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ハーバード大学が「アジア人お断り」

2015-06-18 09:07:02 | 16lao
20世紀の前半、一部のエリート大学はユダヤ人の入学者数に上限を設けていた。放っておけば、優秀なユダヤ人がキャンパスにあふれてしまうからだ。例えばハーバード大学は、ユダヤ人学生が増えすぎてボストンの保守派の不興を買うことを恐れた。ユダヤ人が他の候補者に比べて優れているとしても関係はなかった。とにかくこれ以上増やしたくなかったのだ。

 今、当時のユダヤ人に取って代わったのが、アジア系の学生だ。最近のウォール・ストリート・ジャーナルの記事「ハーバードの中国人排除法」の取材源である中国系移民の実業家、ユコン・ジャオによると、ハーバードなどの一流大学は、アジア人学生には他の人種より厳しい合格基準を設けているという。ジャオたちは、それが違法だとしてハーバードを訴えた。

 64年の公民権法によれば、連邦政府の資金を得ている大学は、人種に関わらずすべての学生を公平に扱わなければならないと定めている。

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 だがアジア系アメリカ人が合格するには、SAT(大学進学適性試験)で白人より140ポイント、ヒスパニックより450ポイント、アフリカ系アメリカ人より450ポイント、高いスコアを取らなければならない。こんな基準は、到底公民権法にかなっているようには見えない。

彼らは「増えすぎるから」という理由だけで入学を拒否されている

 だが、ハーバードは多額の訴訟費用にも耐えられるし、役所や法曹界も古い理想に染まっている。大学は、学生の「多様性」を実現するため、合格審査にあたって「全人的な(=主観的な)」基準で選抜することを許されるべきだ、という考えだ。

 大学が学生に占める人種的マイノリティーの比率を意図的に引き上げ始めたのは70年代のこと。「人種的多様性」を確保することでマイノリティーにチャンスを与え、より刺激的な学習環境も確保できるという考え方だ。結果として、多数派の白人は締め出された。

ジョージ・リーフ


出典:

http://news.livedoor.com/article/detail/10233812/


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