人類が存続しますように

アメリカが日本に原爆を投下したという事実は消えません。日本が真珠湾攻撃をした事実も消えません。人類が今まで、また、今だに戦争をし続けているということも事実です。私が小学生の頃、社会科で日本の平和憲法、特に第九条を先生から教えてもらった時に、何かホッとした気持ちを持った覚えがあります。そうです。日本は戦争しないんだ、という法律だからです。終戦時、日本の多くの大人も、この憲法を耳にして、日本は手足をもぎ取られた、という感じでとらえた人もあったでしょうが、もう、戦争はこりごりだ、戦争はいやだ、と、捉えた方が多くあったと思います。南風 椎さんが口語訳した日本国憲法前文には、政府によって起こされる戦争の恐怖を、もう二度と私たちのところにやって来させないことを、決意しました。とあります。政府によって起こされる、と言うと、何か政府が国民一人ひとりとかけ離れたもので有るかのような印象を持ちますが、同じ前文の始めに、私達日本人は、正しく選ばれた国会の代表者たちを通して行動します、とあります。正しく選ぶ、つまり、投票によって選ばれた人達による政府なのです。だからどれだけ国民一人ひとりの考えが大切かが分かると思います。広島、長崎は、人類に人類の手による滅亡があり得ることを証言しました。逆に核を封じることがこの世界に未来をもたらすものであることも見せたのです。この歴史が人類を正しく導くことを願います。
写真は、Rock Posterからお借りしました。