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「中国共産党」 と 「台湾国民党」

2023年04月27日 | 国際情勢
 支那大陸での王朝交代は、前王朝からの「禅譲」か「易姓革命(天命による王権奪取)」が伝統であり、現在台湾に居座っている「国民党」が、大陸を占拠している「共産党」に大陸の統治を認めるか、さもなければ「中国共産党」が「台湾国民党」を壊滅させるしかありません。

 台湾(島)自体は、終戦後に日本が「戦勝国連合(通称、国連)」に対して領有権を放棄する事を認め、その統治を一時的に「中国国民党に委託」したとされています。現在の「台湾国民党」は、台湾国民に対しては「中国国民党とは違う」としていますが、「国民党は支那大陸の正統な統治者」であると今でも主張していて、時宜に合わせて使い分けています。

 支那大陸を支配するには、「中華の伝統」を守る事でしか、その正統性を担保する事は出来ません。

 つまり「支那大陸由来の台湾国民党」にしてみれば、台湾を正式に「国民党の領土」とするには、日本から禅譲を受けるか、(天皇の存する)日本国が消滅する必要が有ります。それは難しいので、支那大陸の本来の統治者である国民党が「支那大陸の付属地である台湾島は自国領である」と強弁しているに過ぎません。

 一方、現在「支那大陸を実効支配している中国共産党」にしてみれば、「支那大陸を正式に領有」するには、前王朝である「中国国民党」から支那大陸の禅譲を受けるか、「(台湾)国民党」を解体するしかありません。

 現在のところ、国際法では「支那大陸は中国共産党の領土」とされていますが、「中華の伝統」では、「国民党」が現存する限りは支那大陸と雖も中国共産党の領土とは言えません。その証拠に、中共は「国際法による決定事項は紙クズに過ぎない」と主張していて、その紙クズが唯一の「支那大陸の領有権」を保証していると云うジレンマがあります。

 「支那大陸」で、正式な「王朝交代」が完了していない「中国共産党」は、「国民党からの禅譲」を受けるか、出来なければ「国民党を解体」する必要が有り「中台戦争」は必至と言えます。

 「中台戦争」を回避する手段としては、所謂「台湾国民党」が本来の「中国国民党」に戻り、里帰りをして「中国共産党に王権を禅譲する」事が考えられます。と同時に「台湾島」の正当な統治を、日本統治由来の台湾人に委ねる国連決議も必要になります。
 
 これは、台湾の統治権を確定しないまま日本から奪い取った「戦勝国連合(国連)」の責務とも言えます。




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