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カサカサの感想ハダで備忘を保てるか

日々の感想、音楽の話、研究と教育を素材に、
作文の練習を兼ね備えた一皿。
かしこまった文体風のソースを添えて。

美味しゅうございました。

2007-11-10 23:00:35 | Weblog
いつも購入する格安の米が売り切れていた。

そもそも農家の倅(せがれ)が米を買っていること自体、
親にも先祖にも不幸である。学生の頃は実家から米も送られてきたが、
その頃に自炊する頻度が低かったので、いつの間にか打ち切られた。

それより、お目当ての米がなくて、その横に目をやると、
石川産コシヒカリが特価で売られていた。
しかも、いつも買う米より100円高いだけだ。
それでコシヒカリなら買うに決まっている。

まだ実家にいた頃、ためしにコシヒカリを作ったことがあって
新米を炊いて食べたときに、これまでにない甘さに驚いたことを
今でも驚いている。

同じ棚に新潟産もあったがそれは500円も高い。
それにしても食糧管理法がなくなって、すっかり魚沼ブランドが定着した。
高くとも人気があるのだから、さぞ美味いのだろう。

これも実家にいた頃、父親に、同じコシヒカリで、
なぜこうも人気や値段が違うのかと聞いたことがある。
土と水が違うんだという答えだった。

農業の経験がなく、高くとも魚沼産にこだわり続ける人は
どれくらい魚沼産の味が利き分けられるのだろうか。
私にはたぶん無理である。
魚沼と他所の利き分けができる人が多ければ、
チェーン店の牛丼ファンはもっと少ないと思うのだが。

さて、今日はそのコシヒカリを開けて炊いた。久しぶりのコシヒカリである。
せっかくだから、おかずにはマグロの中トロも加えた。
しかし、久しぶりだっただけに、米の甘さが余計に引き立って、
刺身も忘れて茶碗半杯ほど、ご飯だけを食べ続けてしまった。
危ない、刺身を殺すところだった。

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