goo blog サービス終了のお知らせ 

四季の庭 四季の空

小さな庭の・・・

情熱大陸 林真理子さん

2013-08-05 19:20:28 | ドキュメンタリー
楽しみにしていたドキュメンタリー番組があった。

『情熱大陸 林真理子』

先週金曜日発売の『週刊文春』。(情熱大陸本編でもエッセイの内容を紹介していた)
いつも読んでいる林真理子連載『夜ふけのなわとび』の最後に
「ともあれ八月四日放映だ」とある。そうなんだ!大急ぎで録画予約♪

このエッセイには、テレビの情熱と題して、
取材局が多忙な林さんに3か月の過激な取材を行ったことが切々と描かれている(笑)。
裏方を先に知ったので、余計に放送が楽しみであった。


今、ベストセラーになってる。私も売り出されてすぐに買って読んだ。
結婚して家族を持ち、そのうえ直木賞作家として多忙な毎日を送る。
そんな妻となり母となった林さんが、また新たな視点で綴る。



ちょっと画面切らしちゃいましたが、すごいのは『野心のすすめ』週刊ベストセラー1位。
なんと3位は村上春樹氏の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
下の段にちらっと見えてるモーリス・ルイスの装画。

村上さんの第1版は4月15日、林さんの第1版は4月20日なんです。わーお。



オープニング、素敵ですね。綺麗。

「私を篠山さんのような気分にさせてくれなければ嫌ですからねッ。」とエッセイは結ばれている。

あのテーマソングにのって上品でかっこいい。





若いころのぎらぎらした林さんはどこかへ行っちゃったけれど、
念願を成就しつつ新たな年の重ね方で変化したっていう証拠かもしれませんね。



「オープンカレッジin甲府」ポスター撮影 。これ現在の林さん。やっぱまだまだぎらぎらしてますね。かわいいぎらぎら。



作家の仕事場。エッセイの中には、他の人の『情熱大陸』を見て
「昨日○○さんの見てたら、家はNG.仕事場もいっさい出しません。・・・あれでいいなら、もういいんじゃありませんかっ」と抗議したらしい。でも最終的にはOKを出してる。そう林さんはいい人なのだ。



そこで驚くべき才能を目にする。文章の流れはもう頭の中で出来上がってる。
なので400字詰原稿用紙を4分34秒で書き上げる。
『夜ふけのなわとび』もいつも字の方から目に飛び込んでくる。
友人Hさんに聞いたことがあった。「読むスピードは、作家が書いたスピード」
なるほど。



97歳になるお母さんのお見舞いで山梨まで。お母さんはかなり容体が悪い。
それでも取材班がついてきたことをエッセイで読んでいた。
どんな質問にも丁寧に答える林さん。取材班のお弁当まで買ってきた。
なのに、ついに列車の中で無防備に眠り込んでしまった林さんの姿を流してしまった。

TVの情熱というより執念みたいな・・・。林さん、お疲れ様です。



この部分は、外せないでしょう。船旅で知り合ったTさんと友人を交えて食事会。



趣味のオペラ。チャレンジャー林真理子さんの晴れ姿ですね。



講演会も・・・会場が笑に包まれてました。そうか・・・海老蔵さんなんだ。



10月出版予定の本の時代考証。大学の先生と一緒に。間違いを素直に認める作家さんは少ないと教授。
林さんの気さくで、飾らない人柄が全面に出ていた。
ずいぶん誤解してる人も多いのだろうなあ。
こんなに取材協力しながら、副題に『意外とイイひと?・・・』なんて書かれて、
本当にお疲れ様です。



う~~ん、30分は短い。NHKスペシャル1時間枠くらいで、もっと深いドキュメントがみたかったなあ。
なんか、走る走るで。ご本人も走ってらしたけれど、作品の紹介・考察とかも少ないし、
近頃の若い人に対する考え方がどのようにして本にまで至ったのかとか・・・・・
NHKのインタビュー番組で見たけど、もっと違う切り口も見たかった・・・

ここまで取材したのなら、せめて1時間枠にしてください!!

あ、この放送に対する感想が『夜ふけのなわとび』に書かれるのだとしたら

それはとっても楽しみなのだ!!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿