Ｉ（アイ）メッセージの選挙カー

鹿児島は、市議会議員選挙の真最中。先日、同時に２人の候補者から手を振られ、目のやり場に困ってしまいました。
選挙カーからの訴えは、どの候補者も似ています。その中に、Ｉ（アイ）メッセージで訴えている候補者がいました。結構、新鮮でしたよ。
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◆議員数

今回の鹿児島市議選は、定数５０、立候補５８の”少数激戦”と報じられていました。
『定数５０』にピクッと反応してしまいました。

＜結構、多いんだ～＞

地方自治法によれば、国勢調査で判明した人口を元に、次のように定数を定めているのだそうです。
・人口５万～１０万人　　　３０人
・人口３０～５０万人　　　４６人
・人口５０～９０万人　　　５６人

あれっ？　鹿児島市は５０～９０万人の都市ですが、定数は５０。微妙に違いますね・・・。


◆おーっ、Ｉ（アイ）メッセージ

選挙カーから聞こえてくる候補者の訴えは似ていますね。

『○○です。よろしくお願いいたします！　よろしくお願いいたします』
『地元の○○です。あっ、ご声援ありがとうございます』
『３期１２年の実績に、引き続きご声援をお願いいたします』
全て、お願いメッセージ。

先日、”日本の良さを再発見　－ニッポン社会入門－”で英国人特派員の著した”ニッポン社会入門”を紹介しました。
この本の中で、”日本のおかしな点”の一つに、名前連呼の選挙戦のことが触れられていました。支持者に政策を伝えることを主とする欧米の選挙との比較でした。
確かに日本の選挙は、お願い調の名前の連呼型ですね。


名前連呼の候補者の中に、ふと私ＹＨが振り返ってしまった訴えがありました。

『私○○は、鹿児島を愛しています。鹿児島をお年寄りがイキイキと暮らせる街にするために立候補しました』。

何気ない言葉ですが、これってＩ（アイ）メッセージです。
主語を自分にして、述語がしっかり入った訴えです。
コーチングやマネジメントの世界では”Ｉメッセージ”と”Ｙｏｕクエスチョン”は普通に使われていると思いますが、選挙の世界では意外と新鮮。


にぎやかな選挙カーを横に、そんなことを考えたＹＨでした。




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