:20
鈴木氏は、石原都知事の推薦が有ったと聞いたので、北海道の変革を期待したのですが、何処で如何ひっくり返ったのか残念です。
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