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前を向いて歩こう

 何歳になっても、前を向いて歩いていきたいものだと思います。
 

大人の生活完全ガイド―アスペルガー症候群

2013年09月18日 08時48分17秒 | 

 10年前くらいから徐々に目に触れることも多くなってきた、アスペルガーや自閉症スペクトラ

ムという言葉。

 社会で生き辛さを抱え自分がそうではないか、と調べ始めた人に書かれた本であろうか。

 

 ・春ウコンが有効な人がいる。統合失調症はインドで少ないことから、サフランを多く取ると

いいらしい。

 

 ・グレーゾーンの人はけっこういるらしい。

 

 ・多くの因子によって、発症(というか)する。例えば、高血圧の病気を

発症するのは、いろんな環境が作用して、、、。というのと同じ。遺伝病ではない。

必ず遺伝するというものではない。

 

・生活の仕方としては、

①出来ることを認めていくという作業をしましょう、書き出しましょう、

②地域の福祉を利用しましょう、年を取れば誰でも福祉のお世話になるのだから、 ためら

わないで障害者センターなどとつながりをつくっていきましょう。

 障害者福祉法ができて、今は障害のある人をケアすることが、地方公共団体の義務にも

なっているのだから。

 

・言われるままに学校などでは受動型として適応してきた人が、社会に出て自分から積極的

に働きかけなければならないという場面で困難をかかえて、職場から離れてしまう例なども

ある。困難にぶちあたっても、パニックにならず、0か10かでなく、真ん中の5を模索しましょ

う、というようなことが書いてあったように思う。

 

・また、他の本では告知は様子を見てと書いてあるのを読んだことがあるが、この本では

本人へ知らせるのは出来るだけ早いほうがいい、対策をとっていきましょう、ということだっ

た。

 (様子をみてというのは、家族が受け入れられない場合だったかもしれません。) 

 


ギフテッド -天才児の育て方    -

2013年09月09日 13時44分36秒 | 

 「発達障害のいま」や「発達障害のこどもたち」「発達障害の豊かな世界」の精神科医の杉山

登志郎先生のパートと、当事者で建築家の岡南さん、教育学者の小倉正義さんの3パートから

なっている本です。

 

 実際にどんな考え方で、どんな教育方法が考えられるのかに興味があったので、読んでみま

した。発達障害にも、視覚優位や聴覚優位といった特性がありそれに合わせた教育方法の考

え方の表は大変納得できるものでした。

 

 アメリカやヨーロッパでは2E(twice-exceptional)と区分される子どもたちのへの教育法

が実際に行われているということで、こういう進んでいる国があることがうらやましい。

 

 もちろん、日本の教育が全て悪いわけではないが、そういうところに融通のきかないところ

があるのが歯がゆい。

 昔は社会で生きられた人も、生き辛くなってきている昨今、日本の国を挙げての教育とい

うことができないのかという期待がさらに高まる。 

 

 この本を読んだ当事者の親の方のブログで見つけた言葉です。

 

⇒ 読字障害や、一部の学習障害の中には、ちょっとした目のトレーニングや、ブレインジム

なんかで、あっというまに、改善したりする物がある・・・。 

 

  そんな方法もあるのですね。さらに知りたい。


発達障害当事者研究 (シリーズケアをひらく)

2013年09月07日 10時58分14秒 | 

 当事者の綾屋紗月さんとパートナーの熊谷晋一郎さんの本。

最後のお二人の写真を見てほっとする。綾屋さん、色々大変だったと思うが、

パートナーが今いて、よかったね。

 

 最後の熊谷さん解説で、自身の小児まひの障害と、綾屋さんの、アスペルガーを対比させ

て、自分は不自由をわかってもらえるが、綾屋さんの、内部に同じような困難をかかえてい

るにもかかわらず世間へのわかってもらい辛さを言葉で丁寧に、言ってるところが、わかり

やすかったです。

 

 さて、綾屋さんの説明もよくわかった。

なぜメニューを決めるのにも時間がかかるか、⇒体の状態をまとめあげるのに

時間がかかるから。

 体の知覚過敏というか、すべてうけとめてしまうというか、受け止める情報が多いという

か、そういうことがアスペルがーの人には少なくないというが、、、。

  綾屋さん、何をするにも時間がかかることがわかっているので、「なになにしたい」といち

いちその場で判断するのでなく「なになにします」というふうに例えば時刻で決めて、

暮らしているとか、、、。

  外から見てのアスペルガーの人の特異性には、内からみるとこうなっているのかというこ

とが、大変、すごくわかりやすかったです。説明が上手だなあとおもいました。

 

  また、出産の場面では助産院でうまくいった、というお話で、これは今から出産するアス

ペルガーの方々には、大変有益な情報ではないかと思う。

 


障害がある子の母親支援の方法

2013年09月05日 18時51分49秒 | 

 10人の母親の実例がのせられている。

子の運命、もっといえば、子の命は主に母親が握っているといっても言い過ぎではないと思う。

 

 お母さんの負担を減らすこと、アドバイスを与えること、気持ちの寄り添うことが、子の命を

救う。

 

 どの症例も、赤ちゃんかえりをうながす、というか、愛着を形成しなおす、ということだった。

その上で、子の成長を待つ。「甘やかし」ているのではない、「甘えさせる」のだ。十分な甘え

が出来た子が、母から巣立つことができる。

 

  併せて読んでいるアメリカで行われている治療法RDI法(スティーヴン・ガットステイン)に

もつながり、納得できた。

 


発達障害かもしれない大人たち by 林寧哲

2013年09月05日 18時38分25秒 | 

 アスペルガーという診断を自身で自分にされている精神科医の先生の著書。

当事者本を選んでみました。

  

 

 世の中にまぎれて生き辛さを抱えている発達凸凹をもった人たちが、安心安全に

暮らすには向いた仕事が不可欠です。と、この先生も言っておられる。

 

 しかし、既に幸運にも向いた仕事につくことができている人たちは社会への適応障害を示

していないことも多く、問題は顕在化しておらず、したがって、発達凸凹をかかえるひとに向

く仕事の実例は集めるのが難しそう。

 

 既に本を出している人の職業をあげてみると、岡南さん建築家、この先生医者、テンプル・

グランディンさん学者、と専門職の人は生きていけるらしい、が、これは就くのも狭き門であ 

る。

 

 何とか、実例を集めたい。

 

 


当事者の方の書いたものです

2013年09月03日 09時44分47秒 | 

 発達でこぼこがつらい人の大変さが、なんだか身にしみ(実際はわかっていないかもしれませ

んが)、関係の本を読み漁っています。

 

 以前、TVで、ドラマをやっていた、確か主人公はひかる君という名前だったでしょうか、頃より

は社会が進んだとはいえ、まだまだのところが、学校、社会の現状のようです。

 

 そして、日本の当事者の方の書いたものを見つけました。

⇒ペンギン日記

 まだ、全部読むことが、できていませんが、社会が変わること、一人ひとりが知ること

が、第一歩でしょう。

 

 偏見は無知から、、、。

 

 誰の言葉だったでしょう。

 

 住みやすい国にしたい。

 


たった4つの言葉で幸せになれる!心が楽になるホ・オポノポノの教え

2013年09月03日 08時28分27秒 | 

 アマゾン、内容紹介より。

  

  ~~~人生を切り開くための解決法はただ一つ。クリーニングをしてあなた自身の記憶

を消去していくことです。

 

 クリーニングする言葉はいつでも「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛していま

す」の4つ。
  

  クリーニングを続けることで、過去の記憶が消去され、やがてゼロの状態になる感覚を感

じることができるようになるでしょう。

自分をゼロの状態にすることは、生きていく上でとても大切なことです。

あなたもクリーニングを実践し、素晴らしい奇跡を感じてください。 ~~~

 

 いい言葉です、ありがとう、愛してます、ごめんなさい、許してください、こういう気持ちで

人と接すればトラブルはおきません。


発達障害のいまby 杉山登志郎

2013年08月29日 10時18分36秒 | 

  発達凸凹という言葉は、こちらの本が初出だったかもしれません。

前回ブログ掲載の本と平行して読んだので混同してしまったようです。

 

 大変わかりやすくいい言葉、、、。

 

なぜ増えているのかの推測もこちらの本のほうでされていました。

 

 

 

「世界」のほうが、2000年だったので、11年たって、「いま」 です。

 

 視覚優位の子どもたちへの教材例(p73)、未診断の大人の発達凸凹の人には代償行為

で、例えば片付けの苦手だった人がそれを克服しようとして、整理魔になるのみならず

人に強いるようになるといったような、逆の行動がみられることや、フラッシュバックに効く漢

方薬(p248)があることなど、さらに進んだ内容が読めました。


発達障害の豊かな世界by 杉山登志郎

2013年08月26日 16時51分17秒 | 

 主にアメリカ、イギリスにおける発達障害がみつけられてきた歴史や

精神科医の著者の1000を超える症例をもとに、解説される発達障害の世界。

 だんだん増えている、ということから、遺伝病ではなく(そこらへんの解説は、本でしてありま

す)、環境によってスイッチが入り、脳に器質的な変化を起こすのではないか、など、納得でき

る考えが、書かれていました。

 そのほかにも、うなづける点が多数。

① 発達凸凹ととらえ、発達障害ということばは、出来れば使いたくない。

② 2E( twice-exceptional)、二重に例外的な子どもの教育プログラムが、アメリカイギリス

にはある。

③子どもへの虐待を減らす対策が発達障害に対して有効なのに、日本では無策に等しい。

 

  心に残ったエピソードは、 残念な例として、窃盗を繰り返した末、自殺した発達障害の

青年の話です。子どものころから、診ていたのでした。

  当然ですが、青年の精神科医の著者への態度と、両親や学校などの身近な社会への態

度が違うのです。

  著者には普通に接することが出来ていた。死ぬ前に「先生、私はどうすればいいのでしょ

うか。」ときいていたそうです。

  せつなくなる話でした。

 

 


独学という道もある by柳川範之

2013年08月09日 07時27分11秒 | 

 

  帰国子女だった筆者は大検に合格したあと、大学の通信制で、夏休みのスクーリング

で集中的に勉強したりしながら、大学院、アメリカの大学へ留学と進んでいきます。

  そのまま順調に学問の道へと、、、。

 

 大検(今は高校認定試験)を経て、学問の道を極めることは、このようにしてできるという

お話でしたが、個人の資質が大きいのかな、ただ可能性は0ではないのだな、という感想で

す。

 自分のことを見極めるということが、まず大切なようです。