自動車雑誌の常識の低さ。

　先日読んだ「ザッカー」という雑誌。創刊当時から読んでいる。スポーツカーに関する記事が多く、好きな雑誌だ。しかし、先日発売されたこの雑誌で「首都高速クラッシュ生体験！」という記事があり、この記事を書いた編集者の交通安全に対する意識の低さ、そしてこの記事を載せることを許可した編集長の常識の無さに呆れてしまった。
　一番腹が立ったのは自分にはまったく非が無いと思っていることである。三角停止板を設置しない、車を左側に避けない、警察に連絡しない。こんなことの出来ない者が自分には非が無いと言えるのが不思議でしょうがない。
　三角停止板が見つからないので発煙筒を焚いたのでそれでＯＫとこの編集者は言っているが、高速道路で三角停止板を携帯しないのは違反であり、持っていたとしても見つけることが出来ず、設置することが出来なければ意味が無い。発煙筒は道路上に置いた場合車間が狭いときなどは見えない。発煙筒の単独での使用はあまり意味が無いのである。。
　電気系統のトラブルで車が動かないから左に避けることが出来ないと言っているが、ギアをニュートラルにして車を押せば左に寄せることは出来る。
　すぐにＪＡＦに連絡したと言っているがまず警察だろう。高速道路上での故障などのトラブルで停車した場合、それによって起こされる事故の可能性が高いので、警察に連絡して車線規制などをしてもらうのがベストである。
　他にも多々気になることがあるがこれだけでも充分彼には非がある。彼は読者には賛同が得られると思いこの記事を書いたであろうがおそらくは自分のおろかさを知らしめただけだろう。
　このような輩が自動車雑誌の編集に携わっているから、「今度の車はサーキットであの車より２秒速い！」などとやるのだろう。誰もサーキットで走らないのに。