現代の日本人にもっとも必要なのは、誰もが人間通になるための自己訓練である。国内的にも国際的にも(後略)『人間通でなければ生きられない』谷沢永一著より
サマセットモームの短編「この世の果て」(増野正衛訳)の末尾において、ジョージムーンは微笑しながら次のように述懐する?。「真実と顔つき合わせて考え、それがたとえ不快であっても腹を立てず、人間性というものをあるがままに受け取り(続く)
それが馬鹿らしい時には笑い、悲しいときには誇張なしに悲しむことが皮肉屋まというのなら、多分私は皮肉屋でしょう。大抵人間性といいものは馬鹿げていて、悲しいものですよ。しかし(続く)
もし人生が君に寛大ということを教えたならば、人生には泣くことよりむしろ笑うことの方が多いのがわかるだろうと思いますよ」『人間通でなければ生きられない』永沢永一著より
現代の人間通とは、これまでの単なる苦労人ではない(略)自分も相手も私利私欲の塊であると、他人の私欲を最大限に認めることのできる余裕派のこと『人間通でなければ生きられない』谷沢永一まえがき(昭和56年10月)より
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