昨年末で終了した「プロジェクトX」。数々のリーダーが登場し、見る者の心を熱くしました。そして1月10日からスタートした「プロフェッショナル-仕事の流儀-」。昨晩、録画で見ましたが、いいですね! 今度は、現代の「プロ」をメインにした番組です。第1回目主役は、軽井沢・星野リゾート代表の星野佳路さん。この方が、「らしくなく」て魅力的な方でした。
http://www.nhk.or.jp/professional/
■らしくない再建屋
軽井沢では有名な星野リゾート。http://www.hoshinoresort.com/
YHも2度、訪れたことがあります。
森と伝統と爽やかな雰囲気を感じるホテルです。
このホテルの代表が、星野佳路さん。
この方のもう一つの顔は、倒産したホテルの再建屋。
番組では、伊豆・伊東のホテルでの復活への奮闘振りを静かに記録していました。
「奮闘振り」と書きましたが、馬力があって、大声で、金を持っていそうで、といった「再建屋」のイメージとは、大きくかけ離れた印象でした。
どちらかといえばもの静かで、暑がりなので薄着で、声の大きさは普通で、おごった雰囲気はなく、一見「うだつの上がらない中年」。(ごめんなさい)
彼のマネジメントで、特筆がいくつかありました。
1.社長席がない
席を空けることが多いので、社長席は無駄。休みの社員の席に、ノートPCを持ち込んで仕事
2.主人公は従業員
顧客と接する従業員が「主人公」。
一人ひとりにヒアリングします。
「お客様の中で、一番喜ばれたのはどんな方? どんな時?」
「仕事で、困ったことは?」
3.コンセプトが大事
今までどんなお客様が喜んだか、どんな年齢だったか、性別は、一番怒ったお客様はどんな方?
徹底してマーケティング・リサーチします。
また、従業員に徹底的にヒアリングし、ホテルの強み・弱みを洗い出します。(SWOT分析のような感じでした)
結局このホテルのコンセプトは、「熟年女性が喜ぶホテル」旨に決まりました。熟年女性をとことん満足させれば、夫婦で・女性同士で・3世代家族で来ていただける。
4.意思決定は従業員
戦術に関わる決定でも、従業員に決めてもらいます。
決定までのプロセスが正しいと思えば、星野さんは承認します。
ちなみに番組では、「宿泊料の値上げ」の議論シーンがありました。
星野さん「で、どうしますか?」の繰り返し。
5.ビジョンを伝える
コンセプトが決まったら、全従業員にプレゼン。
従業員に「どうしてこのコンセプトにするのか」を理解してもらうために、クイズ方式でプレゼンを進めます。(このシーンも新鮮です)
従業員は「熟年女性の満足度を高めよう!」と、納得します。
大事なのは「共感」。
6.任せる
星野さんのマネジメントは、「任せれば、人は楽しみ、動き出す」。
10人規模のユニット(グループ)を作り、リーダーは立候補・投票で決めます。後はそのリーダーに任せる。
星野さんの「ホテル経営のノウハウ」は、あまり出てきませんでした。
でも、この方の戦略決定のプロセス・従業員への落とし込み・日々のマネジメントは、とても参考になりました。
肩肘張らず、親しみある人間性も魅力ですね。
新しいスタイルのリーダー、経営者を見ました。
very good!
■うだつ
「うだつがあがる」「うだつがあがらない」の「うだつ」の意味をご存知ですか?
YHは、5年前、徳島・脇町を訪れた時、実物を前にその意味を知りました。
http://www.nhk.or.jp/professional/
■らしくない再建屋
軽井沢では有名な星野リゾート。http://www.hoshinoresort.com/
YHも2度、訪れたことがあります。
森と伝統と爽やかな雰囲気を感じるホテルです。
このホテルの代表が、星野佳路さん。
この方のもう一つの顔は、倒産したホテルの再建屋。
番組では、伊豆・伊東のホテルでの復活への奮闘振りを静かに記録していました。
「奮闘振り」と書きましたが、馬力があって、大声で、金を持っていそうで、といった「再建屋」のイメージとは、大きくかけ離れた印象でした。
どちらかといえばもの静かで、暑がりなので薄着で、声の大きさは普通で、おごった雰囲気はなく、一見「うだつの上がらない中年」。(ごめんなさい)
彼のマネジメントで、特筆がいくつかありました。
1.社長席がない
席を空けることが多いので、社長席は無駄。休みの社員の席に、ノートPCを持ち込んで仕事
2.主人公は従業員
顧客と接する従業員が「主人公」。
一人ひとりにヒアリングします。
「お客様の中で、一番喜ばれたのはどんな方? どんな時?」
「仕事で、困ったことは?」
3.コンセプトが大事
今までどんなお客様が喜んだか、どんな年齢だったか、性別は、一番怒ったお客様はどんな方?
徹底してマーケティング・リサーチします。
また、従業員に徹底的にヒアリングし、ホテルの強み・弱みを洗い出します。(SWOT分析のような感じでした)
結局このホテルのコンセプトは、「熟年女性が喜ぶホテル」旨に決まりました。熟年女性をとことん満足させれば、夫婦で・女性同士で・3世代家族で来ていただける。
4.意思決定は従業員
戦術に関わる決定でも、従業員に決めてもらいます。
決定までのプロセスが正しいと思えば、星野さんは承認します。
ちなみに番組では、「宿泊料の値上げ」の議論シーンがありました。
星野さん「で、どうしますか?」の繰り返し。
5.ビジョンを伝える
コンセプトが決まったら、全従業員にプレゼン。
従業員に「どうしてこのコンセプトにするのか」を理解してもらうために、クイズ方式でプレゼンを進めます。(このシーンも新鮮です)
従業員は「熟年女性の満足度を高めよう!」と、納得します。
大事なのは「共感」。
6.任せる
星野さんのマネジメントは、「任せれば、人は楽しみ、動き出す」。
10人規模のユニット(グループ)を作り、リーダーは立候補・投票で決めます。後はそのリーダーに任せる。
星野さんの「ホテル経営のノウハウ」は、あまり出てきませんでした。
でも、この方の戦略決定のプロセス・従業員への落とし込み・日々のマネジメントは、とても参考になりました。
肩肘張らず、親しみある人間性も魅力ですね。
新しいスタイルのリーダー、経営者を見ました。
very good!
■うだつ
「うだつがあがる」「うだつがあがらない」の「うだつ」の意味をご存知ですか?
YHは、5年前、徳島・脇町を訪れた時、実物を前にその意味を知りました。
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