半分少女マンガ

川崎桜のぼやき日記

斉藤憐さん

2008-07-30 20:48:59 | Weblog
の授業を受ける。
なんだかもう全てのモチベーションが下がる。
あれだけの重鎮だし、昭和の演劇界の黄金期をトップで走った世代なんだろうし、同期の人達も皆凄い人ばかりっす。
そんな重鎮に、68才のじじぃのパワーに、軽く吹き飛ばされてしまうオレなのだ。
涙、涙。
授業と説教が入り混じり、なんとも緊張感があったっす。
高校のスパルタ英語教師 倉田先生を思い出すのであった。
前持って渡されていた憐さんの戯曲の一場について生徒順番に質問される。
主に役の出ハケについて。
この登場人物は何故ここで台所へ行ったのか…とか。
作家とは都合良く話を進める為に上手に嘘をつかなきゃいけないと。
その嘘の構造を見抜けなければ、自分で戯曲を書くことは出来ない…そんなかんじのことです。
嘘だけじゃなく、ここでこの役が登場したのは何故かとかね。
この人物が登場することでどれだけの効果があり、客の心理に作用するかとかね。
ただ漫然と面白かった~なんて読んでるようじゃダメな訳です。
これはなかなかどうして結構難しい質問ですよ。
みんなもうヘロヘロです。
結構まともな読みをした生徒には「70%は合ってるな。でも他にもあるぞ。」なんて答えが帰って来ますが、トンチンカンなこと言っちゃった生徒には「君、それじゃ戯曲は書けないぞ!」ってバッサリ。
以下も「バツ!はい次!」とか、分からなくて考え込んじゃって答えに戸惑っていると、「時間が勿体無いから、パスならパスしろ!」
てなかんじでじじぃ様はテンションめちゃ高かったっす。
自分が答える番の時にはペンを持つ手が震えたっす。武者震いっす(?)
そりゃあもう「喝!!」ってかんじで気持ちの良い授業でありんす。
ところが今の小劇場の話になり、形勢が一層不利に。
「今の人達は安易に演劇をやりすぎている…」てなところから始まり、「小さな劇団がゴロゴロあって、どこも大した客も入らず収入を得ることも出来ない…若い内はそれでも良いかも知れないが、大人になったらネット難民だ!」
あ痛痛痛ー。
「君達は教養が無さ過ぎる」確かに。
「本を読まなすぎる」確かに。憐さんは年間300冊とか…1日1冊か…。
つまり、安易に皆やっているが、クオリティが低い!意気込みが足りない!ってなかんじですよね…痛痛痛。
反骨精神はオレにはないのか…ひたすらごもっともでぃとモチベーションが下がるのであった。
しかし、若者に迎合しない姿がステキであるし、やはり全く叶わないパワーに漲る姿にきっと若い時から変わらない反骨精神を感じるのであった。

夏バテ対策

2008-07-20 01:56:17 | Weblog
暑いっすね~
相変わらずTVが映らない我が家で暮らすあたいは、モナちゃんの不倫騒動も野茂の引退も友人から聞くのであった。
エコな我が老松荘は今年もエアコンが壊れている状態である。
もともと、居住者以外の宿泊は禁止、男子禁制と少女マンガに出てきそうな女子寮みたいなアパートに、今年四十路を迎えるオレが住んでることがギャグみたいだが、この暑さだと定員1名は死守しないと夜は眠れないであろう…。
それも含めていろいろと不便なので、来年の更新前には借金しても引っ越そうと心に決めるのであった。
が、しかし、アパートの住人女子ばかし私含めて5人だが、最近親しくなりつつあり、来週にはとうとうパーティーを開く運びとなる。
今時なかなかない展開なのでちょっと楽しい。
が、しかし暑いものは暑いっす。
冷凍庫が南極状態で昨年とてもお世話になった、アイスノンが霜に埋もれて取れない。
仕方ないので今日の休日に電源を切って霜と格闘しました。
いや~ごそっと塊で取れて本当に気持ち良いのであった。
鼻パックで毛穴の汚れが芯みたくなって取れた時の気持ちよさに似ている。
アイスノンも無事救出。
調子付いて、西友にてジェルシーツを購入してしまう。
バイト先のおっさんに今話題になってるから試してみればと勧められたのです。
なんのこっちゃない、シーツは普通でそのシーツにポケットがついててそこに、A4サイズより一回りくらい大きいジェルのシートが2枚付いてるという。
9970円。微妙だ…つーか、高い。
シーツいらねーじゃん。ジェルだけあれば。ジェルを冷蔵庫で冷やすとなお良いらしい。なるほど。
高ーなー、微妙だな~と物とにらめっこしてると店員のおっさんが来て、「お姉さん焦らない方が良いよう、半額になるから」って言うからさ。
「いつ?」って聞いたら「今よ~」って半額のバーコード張り替え始めて、「ちょっと待っててね~お姉さん日頃の行い良いね~」とか言われて…
買ってしまう。ジェルシーツ。5000円。
それでも高いって。
しかし、冷蔵庫で冷やしてから今横になってみたら…
結構行けるかも!?

暑さ対策グッズを買い集めているうちにクーラーを買える金額に達しそうで怖い…しかし、半ば意地でもある。
闘いである。

長谷基弘さん

2008-07-11 23:04:52 | Weblog
の講義を受ける。
この方も多分私と同世代。
パソコンとプロジェクターを上手に使い、教えることにも慣れた様子で面白可笑しく講義をし生徒達のハートを掴んでいらっしゃいましたん。
後半は実践で、連想ゲーム的にお題を出してセリフを20個書かせ、その中から一番ぴんと来たセリフからスタートとして、3分くらいで全く頭を使わず2人の会話のやりとりを書く。
というのをやりました。
それを後で4、5人のグループで自分で配役して読んで貰い、みんなで感じたこと(批評や感想ではなく具体的なテーマで)を話す。と。
私達は4人のグループでしたが、4者4様の会話が書かれていて本当に面白かったです。
頭を使わず書くというのが、潜在意識みたいなものがより強く出るのでしょうか?
しかし、私が書いた会話、約2ページでしたが、全く中身がない会話で読んで貰って一人大爆笑してしまいました。
自分で書いたものを初めて人様に読んで頂いた瞬間でした。
恒例のセミナー後の飲み会で、そのことを話していたら、そんなに面白いなら読ませてと始まり、そういう意味ではなかったんだが、またグループワークの続きが始まって、居酒屋でみんなが書いたセリフを読み合わせしました。
本当にみんなそれぞれでした。
傾向として抽象的な詩的なセリフのやりとりになるタイプと、具体的な親戚の会話みたいになるタイプに分かれていました。
私はどちらでもない中身のないループしたようなやりとりでした……。
?。
長谷さんはアメリカに留学して演劇の勉強をして来たそうで、今回のエクササイズを含め、戯曲の構成についても分かりやすく面白く説明して下さいました。
実はお恥ずかしながら、私この方を初めて知ったのですが、まだ知り合ってない面白い方がたくさんいるんだなぁと思いました。
奥が深いなぁと。
演劇って本当に面白いなぁと。
私はまだまだ浅いなぁと。
いや~。

七夕2

2008-07-08 00:49:08 | Weblog
今年も我がバイト先のホテルのロビーには笹の葉に短冊がたくさん飾られてました。
クロークの位置から遠目にぼんやり眺めていると、ライトアップされてなんだか柳の木みたいで、後ろが障子だし(うちのホテルは和風なんです)なんか怖いなぁと思いながら見ていました。
すると別の部所のおっちゃんが「あれは欲の塊だぞ、こえーなー…」と。
なるほど、なんかおっかないと思ったのもあながち間違いではなかったなと。
後でどんな願い事が書かれているか見に行ってみる。
「家族が健康に幸せに暮らせますように」「いい人に出会えますように」「元気な赤ちゃんが産まれますように」「スポーツ選手になれますように」などなど、結構ふつーです。
「一生幸せに暮らせますように」
ちょっと強欲な感じを受ける。
そんな中、子供の字で
「きんぎょがしあわせにくらせますように」
とあり、心を打たれる。みんな自分のことばかり書いている中、金魚の幸せを願うとは子供はなんてピュアなんだと。それに比べて大人の汚いこと。
こんなのもある。子供の字で、
「けんこうにこころやさしいひとになれますように」
相当字が汚いのだが、内容が子供らしくない。親の躾が気になる。
こんな平仮名もろくすっぽ書けない子供が心優しい人になりたいなどと思っているとは、日頃親が相当プレッシャーを掛けているのではないかと勝手に想像を膨らます。
そんな中、またも子供の字で、
「あんな、まほうつかいになりたい」
と。
どんな?どこで会った?と突っ込みたくなるが、まぁアニメかなんかのキャラクターかなんかの物語に出て来たんだろうとは思いますが、素晴らしい、「あんな、」の威力に驚くと共に子供は素晴らしいと思うのであった。

七夕ですね

2008-07-07 14:02:58 | Weblog
朝ラジオを聞いていたら、短冊に書くお願いごととして、子供が
「ヘリコプターになりたい」
と書いていたそうです。
乗り物になりたい子供が結構多いらしく、バカだなぁと思いつつ、面白いなぁと感心するのであった。
去年バイト先のおばちゃんは、ホテル内に季節の風物詩兼イベントとして飾られていた短冊に
「世界征服」
と書いていて、おばちゃんやるなぁと、これまた感心するのであった。
短冊は決してネタ見せの場じゃありませんよ。

告知!

2008-07-07 13:53:23 | Weblog
7月4日だかに(告知のくせに曖昧でごめんあそばせ)私が出演した
「ほんとうにあった怖い話 第十一夜 闇サイト」山田雅史監督
のDVDが発売されたそうな。
私が虫のような動き(見た人が言ってた、演出では爬虫類のようにと言われた)をした幽霊を熱演!?しています。
多分かなり怖くてそして笑えるであろう作品になっているのでは?!と思われます。
ごめんなさい、私まだ観てません。
金銭的余裕がある方は是非購入してみてくだせぇ。

もう一つ。
私が出演した映画
『さよなら、ジョージ・アダムスキー』児玉和土監督
がぴあフィルムフェスティバル(PFF)での招待上映となります。

場所:渋谷東急
日時:7月24日18時から
タテナイケンタ『直下型の女』との併映となります。
詳細は以下のPFFのページでご覧下さい(PCサイトです)。
http://www.pia.co.jp/pff/festival/30th/index.html
こちらはサクッと死んじゃうお母さんの役です。
正直ちょっとしか出ていませんが、お時間ありましたらどうぞよろしくお願いいたします。

故林広志さん

2008-07-07 00:33:41 | Weblog
のコントの講義を受けました。
さすが、若い!私の一つか二つ上なだけなんで、分かりやすく、入りやすい具体的な内容で、若い子達のハートを掴んでいました。
しかし、戯曲セミナーに来たはずが、比較的コントや笑いの講義が多く、必ずと言っていいほど毎回、モンティ・パイソンとカフカの名前が出て来る気がする。
そしてまたみんなで不条理について頭を抱えるのである。
しかし、極端なことを言えば笑いは全て不条理なのだと思った。
そんな中、故林さんは「やっぱり猫が好き」などを例にあげ、女性が得意とする笑いについてお話されました。
日常の些細なことを取り上げて展開して行き、消極的なハッピーエンドで終わると。
消極的なハッピーエンド…まぁ、それも悪くないか…みたいな感じですかね。見方を変えて納得。みたいな。物事の本質は何も解決してないが、主人公がちょっと成長?!
いや、そこまでは言ってなかったな。
で、最近はみんながブログをやっていて、そのブログの中に結構題材があると。
で、故林さん達は架空OLのブログを何人かでフィクションで書いているらしい。
面白いですね。
ブログもね、他人が読んでるんだから面白ければフィクションでもね、いいんですよね………

中島らも

2008-07-01 01:03:53 | Weblog
の奥さん美代子さんのエッセイを読む。
とにかく大変な人を旦那にしちゃったもんだ。
つか美代子さんもなかなか変わってる気もする。
驚いたのは、中島らもが会社を辞めて酒と薬に溺れてラリっていた時期に、スワッピングをさせられたとか、リリパット・アーミーを始めてから十何年は殆ど家に帰って来ないでわかぎゑふと一緒にいたとか、躁鬱病とアルコール依存症で何度も入院したとか、大麻で逮捕されたとか、もうなんだか大変なんだけど、離婚をしなかったし、別れ話もしたことがなく、ただ見守っていたというか傍観していたというか…
エッセイにしちゃえば、サクッと読めちゃう長さだけど、19才で知り合ってから、階段から落ちて死ぬまで35年間ですよ。
内ラブラブなのは最初の結婚するまでの4年間と劇団辞めて家に戻って来て死ぬまでの約3年間。
トータル7年か…あとの28年は…。
いや~凄い。脱帽です。
今みんなすぐ別れちゃうじゃん嫌なことあるとさ。
私も結婚はしたことないけど、今までいろんな人と付き合って、振られたこともあるけど、しんどくなって逃げるように別れちゃったこともあるし…。

あと、芝居やってた時がらもは一番荒れてたらしく、美代子さんのことを怒鳴りつけたりしていて、怖くて萎縮してしまったらしい。
芝居を辞めたら優しさが戻って来てホッとしたと。
………。
芝居って何なんだろう…恐ろしい…。

とにかく、人との結びつきや縁というものは大切にしたいし、また人付き合いというのは全て途中であり、長い目で見ないと分からない、着いたり離れたりするものなんだと改めて思うのであった。
いや~しかし美代子さんには脱帽です。