タロウ助教授GTの研究室

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Cecil Taylorって、誰???

2011-04-04 22:20:13 | 音楽のあれこれ

Cecil Percival Taylor (born March 25, 1929 in New York City) is an American pianist and poet. Classically trained, Taylor is generally acknowledged as one of the pioneers of free jazz. His music is characterized by an extremely energetic, physical approach, producing complex improvised sounds, frequently involving tone clusters and intricate polyrhythms. His piano technique has been likened to percussion, for example described as "eighty-eight tuned drums" (referring to the number of keys on a standard piano), and also to Art Tatum's.



Cecil Taylor - piano improvisation and poetry reading





『最近のタロウ助教授の御尊顔は、セシル・テイラーさんにそっくりですね・・・』と
ご指摘がありました(失笑)




【5/23追記】
こちらの記事はアクセス数が多いようでありますので、追記など。

セシル・テイラーさんは、ジャズ愛好家ならおそらく誰でも知っている
大物ジャズピアニストであり、数少ない生けるジャズ・ジャイアントと
言っても過言では無い人物だと思います。

但し、ジャンルとしてはフリージャズに分類されるため、
音は苦手だ、あるいは名前は知ってるが、あまり聴いたことがないという
方もまた多いのかも知れません。

元スイングジャーナル誌の編集長で、ジャズ評論家の中山康樹さんは
自著の中で『偽物が多いフリージャズ界において、数少ないホンモノ』と
紹介されております。

タロウ助教授、セシル・テイラーさんを初めて知ったのは、
かのフランク・ザッパ大先生のお言葉からなのでした。
曰く、『ジャズを聴きたかったら、セシル・テイラーを聴け』と。

ここは、ザッパの言葉を額面通りに受け止めると、
前述の中山康樹さんと同様な解釈で
『やっぱりセシル・テイラーはスゴい人!!』と言う事になるのでありますが、
皮肉屋のザッパ先生の事なので、もしかしたらウラが有るのかも知れません(失笑)。

もしかしたら、音楽のナンたるかなどちーとも理解していないエセ音楽通に対する
ザッパ先生なりの厳しい皮肉なのかも???と思ってもみたり。
(セイル・テイラー=フリージャズ=単なる滅茶苦茶、という一般の認識への反発ですな)

実際、セイル・テイラーさんの音楽やフリージャズそのもの、そして
フランク・ザッパ大先生の音楽は、高度であるが故に聴き手も選ぶ訳なので・・・。

じゃあ、そんなにエラそーな事を言ってるフランク・ザッパさんの音楽の
レベルって、どうなのさ???と、疑問に思う人もいらっしゃるでしょう。

ザッパ先生は、ロック・ミュージシャンでありながら、
かのバークリー音楽大学で作曲法の講義を受け持ったり、
現代音楽の巨匠であるピエール・ブーレーズから
コンサート用の曲の提供を依頼されちゃう程の御仁であります。


そう、充分にエラそーな事を言えるんですよ。


ま、ともかく、セシル・テイラーはスゴい人のようでありますよ。
・・・助教授はあまり理解しきれてませんけど(失笑)。

でも、上の映像を観てお分かりの様に、テクニック一辺倒で押し通してない、
つまりあくまでも即興的なメロディーを重視するスタイルであるといえます。
ここのところは、ギターソロにおいて、常にメロディーを意識したアドリブを
重要視したフランク・ザッパと共通する部分が有ります。

やはりザッパ先生、素直にセシル・テイラーを評価していたのでしょうね。

それにしてもセシル・テイラーさん、ピアノのみならず詩を読み上げたり、
アヤシい踊りを踊ってみたり(←ジャズファンにはスゴく有名)、実のところ、
音楽家としてでは無く、何でも良いから自分を表現してみたいという欲望が
とても強い人なのではないか???と思わずにはおれません。

何だか、岡本太郎さんと同じような感性を強く感じます。

やはり、数少ない天才アーティストと言えるのではないのでしょうか。


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