ロードマンと機能美（後編）

スイマセン・・・　　　” 後編 ” を書くのが遅くなりまして・・・　　　
わざと ” 引っぱった ” 訳ではありませんので・・・　　スイマセン。　　
恐縮ですが本題へ・・・


これはリフレクター（反射板）です。　　　（見りゃわかる
キャットアイというメーカーの商品です。　　　（ヘェー





通常自転車に取り付けられているリフレクターは、前または後ろ、あるいは側面のいずれか一方を照らすものではあるが、コヤツはごらんのとおり、後ろ+側面を照らすというスペシャルなものです。

夜間での ” 自転車 ” をより安全にという作り手の配慮、気遣い、そして思いやりが十二分に感じられ、それでいて美しい。製作者様には参りましたなのである。

30年以上も前に作られたモノではあるが、今でも十分に通用するのである。　　　だが今現在は製造されていない・・・　　　（ナンデ？

道具のひとつとしてのリフレクター。
この頃のモノは、ありがた味や感謝できるものが多く、本当の意味での ” 豊かさ ” があった様に思える・・・。
モノの機能に潔さがあった。
だから、こーして生き残っている。


けど、
機能だけではダメだと思う。
美しいだけでもダメと思う。

機能美を定義付けするには、まだまだ僕には修行不足だが、” 使いつづけられるモノを作るコト ”　は、ハズセナイ条件のひとつだと思うのだが・・・。


”時代の流れ、あるいは、ハヤリ ” というものは相当手強い。逆らうつもりは毛頭ないが、長い目でみた場合、今のそこには、 ” ありがた味 ”　を感じないものがたいへん多（おお）ございます・・・。　　　
”そこ ” に乗っかっちゃって満足できるのはほんの一時（いっとき）のことでございますのよ。　　オホホホホー。　　



ＰＳ．住宅の建替え平均年数は、２５、６年だそうである。　　　（ありゃ、まー
　　　　
　　　学生の頃、先生に言われた一言が今でも心に残っている。
　　　「人やモノをよくみなさい」
　　　なんでもない言葉ではあるが、今でも心に残っている。
　　　だが、残念ながらほかの事はぜ～ぶ、覚えてない。　　　（ありゃ、まー


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　設計者 / さかい