山帽子のとまりき2

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ホソバナコバイモ&トサコバイモ

2020-03-04 09:39:55 | その他の山
2020:3:2

<ホソバナコバイモ>細花小貝母 
九州ではそれほど珍しい花でもありません。結構各地の山系でも数多く見られるようですが時期限定なのでやはり春先になれば毎年気になる花の一つです

















この花は 葯の部分が白系であることが比較的判別しやすい。

一方 こちらは
<トサコバイモ>・土佐小貝母。、先はやや開き、基部には比較的はっきりした暗紫色のすじが入る





















こちらは お分かりのように 葯の部分が濃い紫か黒に近い色合いが特徴で、私見的見解では幾分 葉も花も小さい感じに受け取れましたが
あくまで個人的感想です。今年も間に合って良かったです。

トサコバイモ(土佐小貝母) / ユリ科 バイモ属 多年草 / 3~4月 / 四、九(中部)
山地の疎林や二次林、林縁など、高さ10~20cm。茎の上部に、狭披針形の葉を2枚は対生につけ、その先にやや小さな線状の3枚の葉を輪生状につける。茎の先に普通1個の花を下向きにつける。花は筒状鐘形、花弁は白色で6枚あり、先はやや開き、基部には暗紫色のすじが入る。葯は紫色。土佐(高知県)産のコバイモの意味。ホソバナコバイモに酷似しているが、葯の色が紫色をしていることで区別される。

花の形 葯の色 相違点 分布

ホソバナコバイモ 細い筒状鐘形 白色 本州(中国地方)~九州
トサコバイモ 細い筒状鐘形 紫色 四国、九州中部
トクシマコバイモ 角張った筒状鐘形 紫色 アワコバイモとトサコバイモの交雑種。 四国
カイコバイモ 広鐘形 白色 花糸花柱は平滑、柱頭は3裂する。 本州(山梨・東京・静岡)
イズモコバイモ 鐘形 白色 花柱に突起があり、柱頭は3裂しない。 本州(島根)
アワコバイモ 角張った広鐘形 赤紫色 四国
ミノコバイモ 角張った広鐘形 白色 本州(東海、北陸、中国)
コシノコバイモ 角張った広鐘形 白色 花被片の縁に毛状突起がある。 本州(北陸、静岡、福島)

と日本には8種類ほど確認されているようですが、これはあくまで地域固有の花名である。


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