テレビとうさん

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「ワクチン接種」 と 「超過死亡」 ②

2023年02月15日 | 統計
 前回は、神奈川県の「感染者数と死亡例の割合(接種回数別)」をみて、「ワクチン接種には感染予防効果が無かった」と結論付けたのですが、その説明から始めます。

    :接種0回:接種1回以上:接種比率%
陽性者数:7929:139545: 94.6
死亡数 : 113:   737: 86.7
死亡率%:1.42:  0.53: --

注)ここでの「死亡率%(神奈川県の元の表では「死亡例の割合」)は、定義の違いから「致死率%」とはしていません。
[死亡率]=[死亡数]/[陽性者数]
[致死率]=[死亡数]/[感染者数]

 もしも、「ワクチンに感染予防効果が有る」とすると、「接種1回以上の陽性者数が少なくなる」事が期待され、「陽性確認者の接種比率」は「全体の接種率」よりも小さくなる筈です。

 神奈川県の65歳以上のワクチン接種率が、私には分からないのですが、おそらくは「94.6%」を超える事は無いと思います。例えば、若しも、県民全体(感染の有無を問わない)で65歳以上の「接種率」が90%だとしたら、「接種した方が陽性判断されやすい」事になります。

 是非とも、神奈川県には「65歳以上の接種率」を公開して貰いたいと思います。

 次は「死亡率%」に付いてです。

[接種0回死亡率]ー「接種1回以上死亡率]
=1.42-0.53
=0.89

 死亡数を見ると、ワクチンを接種しない人は「0.89%ポイント(2.7倍)」多く死亡したと、このデータは示しています。

 ところで、何らかの理由によりワクチン接種を出来ない人も「接種0回者」となります。当然、ワクチン接種に堪えられない未接種高齢者ならば、感染すると死亡し易いと考えられます。

 ワクチン接種には「重症化予防」の効果は有るが「感染予防効果」は無いとする(逆に感染し易くなるとの)データも有り、分母(総感染者数)が大きくなるので「接種者の感染死亡率」は下がります。

 ワクチン接種による「刈り取り効果」で、当該者は実際に感染する前に死んでいるとも考えられ、
令和4年の全国の「超過死亡数(10万人超)」は「陽性死亡数(約3.9万人)」の2.6倍(超過死亡数の陽性死亡数に対する倍率) に当ります。

 例えば、「超過死亡の原因が全てワクチン接種にある」とした場合、「接種0回者」には影響しないので、

[接種1回以上死亡率]X[超過死亡数の陽性死亡数に対する倍率 ]
=0.53X2.6
≒1.38

1.38-0.53=0.85

から、最大限「約0.85%がワクチン接種で刈り取られた」事になります。これを乗り越えた「接種済みの人(正式には、臨床試験応諾者)」の内の運が悪かった人が「陽性死亡者(0.53%)」になったと考えられます。

 つまり、「最大値として1.38%がワクチン接種後に、感染を含む様々な理由で死亡」した事になります。これは「無接種者の死亡率1.42%」に近似しています。

 ただし、ワクチン接種の有無で分けた同期間の死亡数(超過死亡)等が分からなければ、この判断は下せません。厚労省には、もう少し緻密なデータ分析をお願いしたいと思います。




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