「アメリカ第一主義」 と 「国際協調主義」

　「トランプ大統領」は「ＭＡＧＡ」を掲げ、「アメリカ第一主義」を訴えてチャイナウイルスに対するワクチンを一年に内に完成させるとして、ワクチン開発に莫大な資金を拠出しました。しかし「バイデン候補」は、選挙目当て出来もしないホラを吹くな！と言って「トランプ大統領」をバカにしていました。

　ところが、実際には「トランプ大統領」の言ったとおりに「mRNAワクチン」が約束通りに開発されて、アメリカではワクチン接種が高水準で進んでいます。これを「ダミー大統領」は自分の手柄にして「一億人の接種を約束通りに実行した。次は2億人を目指す！希望する人は誰でも受けられる体制を整える。」と嘯いています。

　4月20日までの「累計接種回数」を見ると、（接種回数は100人当り）

国・地域　　：　接種回数 　　累計接種回数
世界全体　　：　　０．１　９２１，６１０，５６６

イスラエル　：１１４．２　　１０，３４１，１３３
ＵＡＥ　　　：　９９．０　　　９，６７５，２０５
バーレーン　：　６６．９　　　１，０９７，３５２
英国　　　　：　６４．６　　４３，４９２，４６５
米国　　　　：　６３．７　２１１，５１０，２４６

ドイツ　　　：　２７．６　　２２，９３５，５９２
フィンランド：　２６．２　　　１，４４４，５９７
フランス　　：　２５．９　　１７，５２５，３１０
ノルウェー　：　２５．５　　　１，３６２，５２５
スウェーデン：　２２．５　　　２，３１６，９０３
ブラジル　　：　１６．０　　３３，７５５，２２９
中国　　　　：　１４．０　１９５，０２２，０００

インド　　　：　　９．３　１２７，１２９，１１３
韓国　　　　：　　３．３　　　１，７００，０７６
日本　　　　：　　１．７　　　２，１９０，４１３
フィリピン　：　　１．４　　　１，４７７，７５７

南アフリカ　：　　０．５　　　　　２９２，６２３
エジプト　　：　　０．４　　　　　３５５，１０４
スーダン　　：　　０．２　　　　　１００，０１０
ベトナム　　：　　０．１　　　　　　８０，８５７
台湾　　　　：　　０．１　　　　　　３２，４５０

です。米国、中国、インドの３ヶ国でワクチンの累計接種回数は世界の５８％を占めていますが、人口が４１％を占めているのでやむを得ないと思います。米国の人口は世界人口の４．３％ですがワクチン累計接種回数は世界の２３％を占めています。

　「100人当たりの接種回数」で「台湾：０．１回」や「日本：１．７回」は、感染率や死者数が世界平均に比べてかなり少ないので問題ないのですが、他のアジア・アフリカ諸国はワクチンが足りなくて困っているようです。

　「ダミー大統領」の「国際協調主義」がいつの間にか「アメリカ一国主義」に変わりましたが、それでも、誰も「ダミー」を非難しません。世界中でトランプ大統領の「アメリカ第一主義」を非難していた事から考えると、その変身ぶりには驚かされます。

　憲法前文
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

　「いづれの国家」に米国が入っているのかどうかは判りませんが、「われわれ」は単に「信ずる」だけなので、それも良しとしましょう。それでも、「我が国」が自ら他国を無視するようでは「米国・中共なみの国」と言われます。それでも、日本は「米中両属」なので諦めるしかないのかも知れません。

　日本は、米国に頼み込んで、9月までに「全国民のワクチン接種」を可能にする量を確保したそうです。直近のコロナ死者数は、百万人当りで、

世界全体：　　４０６人

ブラジル：１，７９０人
日本　　：　　　７７人
台湾　　：　　　　０．４７人

です。自国本意の国が他国を無視したからと言って、日本も他国を無視して良いことにはなりません。感染者数や死者数の少ない「台湾」は、当然ながら接種回数も少ないです。

　少なくとも、私はワクチンを遠慮するので、私の分だけでも感染率の高い国に渡してもらいたいと思います。