Philips stadiumの印象としては、Confederations Cupの時のFrankfurt Stadiumに似ているように思った。
席は2階層になっていて、全席に屋根が付いているサッカー専用の競技場だ。恐らく一階席でも雨が降っても大丈夫なような作りになっていると思う。観客席からピッチまでは結構近い。試合前に観客席でお決まりのビーチボール遊びが行われていたが、ちょっとした空きにそのビーチボールがピッチに飛んでいってしまうくらい近かった。ピッチに入ってしまうと言うことはつまりネットがないと言うことだ。まぁ、これはEnglandでは当たり前のことだがItalyでは陸上トラックがあるようなArtemiofranchiとかを除き、基本的にネットが付いている。このネットと言うのはEuro 2008を招聘しようとしているItalyにとっては実は致命的なものになっている。UEFAからはネットを外すように言われている。加えてネットを外しても観客がピッチになだれ込まないようにきちんとしたセキュリティーを確立することも言われている。基本的に知的レベルの低いイタリアンのサッカー観戦者にとっては何を言われてもピッチに物を投げてしまうから結構厄介だ。。チケットゲートのところで爆竹やらカンシャク玉などを持ち込ませないようにチェックを強化するだけの話なのだがね…以前本当に心底頭の悪いInteristaがミニバイクをSan Siroに持ち込み、あろう事かそれを一階席に座っているAwayのチームのサポーターに落として投げ付けたりしたことがあるのだ。。。そんなのに比べると、Philips Stadiumの観客はとても大人しい。全席に配られたビニール製の旗を音楽に合わせて振って楽しんでいる。何ともはや微笑ましい(笑)。
さて、前置きが長くなってしまったが、試合前のアップについての簡単な報告をしたい。
正直、小生、Andorraと言うチーム聞いたこともない。至って勉強不足の謗りを受けることは間違いないのであるが、ヨーロッパのワールドカップ予選なんて聞いたこともない地域が代表権を持っていて全く聞いたことのない国が出てくる。前節でフランスが戦ったフェロー諸島なんて場所もさっぱり分からない。その点、AndorraがSpainの傍と言うか中にあると言うことを知っているだけでも偉いとしよう…(自画自賛)。
試合前の練習風景にしても、ピッチ上を駆け巡る青いユニフォームのAndorraの選手たちは精彩に欠けていた。GKの練習にしても、何だかフィットネスクラブでやっているようなことを試合前にしているだけだ。シュート練習に付き合っているだけのようなGKは、反応も頗る悪い。フィールドプレーヤーのアップも非常にギクシャクしている。そもそも、彼ら、恐らく国内リーグが成立していないと思う。寄せ集めの選手たちなんだろう。何となく観て分かるのは、決め事が無さそうなこと。何だか試合前から全く覇気が感じられないのは、勝てるなんてこれっぽっちも思っていないからであろう。気分的には、何でEindhovenのような田舎町で試合しなきゃいけないんだ?くらいに思っているのではないだろうか。。(苦笑)
一方で僕の座ったゴール裏と言うかコーナーの真上くらいの二階席からはオランダの練習は遠めにしか観れなかったのであるが、パッと観で動きが違う。ファンニステルローイとか、観れば一発で独特な動きが分かるし、コクーとかは精力的にアップしている。しかし、僕としてはオレンジのユニフォームに薄い水色のジャージの組み合わせがどうにも気色悪い…(苦笑)
そしていよいよ選手紹介がされる。それぞれのコーナーの四つ角にあるオーロラビジョンに選手の顔と名前が紹介されていく。日本代表のように、特に太鼓叩いて名前を連呼するようなことはしないようだ。まぁ、それはそれで新鮮だね。僕にはオランダ語はサッパリだが、きちんと英語でアナウンスもするあたり、この国の英語力の高さが伺える。不思議なのは、スタメン全てが1番から11番の背番号を付けている。これは偶然なのか?それともそう言う方針なのか?往年のItaliano GiocatoreのPaolo Rossiのように20番を付けたいから、と言う事は通用しないのだろうか。。それとも全然番号には拘らないのか。。両チームとも1番から11番まで勢揃いって言うのはまるで小中学生の試合みたいだ(笑)。結構不思議な光景だった。。
引っ張りまくっているが、次のエントリーは観戦記である。。。(笑)
| Trackback ( 0 )
|