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MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



いつ頃からかを正確には覚えていないのであるが、イタリアに行ってた時に一時帰国した際に会ってから可愛がってもらっている先輩と、日本に帰国してからは初めて会った。

ある会社で、ある仕事をしている。その先輩が誰なのか分かることはないと思うが、一応分かる可能性があるので詳細は避けます。。

今までずっと同じ会社で、自分のやりたい仕事をするために色々と苦労してきたことは前々から聞いていたが、ここ何年かは自分のやりたい仕事に近づいて来ている、と言う事を話していた。色々と苦労してきたことはあったとしても、やっぱりそう言う苦労はいつか実るのだ、と。勿論、努力してきたことがあってこそだよね。

小学校を卒業する時に校長先生が言っていた訓示を今でも思い出す。その校長先生はこう言っていた。

お饅頭が3つある。Aくんは1つ目を食べた。まだお腹は満たされない。Aくんは二つ目を食べた。でもまだお腹は満たされない。Aくんは最後の3つ目を食べた。ようやくお腹いっぱいになって満足した。そこでAくんはこう言った。

〝なーんだ、3つ目だけ食べれば良かったのかぁ。。。〟

勿論誰が聞いてもこの話は分かる、間違ってること。3つ目だけ食べても駄目⇒それまで饅頭を食べたから⇒それまでのプロセスを経てきて結果が伴った⇒つまり、結果に至るまでにきちんと苦労したり、努力したりせよ、と言う訓示だった。

小学生の僕としては、何を当たり前のこと言ってるんだ、なんて屁理屈は思い浮かべず、一先ずそのままそこから読み取れる当然の訓示をきちんと聞いて覚えていた。僕は決して天才でも何でもない。だから努力しなきゃ、とね。小学校の時は、野球もサッカーもしていたが、最初からレギュラーになれた訳ではなかった。どうしても上手く打てないままだった時期が続き、結構苦悩していた。しかし、朝早く起きて、庭にゴルフ用に張ってあったネットに向かって、親父に投げてもらったボールを打ち返してバッティング練習を人よりもした。来る日も来る日もやり続けた。それは中学3年間もずっと続けてやっていた。努力して結実させること、それで絶対人には文句言われることのない結果を出すんだ、と言うことを頭に浮かべながら。

今は特に体使って何かするって言うことはない。けれど、仕事をするにしても、中途半端に何か適当なこと言って結果だけ見るのではなく、結果を出すためにプロセスをきちんと確立してそこに結びつけることを今でもしていきたいと思う。ただ、昔からどうも、人も同じように考えていくべき、と言うことを考えるタチのようで、結果、人が出来ないと結構あっさり切り捨てたり、ガッカリしたりすることが多い。しかしね、人は万能じゃないし、同じように何でもかんでも出来るわけではない。最近はそう思うことにしている。じゃないとガッカリ感を常に感じなければならない。

何するにしても自分一人で出来るわけじゃないのだから、自分一人で努力してりゃ、それで良いと言うわけでは決してないと思うのよね。それに気付かないと単なる独り善がりになってしまう。そう言うこともケアしながら仕事したり、色々なことに付き合ったりしないとなぁ、と思い直した。

久々にその先輩と会いましたが、色々と自分自身を見つめ直す良い機会でしたよ。

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