新撰組のシステムでは、統率者が局長の近藤勇であることは明快です。だが指揮者は副長の土方歳三なんです。局長を神聖視して上に置いて、現実に手を汚す指揮は局長が行う(略)軍隊の制度そのままなので、オランダかフランスかの中隊制度から学んでいると言うのが分かります『手探り日本史』司馬遼太郎
土方の新撰組における思考法は、敵を倒すことよりも、味方の機能を精妙に、尖鋭なもの集中していく。これは同時代、あるいはそれ以前の人々が考えたことのない、おそるべき組織感覚です。個人のにおいのつよすぎるさむらいの中からは、これは出てこない『手堀り日本史』司馬遼太郎著より
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