「米大統領選」 と 「人種差別」

　北海道新聞の記事によると、

オバマ大統領の夫人であるミシェル氏は、トランプ氏が「大量の移民が『黒人の仕事』を奪っている」と差別的な発言をしたことを踏まえ、

トランプ氏が求める大統領職は「黒人の仕事」の一つかもしれないと皮肉った。

と書いてありました。

　大統領候補のハリス氏が黒人かどうかは分りませんが、母親はインド出身、父親はジャマイカ出身でその先祖は「奴隷商人」をしていたそうです（白人の奴隷オーナーだった との説も有り）。

　私には「カマラ・ハリスはインド系の母とジャマイカ系の父との間に生まれたアメリカ人」としか思えませんが、一般的には、「黒人と白人との間に生まれた子供は黒人である」或いは「黒人とインド人との間に生まれた子供はインド系黒人である」と云うのが「常識」のようです。

　この「常識」からすると、「女と男の間に生まれた子供は女である」或いは「男系女」となり、カマラ・ハリスやミシェル・オバマが事実として「男系女」かどうかも私には良く解りませんww

　若しも「カマラ・ハリスは黒人だから差別を受けている」と云うのなら、インド系である母親は無視されていることになり、これこそが「人種差別」と言えます。同様に、「黒人初の大統領はオバマ」だとしたら、オバマの母親は白人なので、白人が「人種差別」の対象に成っていると言えます。

　それはさておき、トランプが言ったのは「大量の移民が『黒人の仕事』を奪っている」ではなく、

「大量の不法移民が、（アメリカ国民である）黒人の仕事を奪っている」

です。単に事実を言っていて、「国民である黒人」と「不法移民」とを切り分けているだけで、此処に「人種差別」を読み取ることが出来ません。

　また、「トランプ氏が求める大統領職は『黒人の仕事』の一つかもしれない」は、まさに「不法移民の偽投票」によって「黒人の仕事」になるかも知れず、言いえて妙ですww