テレビとうさん

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「税金」 と 「国債」

2023年03月20日 | 経済
 世の中には、自ら喜んで税金を納める人がいるかも知れませんが、大半は「税金を取(盗)られる」と感じていると思います。若しも日本が好きで「納税」が楽しいのなら、徴税額以上に納税すべきだと思いますが、そんな人は見た事がありません。

 「借金で国が破綻する!」と云う事は、国債が紙クズになる事を意味するので、国債を購入する人は「国にカネを盗られる」のを覚悟している事になります。

 現在(2023年3月)の「10年国債(利付国庫債券)」の表面金利は0.5%で、「変動金利型10年国債」は0.33%(基準金利X0.66で、最低保証は0.05%)です。利息の内の約20%は税金として奪われます。

注)基準金利;「直近の10年固定利付国債の実勢金利(平均落札利回り)」。

 私が買ったのは変動金利国債で金利が最低保証の0.05%の時だったので、今では当時の6.6倍の利息を受け取れる計算になります。

 私の「国債の購入資金」は泡銭では無く「自分で稼いだお金から税金を納めた残金」なので、「税金を払った上に、喜んで国に(返ってこないかも知れない)お金を貸した」事になりますが、「借金で国家破綻する!」と考えている人から見ると「馬鹿げたカネの使い道」と言えます。

 「おひとりさま」でカネ儲けをして入籍していた人がいたようですが、「国家破綻する」と言いながら「変動金利国債」を買ってカネ儲けをしている人もいるのではないでしょうか。若しも「国家破綻」すると思っているのなら「国債」は買えないのですが、実は、そこそこ危ない国の国債金利は高止まりする傾向が有るので、「変動金利国債」の保有者にしてみれば、絶対に破綻しない国の「国家破綻騒動は美味しい」事になります。

 「借金による国家破綻論」を主張している人は、バレる前に隠し持っている保有国債を処分してください。そうすると国債価格が下がって平均落札利回りが上がり、私の「変動国債」の利率も上昇しますww

 バブル期には、郵便局からの借入金利よりも、国債の利回りが大きい時もあり、無から有を生む資産運用が可能な時代もありました。これは、「お金は借金から生まれる」事を意味し、バブル期は民間が借金をし、現在は政府が(借金をして)お金を創っているに過ぎません。

 「失われた30年」は、民間の借金意欲が失われた事から始まり、政府が借金を躊躇した事で「ゼロ成長時代」が長引いたと言えます。政府の借金の手助けを私もしているのですが、日本の将来を心配して「これ以上の国債発行は止めるべき」と考えている人には、日本を救う為に是非とも納税義務額以上を納税して貰いたいと思います。

 国家破綻して私の保有国債がデフォルトしても、そのお金は誰かの役に立ったと思えば後悔する事も有りません。それよりも、現状で国債の発行を停止した場合、その時点で国家破綻は確実に起きます。



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