
プロ野球は高年俸状態がここ数年続いているんだと思う。
昔は王さんですら1億を超えていなかった訳で。。。落合監督が現役時代初めて年俸1億を超えた訳だけど、それが1987年。24年経った今、1億円以上が80人。夢のある話に思えます。但し、メジャーはもっと高騰化していて桁が一桁違いますから更なる高みを求める選手はメジャーと言う図式が成立している。マーケットサイズが全然違うし(約倍になっている)コンテンツとしてのレベルがやっぱり高いからマーケティングもしやすくなっている。
プロ野球のみならず、プロスポーツ産業は年俸が下方硬直性が非常に高いから、一度上がると中々下がらないままの状態が続く。これが行き過ぎるとオーナーグループはサラリーキャップ等を自らに課したりするような図式を構成し、健全性をアピールしたりする。ある意味仕方ない。マーケット的に吸収できる範囲で他の球団がFAとかトレードとかで取るんでしょうけども。
それにしても、年俸総額で阪神が約35億円で1位なんですな。同じリーグの中の広島がその半額以下の16億弱。こう言うのを見ると戦力とその結果としてのペナントレースの結果はどれくらい差が出るのだろうか…、と考えてしまう。実際年俸が倍だからと言って勝利数が2対1になるとは思えないけど、結果として一方的にそのシーズンの中でカモにされる球団とかある。逆に結果として差がないのだとしたら、広島は財務的な意味で球団経営は上手いということになるけども、明らかにノンプロ、大学、高校野球で年俸の安い球団と言う余りよろしくないレピュテーションが貼られてしまう可能性はあるしそう思われていると思しき発言もメディアで見ることがある。プロ野球選手の中では恐らく自明なんだと思われるが、年俸が安く一定以上は上がらないことが過去の事例から明らかなためにFA流出で痛手を喰っているのはカープなのではないだろうか。アニキ、黒田、新井…。ただ逆に高額選手=トップレベルがいないから試合に多く出られると言うことを某選手が言っていましたから、棲み分けがされているんでしょう。
まぁ、そんなことを考えながらプロ野球を見るというのもまた一興。震災の影響で遅れて開幕したけども、やっぱりスポーツの力は単に年俸だけでは計れない醍醐味があることに改めて気付けたし。
リーグ別で年俸1億円以上の選手はセが38人、パが42人。球団別では中日、阪神、ソフトバンクの9人が最多。ことし36歳以上の平均年俸は4年連続で1億円を超えた。
球団別の平均年俸では主力に高年俸が多い阪神が5546万円で3年連続トップ。昨季リーグ優勝し、内川聖一外野手らを積極補強したソフトバンクが5278万円で2位だった。昨季リーグ優勝を逃した巨人は前年比95万円減の4729万円で、初めて4位に後退した。
年俸合計でも阪神が34億9390万円で2年ぶりのトップ。広島の15億8250万円が最も少なかった。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/05/09/kiji/K20110509000787070.html
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