あんた、まるいもの好きだね~♪

「まるいもの」について、適当に書いています。まるいものとは、自転車、モーターサイクル、クルマ、カメラ、CD/LPとか。

■ネームランドを自分で直しました

2012-08-21 12:53:43 | Weblog
 ひょんな事でダンボールの奥から発掘したカシオ・ネームランド。

 製造が古いせいか、せっかく探しだしたのにうんともすんとも言いません。
 長い間放置してあったので内蔵電池切れだろう、と付属のACアダプターを挿します。ところが通電しても動きません。
 それで、こいつにはバックアップ用のボタン電池が内蔵されていて、年一で交換してください、と説明書にあったのでこれを疑いました。
 これを交換。しかし、相変わらず動きません。
 ACアダプターで通電していて、バックアップ用ボタン電池も交換した。でも動かない。

 という事で次は内蔵電池を疑いました。
 この電池の交換はオフィシャルにはセルフが認められてはいなく、修理対応なのですが、残念ながらぼくのモデルは、もう時間切れ。
 製品の裏をみると、どうもそれらしい部分があるので、ネジを外して開けてみました。


 するとどうでしょう。青サビが発生したり、なんか粉も吹き出していて、完全に内蔵電池がイッています。すんごくベタベタもします。

 この電池、どうも寿命以外に定期的に充電してあげないと駄目になってしまうようなのです。それで対策はないか、と説明書の数値を見たり、ACアダプターの数値を見たり、電池にわずかに書かれている文字を見て、大まかな電圧や容量を想像します。
 電池一本一本の実寸も見ながら、まあなんとか代わりになりそうな新品電池を見つけられたので、それを購入してきました。


 フルで6本必要なので4本セットでちょっと安いのと、1本バラを2つ入手して、数、数値はなんとか合わせられそうです。

 さて、ここでひとつ問題が。製品版の電池はこのバラの電池を熱収縮チューブでひとまとめにしていましたが、個人でこのサイズとこんなちょぴっとの量はなかなか入手が難しいので、まとめがやりにくいです。
 本体側の電池受け部がちょっと余りがあるのも問題なのですが、そーっと扱う、という事で今回は逃げる事にしました。どうにも具合悪ければ、スポンジでも詰めればいいや、と。

 と言う事で、ショートに気をつけながら1本1本の電池をハンダ付けして端子をつなげていきます。幸い、ハンダでくっつきました。
 で、標準ではバッテリーと本体は接続端子で分離できるようになっていたので、この端子とケーブルを古い電池から流用。バラんバラんの電池の塊をそーっと持ち上げて、本体と繋いでみます。
 しかし、動かない。電池の中身が空っぽなのかもしれないので、しばらく充電しても症状は一緒。

 さあ、困りました。これだと、本体そのものがおかしくなったのかもしれません。
 この状態でしばらく放置しましたが、3日目にフッと「電池があんなガビガビになっていたんだから接続端子も、ケーブルも、ヘタすれば基板もダメになってるんじゃない?」、という恐ろしい発想になりました。
 ところが、これが結果的には的中。ケーブルはギリギリ生きているのかもしれませんが、端子は青サビワッサワッサ。本体をバラしてみたら、その先の基板との接点もダメになっていました。


 しかたがないので、大工事。古いケーブルはもう完全に取っ払い、接続端子も省略し、新品のケーブルで基板と電池を直結。基板側の腐食は、まだ銅パターンが生きている箇所の被覆をそうっと剥き、そこにケーブルをハンダ付け。
 ここまでやって、ようやく動き出しました。

 ヤッター!!

 その後、新しい電池をしっかり充電してやり、毎日元気に動いてくれています。

 ところで、何用でネームランドを引っ張りだしてきたのか? それは、また後日。あるカメラマンのアイディアが起因である、という事だけリークしておきます。
 何でもそうですが、壊れて修理受付けていないからって買い替えは惜しい! 今回のように勘所さえあれば復活する事もあります。
 本当はこのノリで、カメラのレンズも清掃とか出来るといいんですけどね。あっちはかなり経験が必要になりまして……。

やかん

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