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八幡町自主防災会西支部のタオル掛け訓練

2021-07-29 14:39:03 | 八幡町自主防災会

震災時のタオル掛け                                                        八幡町自主防災会西支部長

 八幡町自主防災会西支部では、震災時、緊急に情報を集めるために、大きな地震が起きた時は、全世帯が、自宅は人的被害がありませんよ!という表示として、玄関先にタオルを掛けてもらい、防災組長は、タオルのある家庭をスルーし、タオルのない家庭の安否を確認し、なるベル早く一時ひなん地リーダーに報告することとなっており、毎年、防災訓練を行っています。

 防災訓練参加者(過去の経過)

年度

全世帯数

タオル掛け世帯数

左の比率

全防災組長数

参加防災組長数

左の比率

2015

 600

  403

 67%

 80

   70

  88%

2016

 640

  425

 66%

  82

   80

  98%

2017

 684

  487

 71%

  82

   82

 100%

2018

 690

  545

 79%

  82

   79

  96%

2019

 705

  548

 78%

  79

   79

 100%

2020

   中止

   中止

 

 事務局も驚くことに、近年では、8割近くの家庭が協力してくれています。

 しかし、豊川市が想定した八南小学校区内の被害は、震度6弱が想定されており、被害状況は、建物全壊49棟(1.2%)、半壊290棟(7.0%)、死者2名(0.02%)、重傷者5名(0.05%)、軽症者53名(0.53%)となっています。

 西支部では、人命救出を最大の目的として、迅速な情報を市役所に届けるべく、タオル掛け訓練を行っているのに、八南校区で死傷者7名。しかも西支部地域は、昭和57年の耐震基準見直し以降に建築された住宅がほとんどです。それ以前の住宅は、主に敷地が広く、延焼などの心配も少なく、被害も少ないものと思われます。

 このような状況のもとに、全世帯を巻き込んだ大掛かりな「タオル掛け訓練」なるものが必要かどうか疑問がわいてきました。

 実際、大きな地震が起こった時に、果たしてこの8割もの家庭が行動を起こしてくれるか? 何年先かわからない地震にいつまでもつきあってくれるか?

 2021年度の防災訓練を企画するに当たって、自問自答しているところです。


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