
メインは西武ドームで導入されているライオンズWi-Fiと言うサービスのリサーチではあったが、1日西武ドームで色々と見て回れた。
前から、Lポイントと言うポイントシステムを導入されているのは勿論知っていたが、その戦略並びにオペレーション、そしてマーケティングプランに至るまで、ほぼ全てで最先端を走っているのがライオンズだと思う。担当者は変わってきているが、その系譜は脈々と受け継がれているのだろう。この手のブループリントは現場担当者とオーソライザーが一体となって、ブルドーザー式でnoの意見を薙ぎ倒すしかないのだろう。色々ヒアリングしていると、当初はダメな理由ばかりを考えていたようである。否定するところから入る議論程嘆かわしく、生産性の低いものはない。当初はそう言う会議があったとしても、やはりビジョンの共有化はあってしかるべき。反対意見が、ただ、反対すると言うのはほぼ意味はないからね。それは個人的な雑感でしかないのだから。確固たるビジョンがあり、対案があるのであれば話は別だが、そうでないならば進みようがない。
例えば今日は試合後に中学生以下のお子さんとその父兄はベースランニングが出来る日であった。どうやら、最初は神聖なグランドで何をやらすか、と言う雰囲気だったそうな。しかし、この反応を見れば野球離れが激しい昨今、何時までもスタジアムが単なる野球をする箱で、しかも放っておいても埋まるだなんて有り得ない時代が早々に来ることを理解すれば、アトラクション用に使わない手はないと思う。なんと言ってもコンテンツホルダーであるプロの興行をしているわけだから、クラブ、球団側の思惑やポリシーが時代に合わなくなってきていれば客は離れるだけだ。FC Barcelonaだって、UNICEFのスポンサー(あれはお金儲けではなかったけど)と言うロゴをとうとう慣習を打ち破り、ユニのスポンサー枠に入れた。100年近い伝統を破るためのlogicの仕掛けは流石だなぁと思ったけど、あれでユニを買わなくなるサポーターだっていただろうからね。
クラブ、球団としてのポリシーがあり、踏襲すべき伝統はそれはそれで守るべきだが、そうでないものを後生大事に抱えても客は来ないと言う話だった。野球関係者は危機感あるだろうなぁ。先日聞いた関西の勇も子供ファンクラブの目減りに嘆かれていたし。ライオンズは、こうやってグランドに降りたってもらい、ベースランニングしてもらう等子供たちはこれで野球のinputを確実にされたわけだ。その切り開きは流石だなぁ、と話を聞いていて思った。結果として、こんな楽しい思いを持ち帰られるのであれば親子共々万々歳だろうに。

その他、座席もこんな形式のシートを結構良いロケーションに作っていた。ビックリしたが、ほぼ毎試合完売だそうだ。

正直、サッカーでこの文化はないなぁと思うが、七回の裏が始まる前のコンドーム風船はこれはこれで結構収益が上がっている筈。風船で数百万は上がりがあるのではないかな。
色々とても勉強になりました。ありがとうございました、Mさん!途中でわざわざ席に来てくれたMくんもありがとう。久々でした。イベント仕切りをしていたKさんもまた改めて是非。
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