

写真の向かって左側のネックが、*1TokaiLS-120/1983年製
右がLS-200/1985年製
*1=1982年製の間違い、以下同じ
15フレットの位置が右LS-200がボディラインよりやや上に
ずれている。TokaiLSシリーズは時代が下りるに従って
コピー度はあがるらしいが、ここら辺もバーストを意識して
いる。
しかし、ボディの鳴りは、圧倒的に時代の古いLSが良い。
(個体差もあるだろうが)
夜中に、アンプを通さずに弾いてみると、'83年製LS-120
が非常に微細に鳴りを拾っているのがわかる。
こんな事を書くと非難を受けるかもしれないが、Tokaiを
購入するのであれば、ドンスバは1979~80年製。
この年代だと、LS-80で大当たりがある。基本的に、ピック
アップとトップ材の派手さが違うだけで、高騰している同
時代のLS-120に較べれば、コストパフォーマンスは高い。
素晴らしい鳴りにうっとり出来るだろう。ただし、かなり
劣化が進んでいる個体も多いから、お金をかけてメンテナンス
し直すくらいの気持ちが必要だ。
又時代が下がっても、'83位までは、材などかなり気を遣って
いるようで、僕のLS-120は、ハ-ドメイプルのAAトップ。
つまり、LS-150にぎりぎり使えなかったレベルのトップメープル
を持ってきている。貼りではない。たぶん、120のトラ杢トップ
と言う扱いではなく、ハードメイプルプレーントップに近い扱い
として、貼りを行わなかったのだろう。
指板はローズだが、かなり黒い良質の材で、一見エボニーっぽい。
これらのLS-200とLS-120を実物で較べると、杢を除けば、LS-120の
方が高いグレードに感じるくらいだ。
ネックフレットの端の処理としては、ユーザーがリフレットを
行った為オーバーフレットバインディングになったと考えるのが
自然。メンテナンスを考えると、プレー指向の人はオーバー・
フレット処理が多いように感じる。
雰囲気はネック・フレットハ・゛インディングがやはりいいのだが。
LS-200の鳴りを改善させられるか、ちょっとわからないが、まずは
駒周りのモサッとした感じを何とか解消したい。
鳴りが悪い分チタンのほうが良いかもしれない。ナットも要検討と
言ったところ。
悩みはピックアップ。ディマジオを、後からTOKAIオリジナルPAFに
換装しているようだ。処理は、ハンダてんこ盛りで、全く素人臭い。
バランスの良いグッドなマイクだが、いまいちインパクトに欠ける。
でかい音でならしていないので、わからない部分もあるが、悩むな。
このPAFはワイヤとポット、キャパシター変更で活きてくるか。
ワイヤは豊潤なHi-Fiさとビンテージライクな音狙いで、HUMANGEAR
NEクライオワイヤ。手持ちは、ギター一台分には足りないので、購入
しないといけん。
ポットは、HUMANGEARのクライオ処理のSTVとDOTがある。
キャパシターは、BLACKBEAUTYとHUMANGEARのクライオ処理の
特注スプラグオレンジドロッップがあるので、いずれか。
これだけやって活きないと、ピックアップ交換となる。
SeymourDuncanのPGかSH-55あたりかな候補は。