総合診療医からの健康アドバイス

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減塩・野菜・果物を中心とした長寿食

2024-08-14 10:50:42 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日も沖縄は夏空。しかし、ここ南城市上空はゲリラ豪雨のように大雨が降っています。これで少しは涼しくなるでしょうか。予想最高気温は33度です。本土の方では、お盆ですが、沖縄も今週の金曜日から旧盆が始まります。金曜日からうんけー、なかぬ日、うーくいとなります。ひと昔前は、家に入りきれないほど人が集まっていましたが、今ではまばらになりました。これも少子高齢化の影響ですかね。では、本題へ。

 

 沖縄の長寿集団では、食事を「医」とみなして「医食同源」と呼び、健康的な食事に対して高い意識をもっていた。

 

 多くの栄養学者が提唱する優良食事の条件のほとんどを満たしていた。

 

 長寿集団は多種多様な野菜を摂取し、大豆食品をよく食べ、魚介類をよく摂取していた。

 

 典型的な日本食と比較してみると、野菜中心である(チャンプルーなど)、食塩摂取が少ない、タンパク質が多い、などの点が特徴としてあげられた。

 

 みそ汁は具が多く、塩分も少なくなっていた。

 

 漬物は少量のみ添えていた。

 

 結果として、塩分摂取が低く抑えられていた。

 

 このような低塩分食が、高血圧、脳出血、胃がんなどが少ない理由といわれていた。

 

 年中温暖な沖縄では1年を通して温かくなっていました。

 

 そのため集団はよく汗をかいていた。

 

 汗から塩分を排泄するため、体内に塩分が蓄積しにくくなり血圧は下がっていた。

 

 気候が温暖な沖縄では、一年中新鮮な野菜や果物が採れ、長寿食は、野菜と果物が中心であった。

 

 緑黄色野菜や果物にはフラボノイドが豊富に含まれていた。

 

 フラボノイドには抗酸化作用があり、動脈硬化が起きにくくなった。

 

 血管年齢の若さを保つにはもっとも重要な食材といっていい。

 

 野菜や果物にはカリウムが多く含まれており、カリウムの豊富な摂取で血圧は下がった。

 

 カリウムは慢性腎不全や透析患者さんでは制限が必要だが、血圧コントロールにはよい電解質なのであった。

 

 

 

 沖縄本島南部、与那原町の風景です。

 

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