初めて参加して思った事。
人間、向き不向きがあります(笑)
沖縄出発前、雨。
折角、暖かい所に行くのに、こりゃないわーと思ってたけど、意外にも沖縄は晴れ。
半そででも暑い。こりゃ最高の気候ですわ。沖縄、あなどれん。
みんなと空港で合流し、うっとおしい位(笑)のテンションを維持しつつ、レース会場へ受付に。
受付も無事済まし、晩御飯はつっつんが持参した本に載ってた場所へ。
しこたま飲んで食べて、一人1000円ちょっとでした。沖縄、すげぇです。
買い出しも済ませ、帰宅。
まったりしてると、南国らしく「どさー」っと雨が降ってきました。
翌朝も大雨。
「しんしん」じゃなく、「どさー」って感じです。
肩を負傷しているhide6さんはDNS。
正直、自分も怪我をしてまで走りたいとは思わなかった。
「レースを走る」よりも「無事に帰ってくる」
これが目標になった時点で、それはレースでは無くなる。
もちろん、シクロクロスは自分だけ。
これが精神的に響いた。そこに居る事に違和感を感じた。
スタートの位置も、自ら後ろへ。
ロードに混じってシクロの自分が前に居るのは何だか悪いと感じて・・・
スタート後、寒さか恐怖か、震えが止まらなかった。
気がつけば、後ろから10名程の所。
ブレーキは全く利かない。
とにかく集団で居るのが怖い。
一回目の山岳賞が掛かった登りまで、こんな感じで常に後方で進む。
登り。周りのスピードが落ちる。
今からどこまで行けるかわからないけど、できるだけペースを上げ、前を一人ひとり抜いていく。
と、程なくして集団の先頭へ。
自然と先頭に立つ。
試しにペースを上げてみるが、簡単に後ろが離れていく。
「こりゃ、一回目の山岳賞はもらえるかも」
「シクロだけど、登れる」って所を見せたかったのもあって、後ろを見ずにそのまま進んだ。
そのまま、山岳賞のポイントを通過。
「やった・・・」
と思ったが、どうやら、スタート直後に逃げてた選手が居たらしい・・・
集団の先頭は取ったけど、結局、山岳賞も取れずに下りへ。
ここで自分のレースは終わった。
何より下りが怖い。
ブレーキが利かないバイクが怖い。
滑る路面が怖い。
誰かの後ろに居るのが怖い。
落車が怖い。
怪我が怖い。
全日本やJシリーズ等、本気で勝ちたいレースだったら、「怖い」なんて感情は一切出ない。
極端な話、「骨の一本くらい折れてもいい」って気持ちで走ってる。だから、ある程度の結果は出る。
何より、このレースでは、気持ちが弱かった。
スキルやバイクとか言ってるよりも、その気持ちが足らなかった。
登りで大勢抜くも、下りでそれ以上に抜かれる。
常に単独行。集団で走るのは本当に怖いから。
シクロバイクで行けると思ったけど、1時間後、激しい腰痛が襲ってきた。
全然、振動を吸収しない。腰に脚にモロに来る感じ。
2時間30分の時点で見事に脚が止まった。終わった。
このレースに本気で立ち向かうなら、一切の妥協は許されない事が判った。
それは機材であり、トレーニング方法であり、トレーニング時間であり、心構えであり・・・
今は、他に目標がある。
だから、悔しさは正直感じなかったし、「来年こそは」という気持ちも、正直、無い。
けど、いつかは、きっと、もう一度、挑戦したい。
って、そう感じたレースでした。