前書いたやつ自分でうけてしまったので、もっ回書く。
書くために、えり抜きの「へん」を求めて本をめくり、「カギムシ」の気持ち悪さにひっくりかえりそうになってしまった。1回読んだのに。
まだ心臓がドキドキ言うてる…。
さて。
今回は、「へんないきもの」自体ではなくて、その合間にちょろりと書かれてる作者の独り言といぅか、ボヤキ…ではないけど、オモしろページをご案内。
ボヤキだけではなくヘンも紹介しちゃうけどネ。
めっさ動悸激しいわ…。
こっからね↓
↓
「名前なんてものはオメ、区別がつきゃいんだ区別がつきゃあよう」といった具合なのか、実にずさんで乱暴な名前をつけられる生物もいる。
「カッパハゲ」どというのはまだいいとしても、
(いいか?←ヤバキモつっこみ)
「クソイカ」「クソガニ」だの「ブタハダカ」だの「ボロカサゴ」「ウンコタレ」などはあまりといえばあまりである。声に出しては読みたくない。
「エッチガニ」「ツンツンイカ」は、そのはさみやら触腕で一体何をするのかと想像すると、前を押さえて逃げたくなるが、エッチガニは甲羅にH模様があるというだけの、単なるカニ鍋の材料であり、ツンツンイカはツンツンと泳ぐだけである。
「チクビクラゲ」というのは傘に小さい突起があるクラゲだが、「ボタンクラゲ」や「イボクラゲ」などと言わず、わざわざ「乳首」を持ってくるあたり、命名者の何らかの意図を感じる。
「トゲアリトゲナシトゲトゲ」は、「トゲトゲ」という名のトゲのある甲虫の一種だ。この「トゲトゲ」の仲間にトゲのないバージョンの「トゲトゲ」がおり、「トゲナシトゲトゲ」と名づけられた。しかしこの「トゲナシトゲトゲ」からさらにトゲのある変種が発見されてしまったので、この名は「トゲアリトゲナシトゲトゲ」となったのである。その分類から発見の経緯までわかる、理路整然とした隙のない名称ではあるが、聞いているうちに妙にトゲトゲしい気分になってくるのはどうしたことか。
「コマカドメクラチビゴミムシ」は「駒門風穴」で採取された「メクラチビゴミムシ」であることが一目瞭然である。「ポンポンメクラチビゴミムシ」は「メクラ」で「チビ」で「ゴミ」と不適切な単語が三連発、その上さらに「ポンポン」と来た日には、再び心がトゲトゲしてくるかもしれないが、「ポンポン山」で採取された「メクラチビゴミムシ」であることがやはり一目瞭然である。その上「ポンポン山」も京都に実在するのだから怒ったりしてはいけない。
(ヤ:まだ続けていいかすぃら←さぐりさぐり)
「オジサン」という名の魚もいる。海面を指差して「あっ、オジサンだ!」などと叫ぶ人がいても、別に溺死体を発見したわけではない。また、一郎も二郎もいないのに何故か「サブロウ」という魚もいる。
何だか知らないが、迫力一点張りで押し切ろうという名前もある。
「ハエジゴクイソギンチャク」は猛毒を吐き、卑劣な手で仮面ライダーを苦しめそうだ。「ジャイアントクラブスパイダー」は家々を潰して歩きそうだし、「キャノンボールクラゲ」に至ってはマッハ3で突っ込んできて大爆発しそうだ。「ロケットイザリウオ」は、普段は海底を泰然と歩いているイザリウオが銀河の果てまでぶっ飛びそうである。「ドウガネブイブイ」というコガネムシの一種には、理由もなく威張られそうだ。また「デカイヘビ」は、牛ぐらい呑みそうな名前だが、とぐろを巻くとハチマキほどの大きさででかくもなんでもない。
そもそも怪獣や異星人の類は海産物や昆虫をモチーフにデザインされていることも多いので、このような名が出てくるのは必然ともいえる。
そのものずばりの「ウルトラマンボヤ」。群体性のホヤの一種である。たしかにウルトラマンの顔が寄り集まって出来たように見え、それぞれが「ヘアッ」とか「アワッ」とか「デュウワッ!!」などと叫んでいるように見える。
(ここに書いてる挿絵が可笑しくて可笑しくて、何回見ても大爆笑。ここだけでもみんなに見せたい…っ………っっ、た……っ! は…っ! ←トムさん並に声出さずに笑うヤバキモ)
あ~~~、可笑しかった。
あ、あとこの作者天才と思ったヤツだけ書かしてっ。
忙しかったら読まんでえぇから。
㈱深海浮遊事業KK(kuda-kurage)
クダクラゲ
地球で一番長大な生物はクジラでもヘビでもない。クラゲである。
クラゲは成長の過程で無性生殖、つまり分裂して増える期間がある。分裂したクラゲの個体は母体とおさらばするのが普通だが、クダクラゲの場合、それぞれの個体は融合してしまう。そして分裂と融合を繰り返し、電車ごっこのように際限なくつながってゆくとついには体長40メートルもの巨大クラゲに成長する。さらにクラゲたちは、遊泳、消化、浮遊調整、生殖など各々が機能別に変身を遂げ、それぞれの器官としての役割を果たす。つまり集団でありながら1匹の生物として振る舞う群体生物と化すのだ。
消化器やら浮き袋として過ごす人生というのも想像つかぬが、機能が部門ごとに分かれ、各々が協力し全体のために働くという構造は、これすなわち会社である。だが、業務命令で不満な部署に配置された各個体はそのうちクダ巻き始めたりしないのだろうか。生殖っていいな。俺っちなんか必死こいて遊泳よ。ほらボクって消化とか苦手な人じゃないですカー。浮き沈みはもう勘弁してよ…。
しかし不平をこぼしつつも居続けてしまうのが会社である。クダクラゲの棲むこの深海の層には、およそ1000万種ともいわれる生物の多様性があるともいわれ、クラゲの動物相だけでも未知のものが多数いるという。競合他社もたくさんある中では衆を頼みにひたすら長くなり、体面積を広げて餌に当たる可能性を高めた方が有利なのである。だが苦労して長くなっても魚などに齧られれば簡単にパラバラになる。クラゲだけに経営の浮き沈みは激しいのだ。
天才。
ついでにもぅ一つ。
↓
↓
遠い海からのお客さん
ラッコ
森進一の歌で有名なえりもみさきに、ある日3頭のかわいいラッコちゃんがやってきてみんな大よろこび。でもとてもこまったことがおきたんだ。ラッコちゃんは、えりもの人たちが海でだいじにそだてていた高級ウニ4トンを、ぜんぶぱくぱくたべちゃったんだ。3頭で4トンもたべるなんて、すごいね。えりものひとたちが損したおかねは4千万円。都内のマンションに愛人がかこえるね。おじさんたちにとっては、かわいいラッコちゃんたちも害獣なんだ。がいじゅう、ていうのはわるさをするくそケダモノっていみだよ。
でも退治はできないんだよ。どうしてかって? ラッコちゃんは国際保護条約で守られているし、それにかわいいラッコちゃんをいじめたりしたら、「ラッコちゃんにひどいことをしないで」って怒ったりないたりする人がたくさい出て大さわぎになってしまうんだ。でも、ほんとうはラッコちゃんを謀反動砲で粉砕してやりたいと思ってるかもしれないね。ふんさいっていうのは爆発してこっぱみじんになっちゃうことだよ。何たって4千万円だものね。
えりもの春は何もない春です、ていう歌詞がシャレにならないね。
書くために、えり抜きの「へん」を求めて本をめくり、「カギムシ」の気持ち悪さにひっくりかえりそうになってしまった。1回読んだのに。
まだ心臓がドキドキ言うてる…。
さて。
今回は、「へんないきもの」自体ではなくて、その合間にちょろりと書かれてる作者の独り言といぅか、ボヤキ…ではないけど、オモしろページをご案内。
ボヤキだけではなくヘンも紹介しちゃうけどネ。
めっさ動悸激しいわ…。
こっからね↓
↓
「名前なんてものはオメ、区別がつきゃいんだ区別がつきゃあよう」といった具合なのか、実にずさんで乱暴な名前をつけられる生物もいる。
「カッパハゲ」どというのはまだいいとしても、
(いいか?←ヤバキモつっこみ)
「クソイカ」「クソガニ」だの「ブタハダカ」だの「ボロカサゴ」「ウンコタレ」などはあまりといえばあまりである。声に出しては読みたくない。
「エッチガニ」「ツンツンイカ」は、そのはさみやら触腕で一体何をするのかと想像すると、前を押さえて逃げたくなるが、エッチガニは甲羅にH模様があるというだけの、単なるカニ鍋の材料であり、ツンツンイカはツンツンと泳ぐだけである。
「チクビクラゲ」というのは傘に小さい突起があるクラゲだが、「ボタンクラゲ」や「イボクラゲ」などと言わず、わざわざ「乳首」を持ってくるあたり、命名者の何らかの意図を感じる。
「トゲアリトゲナシトゲトゲ」は、「トゲトゲ」という名のトゲのある甲虫の一種だ。この「トゲトゲ」の仲間にトゲのないバージョンの「トゲトゲ」がおり、「トゲナシトゲトゲ」と名づけられた。しかしこの「トゲナシトゲトゲ」からさらにトゲのある変種が発見されてしまったので、この名は「トゲアリトゲナシトゲトゲ」となったのである。その分類から発見の経緯までわかる、理路整然とした隙のない名称ではあるが、聞いているうちに妙にトゲトゲしい気分になってくるのはどうしたことか。
「コマカドメクラチビゴミムシ」は「駒門風穴」で採取された「メクラチビゴミムシ」であることが一目瞭然である。「ポンポンメクラチビゴミムシ」は「メクラ」で「チビ」で「ゴミ」と不適切な単語が三連発、その上さらに「ポンポン」と来た日には、再び心がトゲトゲしてくるかもしれないが、「ポンポン山」で採取された「メクラチビゴミムシ」であることがやはり一目瞭然である。その上「ポンポン山」も京都に実在するのだから怒ったりしてはいけない。
(ヤ:まだ続けていいかすぃら←さぐりさぐり)
「オジサン」という名の魚もいる。海面を指差して「あっ、オジサンだ!」などと叫ぶ人がいても、別に溺死体を発見したわけではない。また、一郎も二郎もいないのに何故か「サブロウ」という魚もいる。
何だか知らないが、迫力一点張りで押し切ろうという名前もある。
「ハエジゴクイソギンチャク」は猛毒を吐き、卑劣な手で仮面ライダーを苦しめそうだ。「ジャイアントクラブスパイダー」は家々を潰して歩きそうだし、「キャノンボールクラゲ」に至ってはマッハ3で突っ込んできて大爆発しそうだ。「ロケットイザリウオ」は、普段は海底を泰然と歩いているイザリウオが銀河の果てまでぶっ飛びそうである。「ドウガネブイブイ」というコガネムシの一種には、理由もなく威張られそうだ。また「デカイヘビ」は、牛ぐらい呑みそうな名前だが、とぐろを巻くとハチマキほどの大きさででかくもなんでもない。
そもそも怪獣や異星人の類は海産物や昆虫をモチーフにデザインされていることも多いので、このような名が出てくるのは必然ともいえる。
そのものずばりの「ウルトラマンボヤ」。群体性のホヤの一種である。たしかにウルトラマンの顔が寄り集まって出来たように見え、それぞれが「ヘアッ」とか「アワッ」とか「デュウワッ!!」などと叫んでいるように見える。
(ここに書いてる挿絵が可笑しくて可笑しくて、何回見ても大爆笑。ここだけでもみんなに見せたい…っ………っっ、た……っ! は…っ! ←トムさん並に声出さずに笑うヤバキモ)
あ~~~、可笑しかった。
あ、あとこの作者天才と思ったヤツだけ書かしてっ。
忙しかったら読まんでえぇから。
㈱深海浮遊事業KK(kuda-kurage)
クダクラゲ
地球で一番長大な生物はクジラでもヘビでもない。クラゲである。
クラゲは成長の過程で無性生殖、つまり分裂して増える期間がある。分裂したクラゲの個体は母体とおさらばするのが普通だが、クダクラゲの場合、それぞれの個体は融合してしまう。そして分裂と融合を繰り返し、電車ごっこのように際限なくつながってゆくとついには体長40メートルもの巨大クラゲに成長する。さらにクラゲたちは、遊泳、消化、浮遊調整、生殖など各々が機能別に変身を遂げ、それぞれの器官としての役割を果たす。つまり集団でありながら1匹の生物として振る舞う群体生物と化すのだ。
消化器やら浮き袋として過ごす人生というのも想像つかぬが、機能が部門ごとに分かれ、各々が協力し全体のために働くという構造は、これすなわち会社である。だが、業務命令で不満な部署に配置された各個体はそのうちクダ巻き始めたりしないのだろうか。生殖っていいな。俺っちなんか必死こいて遊泳よ。ほらボクって消化とか苦手な人じゃないですカー。浮き沈みはもう勘弁してよ…。
しかし不平をこぼしつつも居続けてしまうのが会社である。クダクラゲの棲むこの深海の層には、およそ1000万種ともいわれる生物の多様性があるともいわれ、クラゲの動物相だけでも未知のものが多数いるという。競合他社もたくさんある中では衆を頼みにひたすら長くなり、体面積を広げて餌に当たる可能性を高めた方が有利なのである。だが苦労して長くなっても魚などに齧られれば簡単にパラバラになる。クラゲだけに経営の浮き沈みは激しいのだ。
天才。
ついでにもぅ一つ。
↓
↓
遠い海からのお客さん
ラッコ
森進一の歌で有名なえりもみさきに、ある日3頭のかわいいラッコちゃんがやってきてみんな大よろこび。でもとてもこまったことがおきたんだ。ラッコちゃんは、えりもの人たちが海でだいじにそだてていた高級ウニ4トンを、ぜんぶぱくぱくたべちゃったんだ。3頭で4トンもたべるなんて、すごいね。えりものひとたちが損したおかねは4千万円。都内のマンションに愛人がかこえるね。おじさんたちにとっては、かわいいラッコちゃんたちも害獣なんだ。がいじゅう、ていうのはわるさをするくそケダモノっていみだよ。
でも退治はできないんだよ。どうしてかって? ラッコちゃんは国際保護条約で守られているし、それにかわいいラッコちゃんをいじめたりしたら、「ラッコちゃんにひどいことをしないで」って怒ったりないたりする人がたくさい出て大さわぎになってしまうんだ。でも、ほんとうはラッコちゃんを謀反動砲で粉砕してやりたいと思ってるかもしれないね。ふんさいっていうのは爆発してこっぱみじんになっちゃうことだよ。何たって4千万円だものね。
えりもの春は何もない春です、ていう歌詞がシャレにならないね。