テレビとうさん

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「副反応」 と 「死亡統計」

2021年10月02日 | 統計
 ワクチン接種後に何らかの理由で死亡する人は、7日以内に10万人に一人とされています。最近のファイザー社のデータでは、2回接種時にはこれを上回るデータも公表されました。3回接種でどうなるかは分かりませんが、他人事ながら心配です。

 
「令和元年には年間138万人(3780人/日)の死亡者」がいたので、100万人当り一日約「30人」になります。その内「呼吸器系」の死亡率は約14%で、毎日100万人当り「4.2人」がその疑いで死亡した事になります。

 ここで、「年間感染率=1.1%」「致死率=1%」の架空のウイルスを考えます。何もしなければ、人口100万人の地域ならば、一日当たり感染者30人と死亡者0.3人です。

 そこに、有効率90%で「10万回接種に付き、一週間以内に何らかの理由で一人の死亡事例の報告がある」とされる架空のワクチン(以降、FV)」を考えます。但し、これは「Fauci-Vaccine」では無く、「Fictitious Vaccine」の略なので、誤解しないで下さい。勿論、ファイザーは「Pfizer」なので、全く関係ありません。また、ここでは、FV接種によって「感染者の致死率は変化しない」と仮定します。

 日本では一日100万回のワクチン接種が可能なので、この地域に集中してFV接種をした場合は、感染とは関係なく一週間以内に10人の死亡報告が有ります。

 同時に、7日間で感染する人は21人(有効率90%)で感染死亡数は0.21人になり、合わせて10.21人が「接種後一週間で死亡」する事になります。但し、FV接種の一週間後以降には、如何なる副反応も起きない事と、(大甘で)「有効率90%」が半年間継続すると仮定します。

 100万人に対し、このFV接種を恒常的に半年ごとに(年2回)繰り返した場合での一年間の値は、

接種割合: 感染数 :死亡数:FV死:死亡合計:1日当り:1日総死亡
  0%:11000:110:  0: 110:0.30:30.30
 50%: 6050: 60: 10:  70:0.19:30.19
100%: 1100: 11: 20:  31:0.08:30.08

注)
・FV死  ;上記有効率のワクチンを接種後1週間の間に、何らかの理由で死亡する人数で、それ以降の事案は考慮しません。
・1日総死亡;1日当りの死亡数に例年の死亡数(30人)を加えた人数。
・前提   ;集団免疫は起きない。

と、なります。「FV100%接種」の時は、感染死亡数よりもFV死亡数の方が多いのですが、トータルでは接種しない時よりも死亡数は減るので、問題なしとします。運が良ければ、政府から「FV治験死亡補償金」が貰えます。

 FVの100%接種効果は「0.30-0.08=0.22」から、「一日0.22人」の救命効果、と言えます。日本での1年間に換算すると1万人に相当します。

 逆に言うと、ワクチン接種率0%での一日当たりの総死亡数は100%接種に比して「30.30/30.08≒1.007」となり、0.7%程多く死ぬ事になります。但し、これらは理論上の話で、人智を超えた影響は考慮されていません。

 ところで、例年の呼吸器系死亡数は、百万人一日当り4.2人なので、「FV接種=0%」時にはこれに新しい呼吸器系感染症による死亡数0.30人を加えて4.5人になると考えがちですが、実際は「ウイルス干渉」が有るのでそれ程増えません。他のウイルスによる死者数が入れ替わるだけです。

 実際の
日本の人口統計(表7)では、増えないどころか、去年の肺炎死亡者数(78,445人)は一昨年(95,518人)より「1万7千人減少」しました。勿論、ワクチン接種はしていません。去年のコロナ死者数は3,500人なので、その他の肺炎で死亡した人は約75,000人です。つまり、コロナ肺炎以外で死亡した人は、約2万人減少した事になります。

 仮定として、このコロナ死亡者3,500人を救う為に、FVワクチンを100%接種した場合は、理論上3,150人(有効率90%)
の命を救うことが出来ます。但し、一年間に2回のワクチン接種後に何らかの理由で死亡する2.500人を引くと、実質的に救われる命は「650人」になります。

 これが「ウイルス干渉」を踏まえた結果と考えると、ワクチン接種で「650人」を救う為に、その他の肺炎で救われた筈の「2万人」を犠牲にする事になります。

 上記は仮定の話ですが、今年のワクチン接種の効果がどうなるのかは、来年の今頃わかると思います。万が一にもこれが正しければ、最悪、数万人の超過死亡も覚悟する必要が有ります。



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