かき氷作りがこんなに楽しいものだとは知らなかった。昨年もイベントに取り入れているのだが、その理由らしきものを推測してみると、1にも2にも、参加者の人数だろう。昨年は10名だったが、今年は一挙に増えて大のおとなが16名。まずは、この人数が楽しさアップの要因だろう。美味しいものを大人数で食べると、その美味しさも倍増するということを今回は知る。
次にはやはり、作って食べるという普段は味わえないことがあげられる。味もさることながら。ガリガリガリと音を出して落ちてくるかき氷たち。それを器で受けとるときの心地よさ。これこそ日本の伝統文化が生んだこの時期の風物詩だと思う。
3番目は、農家のようなお屋敷のような立地だろうか。自然の中で美味しいものを食べるときって、人の心は緩むものだ。女将さんの対応のよさがさらに拍車をかける。
そして特筆すべきは、その女将さんの手作りシロップだ。やま桃のシロップなどというのはこのとき初めて知った。あまりの味にお代わりを2回もしてしまった。
財布の中身が緩むかどうかは不明だが、ブルーベリー狩りや、その後に訪ねた湖畔のオシャレなレストラン。そして人間国宝の方が6名もいるという、国重要無形文化財の琉球舞踊の鑑賞。さらには、生五家宝や新鮮野菜の入手。
財布の紐はどうかはしらないが、仲間たちの頬はたしかに緩んでいたと思う。
(62kmの日帰り)
「つれづれ(204)かき氷を作って」