改造したLS-100Dのサーキット
写真では、sw.からの配線が
NeckとBridge側で間違ってる。
またしても深夜までの突貫作業でLS100Dのサーキットを換装した。
ワイヤはウエスタンエレクトリック社の20AWGのヴィンテージワイヤ。
作業してみて、このワイヤは<銅線→錫メッキ→エナメルコーティング
→シルク→蠟塗りクロス>の仕様であることが分かった。
所謂ブラックエナメルなのである。
ポットはやっと出番となったHUMANGEAR社のクライオポット。
・SMT VOL.(キャパシター<スムーズ・テーパー・フィルター>をつけてヴォリュームを
下げたときの音痩せを補う)
・DOT(ダイレクトトーンポット。フルテン時にトーンがダイレクトに出力され
るようにされている)
・キャパシター:DOTに標準添付のHUMANGEAR特注SPRAGUE社製418Pオレンジ
ドロップ 0.02μf。クライオ処理済み。このキャパシター
は単独では販売されていないので、結構レアなのである。
・他SW.、ジャックともにクライオ処理のパーツ
作業はアッセンブリー換装なので楽なはずなのだが、またミスってしまった。
夜中だからなのか、もともとそうなのか、頭がバカになってあほみたいなミス
を犯している。
組み上げてまず、ノイズが出て、音が出ない。SWを手でつかんでいるとノイズが
消えて音が出る。どうやらアースが旨く取れていない様だ。接点もきちんとして
いるようだし訳が分からない。
何回かトライしても分からないので、寝ようと思って片づける。
で、もう一度見直してみる。
なんと、ジャックのコールドとSWのアースをつなぐワイヤがダイレクトにつなが
っているではないか。道理でアースが取れないわけだ。早速ワイヤを切って、
sw.側、ジャック側ともに、ブリッジのトーンポットにハンダ付けする。
まあ、バカなのでしょうがないが、いつも寝ようと思っていったん作業を止め、
また見直すと原因が分かることが多い。よかった、よかった。
で、夜中なのにアンプにつないで音を出す。
ギョッッ!。ネックとブリッジの切り替えが逆ではないか。で、サーキットを見
てみる。sw.からのワイアが逆のポットに配線されていた。
いやはや。
もう1時半をまわっている。起きていられない。原因は分かったので、風呂に入
って寝ることにする。
翌朝、朝っぱらからアンプをつないで音を出す。9時半を過ぎているからいい
だろう。
音いいね。エクセレント!!
大人の音、コクと太さ、輪郭の明瞭さ、きれいさ、バランスの良さ、ニュアンス
などプロの音に近い。
Tokaiの標準のサーキットは、ボディ&ネックの良さの割に、アマチュア向きの
わかりやすいチューニングにしてある。CDから聞こえるロックの音そのもの
なのである。程度の差はあれ、似ているけどチープで汚く、薄っぺらで遠鳴り
している感じなのである。
それに較べて、良いパーツは良い。
また、同じクライオパーツでも、やはり、製造者によって差があることが分かった。
このHUMANGERのポットは素晴らしい。
僕の作業は、プロと比較しようがない位お粗末だが、それでも、きちんとした
パーツでMODされたギターは、確実に良い方向に変わる。基本的には、使える
音楽の範囲が広がる。国産のLSでもJAZZにも、ポップスにも使えるようになる。
ゲインは二目盛り下げて使えるので、表現力が上がる。本来レスポールは、
ソリッドのJAZZ用ギターとして開発された物だから、JAZZやポップスに使える
懐の深さが表現できるようになると及第点に近づく。
また、SMTのキャパシターは良く効いていて、ヴォリュームを絞っていくだけで、
リフのバックやストロークのバック、アルペジオやはじいて音を出すなど、色々に
使える。
アンプのハイ、ロー切り換えやペダルに頼っていた作業が、かなりギター側で
出来るようになる。表現力の多彩さではストラトに勝てないLSだけど、こいつは
かなりストラトに迫れる。いいな。後は高性能のトレモロが着いてれば文句なし
だが、また別の問題である。
SMTとDOTをストラトに付けたらすごく良くなりそうだ。
また、クライオ処理パーツと、ヴィンテージワイヤの相性は非常によい。
質の良いクライオパーツはキンキンしすぎることはないが、それでも、ヴィンテージ
ワイヤのスモーキーさアーシーさが、抜けの良さにマッチしている。
こんなに良いのなら、もっと早く換装していれば良かった。
(以上の感想はすべて個人的な感覚に基づいてかかれたものです。
改造の利点やパーツの性能を一切保証する物ではありません)
写真では、sw.からの配線が
NeckとBridge側で間違ってる。
またしても深夜までの突貫作業でLS100Dのサーキットを換装した。
ワイヤはウエスタンエレクトリック社の20AWGのヴィンテージワイヤ。
作業してみて、このワイヤは<銅線→錫メッキ→エナメルコーティング
→シルク→蠟塗りクロス>の仕様であることが分かった。
所謂ブラックエナメルなのである。
ポットはやっと出番となったHUMANGEAR社のクライオポット。
・SMT VOL.(キャパシター<スムーズ・テーパー・フィルター>をつけてヴォリュームを
下げたときの音痩せを補う)
・DOT(ダイレクトトーンポット。フルテン時にトーンがダイレクトに出力され
るようにされている)
・キャパシター:DOTに標準添付のHUMANGEAR特注SPRAGUE社製418Pオレンジ
ドロップ 0.02μf。クライオ処理済み。このキャパシター
は単独では販売されていないので、結構レアなのである。
・他SW.、ジャックともにクライオ処理のパーツ
作業はアッセンブリー換装なので楽なはずなのだが、またミスってしまった。
夜中だからなのか、もともとそうなのか、頭がバカになってあほみたいなミス
を犯している。
組み上げてまず、ノイズが出て、音が出ない。SWを手でつかんでいるとノイズが
消えて音が出る。どうやらアースが旨く取れていない様だ。接点もきちんとして
いるようだし訳が分からない。
何回かトライしても分からないので、寝ようと思って片づける。
で、もう一度見直してみる。
なんと、ジャックのコールドとSWのアースをつなぐワイヤがダイレクトにつなが
っているではないか。道理でアースが取れないわけだ。早速ワイヤを切って、
sw.側、ジャック側ともに、ブリッジのトーンポットにハンダ付けする。
まあ、バカなのでしょうがないが、いつも寝ようと思っていったん作業を止め、
また見直すと原因が分かることが多い。よかった、よかった。
で、夜中なのにアンプにつないで音を出す。
ギョッッ!。ネックとブリッジの切り替えが逆ではないか。で、サーキットを見
てみる。sw.からのワイアが逆のポットに配線されていた。
いやはや。
もう1時半をまわっている。起きていられない。原因は分かったので、風呂に入
って寝ることにする。
翌朝、朝っぱらからアンプをつないで音を出す。9時半を過ぎているからいい
だろう。
音いいね。エクセレント!!
大人の音、コクと太さ、輪郭の明瞭さ、きれいさ、バランスの良さ、ニュアンス
などプロの音に近い。
Tokaiの標準のサーキットは、ボディ&ネックの良さの割に、アマチュア向きの
わかりやすいチューニングにしてある。CDから聞こえるロックの音そのもの
なのである。程度の差はあれ、似ているけどチープで汚く、薄っぺらで遠鳴り
している感じなのである。
それに較べて、良いパーツは良い。
また、同じクライオパーツでも、やはり、製造者によって差があることが分かった。
このHUMANGERのポットは素晴らしい。
僕の作業は、プロと比較しようがない位お粗末だが、それでも、きちんとした
パーツでMODされたギターは、確実に良い方向に変わる。基本的には、使える
音楽の範囲が広がる。国産のLSでもJAZZにも、ポップスにも使えるようになる。
ゲインは二目盛り下げて使えるので、表現力が上がる。本来レスポールは、
ソリッドのJAZZ用ギターとして開発された物だから、JAZZやポップスに使える
懐の深さが表現できるようになると及第点に近づく。
また、SMTのキャパシターは良く効いていて、ヴォリュームを絞っていくだけで、
リフのバックやストロークのバック、アルペジオやはじいて音を出すなど、色々に
使える。
アンプのハイ、ロー切り換えやペダルに頼っていた作業が、かなりギター側で
出来るようになる。表現力の多彩さではストラトに勝てないLSだけど、こいつは
かなりストラトに迫れる。いいな。後は高性能のトレモロが着いてれば文句なし
だが、また別の問題である。
SMTとDOTをストラトに付けたらすごく良くなりそうだ。
また、クライオ処理パーツと、ヴィンテージワイヤの相性は非常によい。
質の良いクライオパーツはキンキンしすぎることはないが、それでも、ヴィンテージ
ワイヤのスモーキーさアーシーさが、抜けの良さにマッチしている。
こんなに良いのなら、もっと早く換装していれば良かった。
(以上の感想はすべて個人的な感覚に基づいてかかれたものです。
改造の利点やパーツの性能を一切保証する物ではありません)