とある方々との会食で東池袋の魚真へ。
乃木坂や三軒茶屋にある魚真とは違い、元々魚屋さんだったものを魚料理屋へと変えたとのこと。今年の4月11日にリニューアルオープンしたとのこと。
いやぁ、もう幸せこの上ない感じでなんと言い表して良いやら…(感涙)。お刺身を何種類かいただいているうちに尋常ではない美味しさであることに気付きました。白身、赤身と色々といただきアワビなどの貝類をいくつか頂きましたが、まぁなんと美味しいこと!その後蒸し物でもアワビやインカ芋等をいただき、ウニイクラの小丼。
もう感激の嘆息…。
上を向きながら目を瞑りその余韻を堪能。。口から出てくる言葉を待つ間もなく、感動の溜息を吐くと喉から胸に掛けてやんわりと充足感が漲る(みなぎる)。心地良い瞬間とはこの事なんだろう。仕事の話をするために来ているのであるが、これ程気分が良くなるとやはり口も滑らかになる。仕事のお話もポジティブな方向に進められそうで何よりでした。
その後の握りでは、穴子の握り、トロ、イサキ等が出てきた。大将曰く、まだツメが仕上がっていないと言うことであったが、この穴子の“ふうわり”とした感触はツメがどうのこうの、の話はすべて吹き飛ぶくらいの美味しいさであった。この柔らかさ、形容しがたいもので申し訳ないが文才のないおいらではこの柔らかさと美味しいさを表現する方法を思い付かない。。まさに百聞は一見に如かず、の世界である。この場合、百聞は一味に如かずとでも言うべきか。そしてトロ。甘さと旨みの相まった感触が口の中で広がっていく…。何とも言えない美味しさだ。マグロの脂が口の中でジワジュワーっと広がっていく。。重層感のある甘みと旨みの広がりは一瞬の恍惚と共に飲み込まれていくが、この瞬間のなんと幸せなこと!
更に、ノドグロの塩焼きが出てきたが、まぁしっかりと脂の乗ったパサつきなどが全くないしっかりとした身の締まりが何とも言えない美味しさを醸しだす。ひたすら黙って食べてしまうくらい美味しかった…。そもそも余りノドグロには出会えないものだが、大将曰くお父様と共に築地で仕入れるそうだ。目利きに関しては自分はまだまだとのことで、自分は市場でコーヒー出されるけど親父は塩撒かれると。つまり、良い魚を他の人には出せないような値段で仕入れていくので、漁師からすると堪らん、とw。しかし逆に言えば割安で最高級の食材を提供していると言うことだ。美味しい物を安価にいただける仕組みはそう言った裏側での努力が功を奏しているのだろう。
そしてヒラメのお吸い物。柚子の皮がこれまた締まった感じの味を引き出している。最早なんと表現して良いのか分からない、と言うことのオンパレードでひたすら感動する以外にない。。しかしこれまた大将のご母堂がお作りになったとのことで、家族に支えられていると言うことだった。家族経営での魚屋さんと言うことなんだね。
締めのトロたくも美味しかった。おいらはタクワンは実はあまり好きではないのだが、昨日のタクワンはスーっと伸ばした後に、細ーーく切れ込みを入れていきシャリと共に巻いていっていた。最高級食材のトロと恐らく置いてあるもので一番安価なタクワンを上品なシソの葉と共に巻いたものをいただく。ちょっぴっとだけ醤油を付けて食べたが本気で美味しいものだった。
いやぁもう感謝感激と言うこと以外にない。19時半から21時半くらいまでの2時間くらい滞在したがほぼ満卓。要予約です。
是非!
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