ひょんな事からCA(中国国際航空)のビジネスクラスで北京に行ける事になった。
行きはHU。帰りはCA。微妙な組み合わせ。中国系航空会社が好きというわけでもないんだけどね。
以前から知人から「空港のラウンジ」の話を聞かされていた。ファースト・ビジネスクラスの乗客が利用できるサービスである。
「ドリンクが飲み放題ですし、軽食が食べれるのでいいですよ~」と言ってくるけれど、私には縁のない話。「へー、はー、そうなんですか~」という生返事をいつもしていた。
それが!!今回棚からぼたもちでビジネスに乗れる事にっ。。
期待に胸をふくらませつつ、まずはチェックインカウンターに。
あたしゃー、ビジネスクラスよ~って事で、堂々とビジネスクラスのカウンターに向かうが、エコノミーのカウンターが空いていたので「こちらへどうぞ~」とお姉さんに声をかけられ、仕方なくエコノミーカウンターへ。ちょっとがっくり。
それでもちゃんとラウンジの案内カードを頂く。おお、これがかの噂の「らうんじ」へのパスポートか・・・。
時間があるので、偶然同じ時間の飛行機に乗るため、一緒に関空に来た父と本屋をぶらぶら。次にお土産屋さんをのぞき、会社の日本人へのおみやげを探す。
父は会社の人と待ち合わせがあるのですぐにお別れ。私も目当ての本・おみやげを買い、手荷物検査、出国手続きへ。
それほど並ぶ事はなく、出国審査は終わる。お楽しみの免税店をぶらぶら。ついつい化粧品を購入。
さ、まだ時間はある。いざ向かうか、らうんじへ!!
案内カードの地図通り進むと、ひっそりと奥の方にラウンジはあった。
お客さんはやはりビジネスマンが多い。会社の費用で来ているのかしら??パソコンを開いている人が数人いた。
思ったより広くはないけれど、静かで落ち着ける。入り口付近に飲み物・軽食バイキングがあったので、まずはコーヒー、コンソメスープ、おにぎりを頂く。うーん、コーヒー・・・あんまりおいしくなくてがっくり。。次にクラムチャウダーを頂く。こちらはまあまあ。
いいね、飛行機に乗る前にこのまったりさ。
ウォシュレット付きのトイレも備え付け。
時間ぎりぎりになったので、搭乗口へ。そのため、あの「ビジネスクラスは優先的に飛行機に乗る」というワザはできなかった。ま、しなくていいんやけど、ほら、ビジネスなんて滅多に乗らないしね?
ビジネス席は8席あった。その内乗客は私一人だけだった。エコノミーはほぼ満席のよう。
お~、、カーテンを隔てた向こうには、こんな快適な世界が広がってたのね。シートはもちろん広いし、これなら10時間以上乗っても疲れないだろうなあ。
それから「あの~、もうちょっとほっといてもらってもけっこうですよ?」的サービスの始まり。
何も言わずとも荷物は上に入れてくれ、毛布・スリッパを出してくれる。
そして食事は「豚肉・お魚・牛肉」の3種類から選ぶ。
新聞を2種類受け取り、離陸前にシャンパンを。
次に食事をいつ食べるか聞かれる。少し寝てから頂く事にした。
こちらが本日のお食事。サーモンのマリネのようでした。おいしく頂きました。パンは何種類からか選べます。
飲み物は緑茶を頂く。コップにお茶っぱがたくさん入っている方式はさすが中国の航空会社。ナイフ・フォークは2セットあり。そのわけは・・・
サーモンの次は豚肉が来たよ!始めにお魚と選んだのは何だったのだろう。柔らかいお肉でした。
やっぱりエコノミーと料理が全然違うなあ、と思った所でデザートが。チーズとケーキのどちらか選択だったけれど、迷わずケーキを選ぶ。
チョコレートケーキのイチゴソース。
このケーキが・・・めっさおいしいねん!!濃厚なチョコレートの味に、甘酸っぱいイチゴソースがさらりとあって、いやー、このケーキ、天津でも売ってよ~と思ったよ。
お茶もがぶがぶ飲んだので、一度「お湯を足して下さい」とお願いしたら、後は何も言わなくても足してくれた。
トイレに行く時、エコノミーの方のトイレに行ったが、ビジネスにもちゃんとトイレは付いていた。エコノミーの乗客が前のトイレに行こうとしたら、スチュワーデスに断られていたので、使えないと思ったのだ。後で「次回は前のトイレに行って下さいね」と言われる。
どうりでエコノミーの席を歩いていたら、スチュワーデスが「ビジネスのお客よ」とささやいていたわけだ・・・恥ずかしい。。
そんなこんなで3時間の旅はあっと言う間に終わり。
最後に飛行機を出る時だが、なにせただ1人のビジネスクラス、私が先頭で出なければ始まらないよう。スチュワーデスが飛行機のドアを開ける所も始めて見た。重そうだった。
外にはVIPのバスが待機していた。
乗客は私一人。すごーい。
入国審査のそばの入り口で降ろしてくれるので、らくちん。
ビジネスクラスっていたれりつくせりなんだなあ・・・。
自分では乗らないだろうなあ。別にエコノミーでも問題なく目的地に着くしね。世の中、あんまり分不相応な事をしたらいかんのだ。でも、長時間なら、ビジネスがいいよね。おフランスとか。ヨーロッパ線のビジネスって、べらほうに高いんだけどさ・・・。「乗らない」じゃなくて「乗れない」でしたね。。
今日はいい体験をさせてもらいました、ありがとう~。