八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長
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2・26ストライキ ひとつの団結で実力阻止貫く!

2009-03-25 16:29:09 | Weblog
3・20イラク反戦6周年 全世界一斉行動でまいた労組ビラを掲載します。

2・26ストライキ ひとつの団結で実力阻止貫く!

住宅・店舗を奪う強制執行に立ち向かった
 「我々は勝利したぞ!」
 2月26日住宅追い出し強制執行のその日に、八尾北労組は「強制執行絶対反対・八尾北医療センターの民営化絶対反対」のストライキに決起した。森本さん・全国連西郡支部とともに身体をはって闘いぬいた。
 労働者は虫けらじゃない!6000万労働者の怒りと誇りをかけ、その先頭で闘いぬいた。私たちのストライキは闘う者の力を解き放った。道州制を許さない、民営化絶対反対の闘いが、労組と支部の団結破壊を実力でうち破り、公務員・民間も、正規・非正規もない、労働者のただひとつの団結を生み出したのだ。
「家を奪いとられて悔しいが、これで勝てると確信した」(森本さん)。私たちはもののみごとに勝利した。

応能応益家賃制度は住宅民営化、追い出しだ
 神戸市は震災復興住宅にも4月から応能応益家賃を導入する。すでにこの5年間で、市営住宅から家賃滞納を理由に明け渡し命令で530世帯が追い出されている。4月からは1万3450世帯の減免がなくなる。家賃が払えないから追い出すというのは逆さまだ。こういう世帯こそ住む家が必要じゃないか!
 他方で派遣労働者の大量首切りで何万・何十万人の労働者が路頭に放り出されている。ラディア(旧グッドウィル)とプレミア(旧技能育成)は甘い汁を吸うだけ吸って、派遣事業を投げ捨て、突然のクビと退寮通告だ。3・19関西合同労組技能分会とともに解雇撤回上京闘争を闘いぬいた。
 失業と住宅は一体だ。人の生き死にに直結する。2・26闘争は、住宅闘争を6000万労働者の闘いに押し上げた。

道州制は絶対反対の団結で打ち破れる
 資本主義はもう終わりだ。労働者へのより一層の収奪と団結破壊で生き延びようとする資本家たちの最後のあがきが道州制だ。森本さんへの強制執行は道州制への怒りで弾圧を団結の拡大に転化した。

差別による労働者の分断を実力でぶち破り、ひとつの労働者階級として闘い勝利した!

 2・26闘争は、地区協(解放同盟本部派)=体制内派の役割を、誰の目にも分かるようにした。
「面倒をみてやるといった格好をしながら自分らの金もうけのことばかり、住管と一緒に供託を降ろさせたのも地区協。こいつらのためにムラはだめになった。家賃11万円になっているのに絶対に闘わない。これは自分だけの問題ではないとたちあがった」(森本政二さん)
 3月5日の八尾市議会本会議で、本部派・吉村議員は私たちに「団地に住んでないもんが文句を言うな」と悲鳴を上げた。この「思想」でこれまでずっとムラを押さえ込んできたんだ。
 差別を民と「一般民」の間の問題にして、「差別」を行政からモノを取る手段にした。
 だがいまや資本主義の危機の時代だ。「モノを取る」ことはますます細り、ほんの一部の幹部や業者の生き残りのために、闘いにたちあがるの労働者を資本(行政)と一体となって弾圧・抑圧する存在が地区協だ。資本や国は、労働者が団結したら革命につながる恐怖から、労働者の中に差別を持ち込んで分断支配しようとする。地区協の役割は、労働者への不信をあおり、解放運動を階級闘争全体から切断して革命から遠ざけることだ。
 森本さんと全国連西郡支部の決起がこれを打ち破った。八尾北労組はストライキをうちぬき、ついにひとつの労働者階級として決起したのだ。

八尾北労組大会で民営化絶対反対を決議
 昨年9月8日の労組大会は八尾北の民営化絶対反対を決議した。資本と労働者は非和解であること、医者も看護師も賃金奴隷であり、労働組合に結集して闘うとはっきりさせた。
 この翌日、労働者の中に対立と分断を持ちこもうと河内合同労組が破壊活動を始めた。これを粉砕した団結が2・26ストライキを準備したのだ。
 森本さんの住管への怒り・地区協への怒りは根底的な人間の血叫びであり、団結を求める労働者の根源的な叫びだ。八尾北労組は「森本さんの手を絶対離さない」と決起し、自らを解き放った。賃金制度を廃止し、奪いとられてきた全てを労働者の手に奪い返す時、あらゆる隷属からの人間の解放がかちとられるのだ。

3・6道州制反対=橋下打倒から3・20へ
 私たちは止まることなく闘いを進めている。
 本部執行部と激突して道州制粉砕の旗を自治体労働運動に打ちたてた豊中市職女性部と共に3・6を闘いぬいた。
 八尾市3月議会では末光議員が、2・26決戦を逮捕を辞さず闘いぬいた一労働者として行政と議会を徹底的に弾劾した。
 追いつめられた吉村議員は、応能応益賛成の見返りを要求し、住民追い出しの手先としてあぶり出された。
 田中市長は「警察を呼ぶぞ」と道州制推進をむきだしにしてきた。
 3・13住宅明け渡し裁判では、強制執行を徹底弾劾する実力決起をたたきつけた。
 「中立」「公平」を装う裁判所や議会が、資本主義の危機(道州制)と私たちの闘いの中で、資本家の支配のひとつの装置であることが暴かれた。「民主主義」とか「法律を守れ」は労働者を押さえつける資本家と体制内の言葉だ。ものごとを決するのは、団結した労働者の闘いだ。
 労働者が生産を止めれば戦争もとめられる。動労千葉のストライキ、第二次国鉄決戦を柱に、3・20から4・25尼崎、「生きさせろ!」ゼネストへ!労働運動の力で資本主義をブッ倒そう。