mackey's diary

艇、食、飲、ときどき仕事

いまさらの・・・

2008-11-19 02:19:02 | 会計士受験
各科目の試験中の実況中継(振り返り)と、
チラッと見た感じの自己採点をしてみます。
なお素点ベースなので、合否の判断に用いられる、偏差値による
換算得点とはかなりの差異があると思います。
(特に記載が無い場合、各問の配点は50点)

<監査論>
(第1問)
問題1は何度と無く読んだ監査基準の意見書そのまんまだったので
よく書けたと思う。試験の初っ端の問題を書けたのはちょい嬉しかった。
一方、問題2は苦手な事例形式で後回しにした。結局時間が無くなり
問1の箇条列挙は2個しか書けず、問2も7割くらいしか埋められなかった。
第1問全体としては、半分の25点程度と予想する。

(第2問)
一見事例形式も、内容は監査理論バリバリの問題で、受験生としては
書きやすかった印象。基準集配布ということで、基準の趣旨など理由を
問う問題がそろっていたが、これは大方の予想通りといえよう。
それなりの手ごたえはあったが、それほど差はつかないとも考えられ
第2問としては6割の30点くらいか。

監査論の出来は公開模試をはるかに上回り、幸先の良いスタートだった。

<租税法>
(第1問) 
問題1は、まさかとは思ったが2年連続で寄附金の論点。
問1の選択肢は確実に正答し、問2も問1の空気を読んで(笑)
寄附金の話に進めた。
問題2は、出る出ると言われていた親族間の対価の受け払いに関する
論点であり、落ち着いて答案を作成できた。
40点満点だが、強気に30点くらいの得点を見込む。

(第2問) 
問題1の法人税と、問題3の消費税は数多くこなしてきた計算練習の
成果を今こそ発揮すべし!と意気込んで、迅速かつ正確に解答。
一部難しい部分があったが、8割はできた印象。
問題2は、多分みんなもできないだろうなーと想像したので一番最後に
法文を参考にしつつ解答。でも間違ってたww
第2問は60点満点で40~45点。

7月上旬辺りから安定してきた租税法は、唯一の得意科目としての位置づけ
だったが、本番でもその実力が十分に発揮できたと思うし、またそうさせて
くれた良問だったと思う。

総じて、初日の監査論・租税法は平均かちょい上の出来栄えだった印象。


<会計学(午前)>
(第1問) 
問題1はCVPの基本的な問題で数値は完答、理論は5,6割。
問題2はヤマだったABC。見た瞬間はヤッタと思ったが、手を付けると
資料の読み取りから使い方まで超ムズイ上に、平気で端数が出るという
オマケ付きで、計算はあきらめた。唯一、伝統的な計算で1つだけ答えを
出したものの、1円違いという微妙な結果。考慮されたのか・・・?
理論で小銭稼ぎ。第1問は全部で25点くらい。

(第2問) 
問題1は原価企画。問1から問3までの計算は、指示に従いながら完答。
しかし理論(というか提案)が全く思いつかなかった。模範解答を見たら
「なーんだ」というものでも、この科目の試験時間は精神状態が尋常では
無かったので。
問題2はパッと見、とっつきやすそうな設備投資の問題。
しかし、これも現価係数を自分で求めなければいけないことなどから
計算は散々。理論もほとんど書けずに撃沈。唯一の収穫は単語の穴埋め。

答案用紙も心もアタマも真っ白だった会計学(午前)。
素点でもトータルで40点くらいでしょう。


<会計学(午後)>
(第3問) 
計算は公開模試予想通りの株主資本等変動計算書。
理論も、重点的に学習していた概念フレームワークや純資産基準からの
出題で、今回の試験で一番の稼ぎどころと見る。
自己採点の結果も良好で、60点満点の40~45点と予想。

(第4問) 
07年論文からおなじみの「基礎にある考え方」問題。
問1の金券はパス。(1)くらいは何か書いたかも。
問2の自己株式の処理はテキスト通りで完答。
問3のCFは6割くらい。07で計算が出ていたからあんまり対策
してなかったけど、基本的な問題だったのでテキストくらい見ておけば
良かったと後悔。
問4の共通支配下の取引は、計算で学習した知識を文章に示した感じ。
当たらずとも遠からずで5割強?

第4問は70点中35点。

(第5問) 
計算は個別論点だったにも関わらず正答率は4割。
理論も、これまた書きにくいものが多くて、手ごたえという手ごたえは
無かった。70点中30点くらい。

会計学(午後)は200点満点で105~110点。
会計学トータルでは、多少の変動を見込んで140~150点。
こうして、二日目は会計学にひたすら泣いた一日でした。


<企業法>
(第1問)
問1は、自己株式に係る規制だと分かったのだが、株主数が少ないからと
勝手に財源規制を中心に論じてしまう。手続規制も触れたがごくわずかに
とどまってしまった。
問2は見慣れない問題で戸惑ったが、(1)は株式併合というヒントから
条文を探して趣旨も触れつつ解答。(2)は総会決議取消しの可能性だけ
触れて終了。
第1問は25点くらい。

(第2問) 
問題を見た瞬間、思わず小さくガッツポーズした。
十分な暗記と理解を積んでおいた取締役の利益相反取引に係る規制、効力、
責任の論点であり、他の受験生も書けるはずだと慎重に答案を構成し、
答案用紙に反映させた。強気に40点をつけていいと思う。

企業法は多くの受験生が一定の手ごたえを感じるほどの問題だったが、
答案用紙のフォーマットが第1問と第2問で全く同じだったので、問題
番号の指差し確認をして取り違えのないように注意した。
案の定、間違えた受験生がいたらしいが・・・
とりあえず、企業法は65点。
前日の会計学の借りは少し返せたかなと安心。


<選択科目(統計学)>
(第1問)
問題1の2は真っ白、あとは問題3を中心に6~7割。
問題2と問題3は8割できてないといけない問題だったかも。
第1問は25点程度。

(第2問)
全体的に空欄が多かった。小問を細々拾って10~15点。
最後の科目の最後の問題で、相当疲れていたと思う。
実力以上のことはやってはいけないと意識していたので、自分の実力で
できるところだけ手を付けた。

統計学は35~40点。
今考えると、よく足きりにならなかったなぁと思う。
が、試験が終わった頃は「何もいえねぇ」状態だった。


以上より
監査論 55点
租税法 70~75点
会計学 140~150点
企業法 65点
統計学 35~40点

合計(素点)=365~385点(700点満点)

ボーダーが51%以上(換算得点357点以上)だったので、まぁ
ギリギリだったのではないでしょうか。換算得点より素点が高い
ほうがいいですからね。
ただ、統計学のように素点が足きりでも、換算得点なら
40点を超えることもあります。あくまで偏差値基準なので。


得意な科目が2科目くらいあると、一括合格には有利ですね。
会計学が得意ならよりいっそうのアドバンテージ。
よく言われることですが、科目合格より一括合格のほうが格段に
達成しやすいです。苦手な科目を苦手なままにしない、というのが
ベストでしょうね。
得意な科目を伸ばすのもいいけど限度があるので、それ以上伸ばすことは
しないで、苦手な科目の底上げに回したほうがいいです。
苦手科目の学習は辛いですが、論点が一つでも理解できると何となく
征服感が得られるものです。



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3 コメント

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Unknown (ファシル)
2008-11-19 10:11:37
mackeyさんこんにちは。

いやはや、ほんとうにおめでとうございます。3年のインターンを経て会計士さんになれるわけですが、その時までに僕も是非♪
 とすると、税理士は2年のインターンが必要となるので、あと1年で合格しないといけない・・・orz 厳しいw


 今になって自己採点はいいですね。征服感があります☆僕も自己採点してないのがあるから発表が終わったらやってみようかなぁ。

やっぱり気になるのが収入面。
会計士補さんの研修期間でも年間500万は突破しますか?
Unknown (mackey)
2008-11-20 01:21:55
ファシルさん、ありがとうございます。
いつかファシルさんも官報にお名前が載るんでしょうね。そのときを楽しみにしています。

合格後の自己採点って、何か甘くなりますよねw
こんな出来でよく合格したなと思っていたりもするんですが。


収入面ですが、どうやら1年目から500はあるみたいですよ。3年目とか4年目で多少地位が上がれば、すぐに1000になるとかならないとか。大きなことは言えないですけどね。

でも今の自分は、あんまり収入とか興味ないですねー。仕事をこなすのに手一杯になりそうです。
Unknown (ファシル)
2008-11-21 09:16:47
官報に載る瞬間は楽しみですが、僕の方はまだまだ先が長そうです。会計士は一撃必殺ですね。
一気に行く人と結局全部失う人がいて、天国と地獄が・・・

 占いとか信じない人でも、こういう大きい試験を受けるとどうしても信じてしまいますよねぇ。mackeyさんはいろんな巡り合わせがあって、合格されていったんですね。でもそれも必然。

 いつしか同じ土俵に立てる日を(裁判とかじゃなくてw)楽しみにしていますよ~♪

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