自然のメモ

畔は大事2・田んぼや水路の石垣(石積み)の修復は簡単です

石垣、石積み、というのは簡単に治せるようです

 

石積みの種類というのは、身近なものは

・田んぼの畔

・棚田

・用水路

などのところでしょうか。

 

私の近辺の田んぼには、畔や水路には石積みがまだ残っている箇所があります。

 

 

そこでは、アカテガニがちょこちょこと出たり入ったり、可愛らしい姿を見せています。
最近ではアカテガニも、絶滅危惧種。

もう何十年も経って、石もぼろっと崩れている箇所もあります。

直すのは、難しいのかなと思ったら、仕組みは簡単でした。小石と石があったら、はめ込むだけ。
ようは単純なのです。


NPO法人
恵那市坂折棚田保存会のHPで、石積みの説明が載っています。

 

 


土の斜面を前にしたら、大小の石を土にはめ込む。

それはうまくはめたりするには訓練が必要でしょうが、仕組みは単純なので、あとは技の習得でしょうか。


日本の石垣や石積みは、基本的に同じような構造で出来ているようです。

 


石の畔や、水路の石積みでは、もう数十年経つでしょうが、綺麗に並んで、がっちり収まっているものもありますね。

それは本当にどうやってやったのでしょうね。うまいことやってますね。
それはその土地の先祖様が、良い仕事を残してくれたのでしょう。


石さえはめ込んだらいいので、業者に頼んでやるより、自分で修復するほうがコスト的にも良い。


この石の水路のおかげで、生息している生き物たちもいます。

水路では、アカテガニもそうです。


そこは、生物多様性の通り道でもありますし、動物や昆虫の生息地や巣穴にもなっています。

田んぼの畔でも、こういうところならではの植物が生え、クモなどの昆虫が住む、生物多様性豊かな部分にもなるそうです。

 

石積みの傾斜というのも、石のぼこぼこさと凹凸が合わさり、吸盤のないカエルでも登れそうに思います。

 

田んぼの石積み畔、私が描いた参考図

昔の祖先らが作ったものは、もっと上手にはめ込まれていますね。

 

こうした場も、セメントで固めてしまえば、もう植生も生物の生息数も0、=無の世界になってしまいます。

 

私なら、生物多様性の機能低下したセメントより、何やらちょこまかする石壁、四季折々の花が咲く畔、昆虫が飛来するところのほうがそばにあって欲しいですね。

 

ドイツでは、こういう石積みを、石垣といって、これも動植物のハビタット(生息地)として保存することを推奨しています。

西欧なんか、石積みないと思っていたら、あちらにもこちらと似たような田んぼに石積み(石垣)があって驚きました。

 

ですので、石積みが壊れていたら、石を戻したり、修復も試みてみてはどうでしょうかという提案です。
意外と簡単に治せるかもしれません。
自分でやると、コストは0です。(ですが、石は重いので、ケガに気をつけてくださいね)

 

 

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