「無縁・公界・楽」by網野善彦 2010年11月01日 09時56分59秒 | 本 同じ作者の本を以前も読んだことがあります。「百姓」というのは農民のことではなく、広く海の民や、農業が主でない 仕事の人も含む言葉だ、と知り、新しいなあ、と感じたことを覚えています。 この本でも、「自由と平和」は全くの外来ではなく、日本に似たような概念が昔からあった、それが無縁・公界・楽であり、 世界中に昔から人間の本能としてそれを求める気持ちはあるのだ、と書いてあって、何かすがすがしい読後感でした。