人生を語れるかな・・・？

静岡県にある「つま恋」が今月、42年間の歴史に幕を閉じるということで、マスコミでも紹介されました。人生を語れるでしょうか・・・？

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■電車の中で

36〜38年前の話です。

日曜夜遅い山手線の車内は、閑散としていました。
8割ほどの座席が空いているのに、つり革につかまって所在なげに外の景色を眺めている女性がいました。
長い黒髪に、吸い込まれそうに潤んだ瞳。
静かなたたずまいなのに、圧倒的な美しさを放っていました。
思わず見とれるYH。

森下愛子さんでした。
現在の、吉田拓郎さんの奥様です。


■人生を・・・

静岡県のつま恋が閉鎖されるということがあったのでしょうか、先日NHKの「SONGS」という音楽番組に吉田拓郎さんが出演していました。
1時間のライブとその舞台裏の紹介が、なんとも懐かしく、つい見入ってしまいましたよ。

ラストの曲は、「今はまだ人生を語らず」。
この曲、彼が28歳のころの作品なんですね。
司会の女性が
「私は29歳なんですけど、人生についてそんなに考えたことがありません。
28歳でこの曲を書かれたことのすごさを感じます」
旨の話をしていました。

対して拓郎さん曰く
「あの頃の若者は、いろんなことを考えていましたよ。
議論もしました。若くして老成してたんです。
だから学生運動もあったんです。
30代なんかもう、おじさんでしたからね」

	今はまだ人生を語らず－1
	クリエーター情報なし
	Sony Music Direct(Japan)Inc.

改めてこの曲を聴くと、鳥肌が立ちます。
いろんな可能性があるんだ、殻に閉じこもるな、後ろを振りかえずに前に進め。
そんメッセージが込められている気がします。

「今は、そこそこ人生を語れますよ」
と拓郎さん。


体調管理のために今は、
「日帰りで行けるところしかライブをやらない」
そうですが、改めて彼の歌を聴きたいと思いました。


私のブログのタイトルに「ミドル」があります。
もうミドルを通過してしまったYHですが、人生はまだ語れません・・・。


あなたは今、人生を語れますか？


♪
越えて行け　そこを
越えて行け　それを
今はまだ　人生を　人生を語らず


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