MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



そもそも、日本の製造業はMilanoのMBAの時にも『カイゼン』と言う形でいくつも紹介され、その度にカイゼンとは日本語でどう言う意味なのか、と聞かれた。

その他、ポカミスとは何か?と聞かれた時は最初に笑ってしまい、なんだなんだ?とクラスメイトが不思議がっていた。分かっていたのはおいらともう一人の日本人のクラスメイトのみ。説明できん、俺は、と言われておいらがきっちり説明したが、ポカのニュアンスを説明するのは中々hardだったね。その他、工場見学に行った時もいきなりスライドで『働』と言う漢字が出てきて、これは人が動くと言う意味なのです、なんて説明をされて、日本人の働き方等をItaliaで説明されるsceneは想像だにしない程多かった。元来、そう言った緻密な設計からひとまず出してパッチを当てるアメリカ式の適当な働き方はItalia人も辟易しているようで、ただ、カイゼン方式をしたくても頭脳が足りないのと、途中で飽きると言うキャラから実現出来ていないだけである事はItalia人クラスメイトも分かっていたようである。

然しながら、そんな全ての日本の製造業がexcellentな訳ではない。

製造業の中で受託をして納品をする業態もあり、ある意味システム屋は製造業でもある。コンサルタントとして、戦略及びoperationの最適化をどのように実現するかを考え、そしてITの部隊や外注にbridgeしてprojectに従事してきた身からすると必ずしもその後システム納品が上手く行くとは限らない事を身を持って感じてきた。このprojectは某A社と言うコンサルティング会社が失敗して御社に引き継いでもらいます、なんて言う話をprojectのkickoff MTGで言われて始まった事も数回。。コンサルティング会社に高い金払ったけど、次のお前らも失敗するのではないだろうな?と言う嫌味とプレッシャーを掛けられてスタートすると言う。。

戦略立案とoperationの最適化を目指しているが、どうしても人間系とシステム系は混在する。

完全システム化で人間が全く関与しないprocessにならない限り、必ず人は関わる訳だ。必然的にその切り分け範囲を決めねばならぬ。どこまでシステム化するか、など。そのimageは依然として目の前にはないのだから中々出来ないものである。想像してくれ、とクライアントにいうのも気が引けるが、project遂行上責任果たす為にworkshopでそう説明するしかない。もちろんその為に色々資料を作ってね。その努力と誠意と資料のqualityでprojectの成果は決まると言って良い。そして良ければ次も問題があるのでコンサルティングしてくれ、と言われるのである。

そんなことを思いながらここ数ヶ月夜中仕事をしてきた。

仕方無く真夜中にラーメン食べる事も多々あったが、どちらかと言えばclientは先に帰ってもらい、コンサルサイドのみが頑張っていたと思う。今回はそうではないんだよなぁ。。。二度と仕事をしたくないベンダーってやっぱり出てくる。次は夜中のラーメンの回数を減らしたい。

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