厳島神社・市立祭と舞楽奉奏 130712
7月12日、厳島神社・市立祭祭事後に奉奏される、舞楽の鑑賞に出掛けました。波静かな海上に浮かぶ、厳島神社の高舞台での優雅な舞楽を見ますと、心安らかな世界へと誘われます。
奉奏舞楽の曲目
振鉾(えんぶ):舞楽の最初に舞われる儀式的な舞曲で、天地の神と祖先の霊に祈りを捧げ、舞台を清める宗教的な意味をもっている。
萬歳楽(まんざいらく):唐の聖王の時代、鳳凰(ほうおう)が飛来して君萬歳(ばんざい)を唱えたので、その声を楽に写し、その姿を舞いに振り付けたといわれる。
延喜楽(えんぎらく):醍醐天皇の908年に藤原忠房が曲を作り、式部卿敦実親王(しきぶきょうあつざねしんのう)が舞いを作って、年号の延喜を曲名としたと伝えられる。
陵王(りょうおう):約千四百年前、中国の北斉の国王蘭陵王長恭(ちょうきょう)は、周の大軍と金城下で戦い、大勝をして勇名を天下に轟かせました。その武勲を称え作られたと伝えられている。
納曽利(なそり):蘭陵王の答舞で、雌雄の龍が昇天する姿を模しているといわれ、一名双龍舞という。
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