テレビとうさん

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「ヒトラー」 と 「トランプ」

2019年08月08日 | 歴史

 オーストリア人である「ヒトラー」は31才の時に「ドイツ労働者党」に入党し、32歳で「国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)」の指導者になりました。この時代は、外国人による政党指導者の危険性は認識されていなかったようです。

 33才の時にドイツ国民になった「ヒトラー」は44歳で「ドイツ国首相」に、45才から56歳に自殺するまでは「ドイツ国総統」の地位にありました。国籍取得から10年程で首相になり、翌年にはドイツ国の全権を掌握しました。

 「ドイツ国」とは言っても「ナチス」の指導下あるので、今で言う「中国共産党の指導下にある中華人民共和国」みたいなものです。

 「ヒトラー」自身の人種や民族的出自は不明なのですが、「アーリア人の指導下にある世界」を標榜していました。習近平が漢民族であるかどうかは不明ですが「漢(中華)民族の指導下にある世界」を標榜するのと似ています。世界と言っても今は「シナ大陸」のみで、将来でも「ハワイを境界にする地球半分」のことです。残りの半分はアメリカに任せると言ってました。

 「アーリア人」とは、中央アジアが発祥地で中央ヨーロッパから中国西部の広範囲に広がっていて、ドイツと中国の相性が良いのも頷けます。しかし「ヒトラー」はアーリア人を白人と勘違いしたのか、或いはユダヤ人の敵対勢力として単に利用しただけなのかは判りませんが、ドイツ国内のユダヤ資本のアーリア化を推し進めました。またナチスは、世界を指導するのは「北方系人種」であるとしましたが、「ヒトラー」の容姿はどう見ても北方系には見えません。「ヒトラー」自身も自分が何者であるのか、判らなかったのかも知れません

 中国による「世界の二分割計画」は、アメリカの大統領が「オバマ」の時の話で、「トランプ」が大統領になってからは「アメリカは世界の紛争からは手を引きたい」と言って、「自分の国は自分で守るように」と主張しています。それでも、ホルムズ海峡などで日本や他の国の船舶が海賊に襲われるのを防いでいます。最近になって、アメリカの防護に頼るのなら「有志連合」を組織して、カネか戦力の提供を要求しています。

 「トランプ」は「オバマ以前のアメリカ」とは反対方向に舵を切り始めていますが、アメリカが覇権を緩めると他国による覇権が強まるので、難しい所です。

 ところで、世の中には自分の意思に反する国家のトップに対して「ヒトラー呼ばわりする人」がいますが、何故か共産主義を標榜する国家のトップに対しては「ヒトラー」とは比較しません。勿論、比較するまでも無く「独裁者」である事は当然なので比較するだけ無駄と言えばそれ迄ですが。

 表現の自由が保障されている国で自国のトップを「ヒトラー呼ばわり」している事からも解りますが、「安倍はヒトラーだ」とか「トランプはヒトラーだ」とか、安全な場所で騒ぎ立てる人は、「独裁者」の怖さを知らない人か、或いは外国の「独裁者」から利益供与を受けている可能性が有ります。

 「ヒトラー」は、自分より先にドイツ国民であったユダヤ人を虐殺しました。「トランプ」はアメリカ国民を守るために、違法にアメリカに侵入してくる外国人を排除しようとしています。「安倍首相」は戦後に違法に日本国に流入し、居座り続ける外国人も排除しようとはしません。

 「ヒトラー」に例えられる人は、自由主義諸国には見当たらないようです。




2 コメント

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至言です (猫の誠)
2019-08-14 19:43:57
習近平やヒトラーと似たのがもう一人いました。グルジア(ジョージア)、のスターリン(ペンネーム)です。ロシア語がネィティプではなかったようですから、やはりグルジア人かも知れません。ロシア人を大量殺戮するのに躊躇しなかったのも無意識には、それに起因するのかもしれませんが、ロシア人よりロシア人らしくなりたかったようですしれません。
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猫の誠さんへ。 (テレビとうさん)
2019-08-14 21:35:29
コメント有難うございます。

スターリン(グルジア人)、ヒトラー(オーストリア人)。ともに、元は外国人だった事が、自国民の虐殺を躊躇なくできた理由かもしれませんね。
毛沢東も習近平も「漢民族」とされているようですが、漢朝由来の本来の「漢民族」は既に絶滅していると思われます。国のトップが「他人」だと、とんでもない虐殺が起るようです。
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