~プラモんモんな徒然に~

構えず気負わず感化されながら妥協との狭間の羞恥サイトです。

スターウォーズ X-wing

2015-05-29 | 海外SF関連

 

STAR  WARS  X-Wing

    

バンダイ SWシリーズ

 

遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。

有名すぎるJ・ウィリアムズの旋律と共に銀幕描れたその世界感はそれまでのSF映画のカテゴリ枠の可能性をエンタメ的に飛躍、推し進めました。最近はAdywan版俺SWが動画投稿サイトで話題になったりと老舗の昆布の如く味わい深さは増すばかり。神話なきアメリカの神話たる所以かの如きなりです。

 

・・・久しくガルパンネタではないぞ・・・最も今もこれからもガルパンのブログ化したい訳ではなくたまたま現在入れ込んでいるネタが続いたという訳でSFキットは私の好物キットの原点には変わりないのです。しかし、劇場版公開後のガルパンロスが今から恐いなぁ・・・因みに前売り券は6月から特別書き下ろしイラスト第1弾(汗)クリアファイル付きだそうです(宣伝)

 

閑話休題

 

さて、今年はSW新世紀元年にあたり巷に色々とコラボした企画が着々と進行しています。年末が楽しみな新作ですが我々モデラーはやはり最近のバンダイ製新規設計プラモの動向が気になるわけでしてその戦略は果して成功するでしょうか。

そんなバンダイの奇跡的なプラモ発売より遥か彼方の昔・・・SFメカプラモがまだキワモノ的扱いだったころに最初にSWプラモを世に送り出したのは米国はMPC社でした。

国内では第一作(エピソード4)が公開された前後にタカラが米国レベル社の提携先(MPC社の代理販売権利を持つ)だったので舶来モノでは唯一のプラモをタカラ製のボックスで換装販売しました。

この時は先行してタカラ独自設計によるモーター稼動のR2D2(多分1/8位)とX-Wing(多分1/72位)が先に販売されました。どちらも購入した記憶があり、やや動作にもたつきはあったもののR2は実際に動いてくれました。カメラアイは当時は麦球にて点灯できました。X-Wingもコクピットとプロトン発射口(正確には機首先端)が発光、(ひょっとしたらエンジンも発光したかも?記憶曖昧)取り外し式の地上自走モーターユニット、SFプラモはTOY傾向の当時世相を反映した内容でした。

その後タカラが輸入したラインナップはラージスケールのX-Wingとベーダーズ・タイファイター、C3PO、R2D2の4種だったように思います。また第2作(エピソード5)の公開後位にダースベイダーとファルコン号が発売されたと思います。この時は提携先の国内メーカーは無く一部のお店にて並行輸入品が出回っていたと思います。とても高価だった記憶がありますがいくらだったかなぁ???

時同じくしてスケールプラモの本誌扱いがメインだったホビージャパンがSFキットをメイン特集で発刊したように思います。内容はガンダム300円モデル発売発表の時期でそれら国内キャラプラモ等も混ぜての記事内容でこの頃は色々な可能性カオス状態だったので妙な熱量はあったように思います。(懐かしいなぁ・・・)

そういった多感な時期を過ごした身としては国内メーカー代表格のバンダイがSW模型化するなどはその当時思いもしない話なのでした。その当時の自分に云い聞かせたいものですねぇ・・・

 

 

 

このプラキット購入層は主に社会的に思うように趣味ごとに時間を割けない世代が多いのではないでしょうか。しかし心配する事はありません。その辺りの事情を考慮したかのような親切キットに設計されています。

私の場合ですと1/48X-Wingで塗装を入れても約5日以内、R2やC3POで各々1.5日ほどで仕上がります。このことは模型の本来の楽しみ方としての程良いモチベーションや達成感の最短時間に収まると思います。もはや、ハードな仕上げや超絶ディテールアップ等とは無縁といっても良い優秀なキット達と思います。もちろんディフォのはめ込み式メインで接着剤は必要最小限使用としています。

 

 

 

因みに塗装仕上げといっても私の場合はプラモの成形色を最大限に活かすプラモのサフレス仕上げとも云える手法にて最小限の手間で仕上げる方法がこれらキット達に似合っています。

 

世の中には手間を惜しまず過剰な程に気の済むまで手を加える輩がいますがそのスタンスを否定こそしませんが、私は正直“シンドイ” (´ε`;)、さらにそんな時間も余裕もありません(悲)また、そんな盆栽スタンスがスタンダート化しては新たなプラモ購入層は増えません。これは模型業界の深刻な悩みでもあるので本腰入れて各メーカーは本当に熟慮すべきです。(或いは数多の模型雑誌のミスリードでもあると・・・)

 

自分のライフスケールに見合った模型制作時間を割かないと残りの人生でどれだけ完成させるのか判かりませんので今後もお気楽製作スタンスは貫きます。

 

折角なので同スケールのファインモールド製のタイ・ファイターを併せて製作しました。多分こんな機会が無いと組まないと思いますので成仏しなされ、南無~っ 、 改めて組んでみるとファインなりに組みやすやは考慮されていますのでこちらも約2日ほどで完成させることが出来ました。

 

 

そんな目下の問題は箪笥の肥やし(悲)になるであろう幾つかのSW過去キット達の供養方法をどうすべきかですかねぇ・・・(世界共通のSW模型ファンの悩みではある・・・)

 

 

 


劇場版 パトレイバー 首都決戦

2015-05-29 | シネマレビュー・エンタメ

 

 

 THE NEXT GENERATION パトレイバー首都決戦

“命令ではなく強制もしない”

 

あくまで個人的見解ですが作家には旬というものがあると思います。それ故に発表作品は世相も反映させていかなくてはならないと思います。常に発表作品が全て右肩上がりにヒットする作家は稀な存在だろうと思います。そして、世間から忘れられていくのもそんな旬な作家の宿命、残るはその作家信者が紡いでいくのです。

 

そんな中でも押井 守は玉虫色の変幻自在さを一見持ち合わせているかのような雰囲気がありつつ、マイノリティな存在を保っている稀有な作家と思います。

既に公開済みではありますが多分この記事掲載頃がラスト上映くらいではありましょうが、ようやく時間を見繕いレイト時間で鑑賞出来ました。

正直云うと“またですね~”的な良い意味での裏切りな内容ではありました。落語寄席で同じネタを語り部で楽しむかのようなノリです・・・。以下ネタバレの記述もありますので未見の方はご注意くださいませ。

 

 

映画の冒頭からデジャブに襲われます。これは明らかにアニメ劇場版パトレイバー第2作のオマージュかのように始まりなのです。

レインボーブリッジが何者かの手によって爆破されます。但し事前通告により死傷者は無く明らかに公安に対する挑戦するかのよう、結局この事件は柘植(アニメ2作目登場)親派の犯行と断定されるものの、都心の上を光学迷彩により姿を消す自衛隊の試作ステルスヘリの脅威に公安と解体危機にある特車二課面々がどのような対処をするかがこの作品の見所となります。

しかし、今回の作品は押井氏の過去作品のエッセンスが全て凝縮しているもののやはり、媚びることなく先に述べた一種のマイノリティ作家として保っているのは相変わらずで恐れ入ります。

武装蜂起、光学迷彩、ゴースト、案外活躍しないレイバー、妙にカッコいい武装ヘリコプターの演出、心理戦、体制の面子や正義や志、安寧な虚構の平和、何となくシニカルな間、魚眼レンズ的俯瞰、そして取り合えずの大団円、そしてそれら全てがアニメ的な画構成、こんなキーワードは彼の作品の特徴でしょう。

結局のところこの作品を鑑賞するに当たり過去のアニメパトレイバー劇場版2作は最低限鑑賞しないと途中の演出に感情移入は出来ません。また、これはアニメに関わった彼特有の癖ではありますがいちいち台詞がアニメっぽいと云うのが許せるか観る人のスタンスによります。

しかし、面白い効果もありました。南雲さん役の声優、榊原良子が実際のシルエット的見せ方で登場します。(榊原良子本人ではなく別の役者さんが代役で榊原さんがアフレコで登場するのみ)この辺はアニメ作品に関わった押井守の癖が出ているとも云えます。こんな演出で過去アニメの繋がりを保つのは押井監督がやはり思い入れがあるからと思うのです。

また、AH-1J(コブラ)とAH-88J2改(グレイ・ゴースト)との戦いぶりは映画ブルーサンダーを想起させ、F2戦闘機の警戒飛行なども実際あんな感じであろうし、この辺りは憎い演出であります。

結局、時世ネタは近年のテロリズムを揶揄しつつ、その思想結論ははっきりしたものとはせず、実行犯でもある灰原の存在も実体の無い不透明さある描き方をして観客に委ねる彼特有のお決まり手法でありました。本当に劇中台詞ではありませんが、

~“命令でもなく強制もしない”~

それを続けているからこその彼の作家性は保たれるのです。

しかし、ここにきてディレクターズカット版を出すとのことで、現在上映作品をお金払って観ている身として何だかことごとくはぐらかされているみたい・・・ 惜しい!守! ガクっ

 

 

 


カチューシャ&ノンナ (プラウダ高校)

2015-05-28 | ガールズ&パンツァー

 

カチューシャ&ノンナ

イベント限定品

 

   

地吹雪の中をカチューシャを歌いながら驀進する小さな暴君カチューシャと沈着冷静な副将ノンナ、この絶妙な癖のあるコンビが人気を呼びネット界隈でネタが大量に溢れています。最近ではロシア製の“ヨーロッパの解放”映画で宣伝コラボしたりと注目されています。

慢心さから油断した大洗学園をスターリングラード戦を彷彿させる包囲戦法で窮地に追い込みます。この辺りの劇中盤演出もスポ根モノの定番と云えます。

因みにノンナのCV担当の 上坂すみれ 汝は業界屈指のロシア好きで有名ですが、とあるサイトにて実際のロシアの方にその発音を検証してもらうと変な訛のあるカワイイ歌い方だそうで、その“たどたどしさがよい!”とのことで日本アニメの萌文化は世界共通のようです。

 これぞ我が国の“バグラチオン!”   (ノ`◇´)ノ

 

しかし、巷の評判ほどこのコンビの完成品公式立体モノは案外少ないのでは?イベント限定キットではありますがブロンズサークルさんの1/9カチューシャとノンナは数ある中では設定画に近い造詣と感じています。

 

但し、このキットには瞳デカールなる物は付属しません。私は萌人形界隈に最近まで疎かったので瞳はデカール付属が当然と思っていました。むしろそう云った形態の方が特殊らしいとの事です。

その都合から初めてアイペイントをしなくてはなりません。個人的にはこの作業に至福を覚える方々もいらっしゃるようですが私的には地道で完成速度を落とし兼ねない余計な作業のように思えます。その割ける時間は他の作業余裕に廻したいですし、ライトユーザー層に対して敷居を上げているように感じます。

で、私はいつものように行き当たりバッタリでの作業で、今後の課題です。目の書き込みはやはり手作業の限界は感じました。

カチューシャは“むっ”顔と“ドヤっ”顔の選択式が出来るように補助的にマグネットを仕込みました。部分的な勘合は微調整必要ですが決して難しい部類ではありません。お尻周りがすっぽり隠れちゃうのが少々残念であります。

対してノンナは右膝足軸は成形の都合で短めになり、やや高さを調整しないと両足が接地しません。レジンの欠片を詰めて微調整します。ポージングから察するに 6話の終盤ワンカットからポージングのようです。従って手袋装着ではないのが本来は正しい出で立ちですが雪のイメージがあるので手袋装着で完成させます。

両方とも相変わらずのワンパターン準サフレス仕上げにて、2対にして自作した簡単な雪ベースに設置して模型映えを狙います。

 

 

T34/85のキットはタミヤの限定生産のラジコンです。キット素性は良い方なので少し手を加えるだけで現行他社製品と遜色ありません。エンジンメッシュを適当な升目のエッチングパーツにて換装、併せて砲塔の鋳造肌、及び溶接跡等の強調加工をしています。プラウダ学園校章はモデルカステンの別売品から添付しています。今回の塗装仕上げは私のガルパン戦車塗装ポリシーと違いセミリアルな汚し塗装となります。キャラモノと考えればやはりリアル系汚しは合わないと思いますが如何なものでしょうか?