のほほん中国滞在記

シュンマオが中国に滞在して思った事をつれづれと。

電話に出んとけ!

2006年02月27日 | 仕事でのほほん

今日の9時30分。
私の携帯に日本から電話があった。
以下は私(シ)と部長(部)の会話。

シ「部長!(本社の)Kさんから電話です」
部「おれにか」
シ「私にです」
部「Kから電話ってわかるのか」
シ「こんな時間に海外から私に電話をかけてくるのはあの人しかいません」
部「出たくないんやな、そんなら出んとけ!」

部長のOKをもらったので(どんな会社だ)、電話に出ませんでした。
後で督促のメールが来たので、おそらくその人からの電話だったのでしょう。
ちゃんと会社の電話番号と私の内線まで教えているのに、どうして固定電話にかけてこないんでしょう。
そして、その督促のメールがまた私の名前を間違っていました。嫌がらせか。

しかーし、そんな非常識な日々とももうおさらばです。
今日やっと問題の仕事にめどがつきました。
もう督促のメールや直接携帯に電話がかかってくる事はないでしょう。
すっとしたよー!


今回の件でかなり参っていた私は、同じく現地採用の日本人の同僚に何度もグチを言っていました。
さすがに心配したのか、今日帰り際に真顔で「辞めちゃだめだよ」と言われました。
その前に「シュンマオが来て、部長はずいぶん楽になってるよ。今シュンマオが辞めたらまた部長大変になるよ」と、かなりの持ち上げられよう。さすが営業。
これぐらいじゃ辞めないけどね。そこまでか弱くもないんですわ。


人格バトン

2006年02月25日 | 日常ののほほん

なんだか奥の深いバトンがジャイトン父さんからまわってきましたので、はりきって答えたいと思います。

Q1:あなたの人生で最も影響を受けた人物、尊敬する人物は誰ですか?

私はシュンマオファミリーを尊敬しております。
英語、中国語を使いこなし(ちょっと誇張表現)、アジアを飛び回りバリバリ仕事をこなすシュンマオ父。
日本で1人マイペースに暮らし、見事にばらばらな家族のパイプ役のシュンマオ母。
私が歩けなかった、絵に描いたような人生を歩くエリートのシュンマオ兄(この夏2児のパパになる予定)
面白い事に父、兄、私の仕事はほぼ同じ。たまに集まるとついつい仕事の話が。んん?にしてはシュンマオは落ちこぼれているぞ。がんばれシュンマオ!

家族とは別に、前の会社の日本人のおじさま達も尊敬しております。
ろくにOLをしていなかった私を、見捨てることなく育ててくれました。
特にときどきこのブログにも登場するアロー部長は、私の仕事人生の中で最も影響を与えた人になると思います。
たくさん叱られましたが、その何倍もたくさんの事を教えてくれました。
自分で「私は仕事ができる」と言うだけあって(笑)、経理のバランス感覚、会社の中での経理マンとしての影響力は、側で見ていたからと言って簡単に真似できるものではありません。
今の会社に来てから、よけいアロー部長の偉大さを感じました。
なーんて、言いすぎでしょうか。この間カステラを頂いたので・・・いやいや、本当に尊敬しております。

Q2:これは名言だな、と思う言葉を挙げて下さい。

「縁がある縁は大事にし、縁がない縁は無理強いしない」
中国語の教材にあった名言ですが、今友達に本を貸しているので原文がわからない・・・。
続く縁は何かしら続くし、そうでない縁はがんばってもとぎれてしまう。それならば、今ある縁を精一杯大事にしたいと思います。

Q3:自分の性格を一言で言い表すと?

「わかりやすい」
すぐに顔に思っている事が出るそうです。よく「この服ってシュンマオ好きそう」って言われる。

Q4:好きな言葉を挙げて下さい。

「マイペンライ」
好きな言葉と言うか、私のHPのタイトルです。
使った事はないけれど、タイ語で「大丈夫、なんとかなるさ」という意味です。
中学生の時に読んだ山田章弘のマンガのラストに出てきました。マニアック!
先が見えなくてどうしようかと焦る時、頭の中で反復している時も。
大丈夫、なんとかなるさ・・・。

Q5:どんな性格の友人が一番嬉しいですか?

まったりと語れて、一緒にいて疲れなければ、どんな性格とかは気にしない。

Q6:あなたの口癖は何でしょう?

日本語:えーと  中国語:那个
通訳の時にやたらと口にするそうです。現在矯正中。
ちなみにとなりの通訳の子は「就是説」が口癖です。

Q7:こんな性格になりたい!と憧れる性格は?

おおらかで楽観的。くよくよしない。
自分が小さな事を気にしてすぐ落ち込むタイプなので。

Q8:座右の銘とかありますか?

月並みですが・・・
「チリもつもれば山となる」
平凡な私への励ましの言葉かと。

Q9:嫌いなタイプの人間はどんな人ですか?

自分ができない、やらないのに平気で人を批判する人。

Q10:プロポーズの言葉を考えてみてください(女性の方はどんなプロポーズをされたいかを書いてください)

「80歳になっても一緒にいようね」
そうか、そんなになってまでも私といたいんか、そいじゃあ結婚しようかな、と思っちゃいますね。
今の彼氏に言われたんですけどね。韓国人はアジアのラテン系なので、日本人はまず言わないくさい事を平気で口にします。結婚するんでしょうかね。

Q11:自分の人格で最も長所と思われる部分は?

「優しい」
・・・優しいかな。。(不安)
あと、比較的聞き上手。比較的ですから・・・長所なんか?

Q12:お疲れ様でした。5人の方に回して下さい。

うーん、ブロガーのお友達が少ない上に、みなさますでにご解答済み。
ここは最近東京オフィスデビューしたダンクちゃんに回すしかないかと!
ダンクちゃん、よろしく。
1人で暇している時に答えてみてください。
流してくれてもいいですよ~。


新たな試練

2006年02月24日 | 仕事でのほほん
銀行にも行ったし、怒涛のお客さんも帰ったし、ちょっとはゆっくりするかなぁと思っていたら、またまた新たな試練が。

今度は通訳関係ではありません。
海の向こうの日本の本社とのやりとりです。

もう一ヶ月ほど同じ問題についてメールや電話でやりとりしていましたが、なんせすぐに解決する問題ではなく、うかつに回答できず、いつも席にいない上司と確認しながら仕事を進めていたため、対応が遅くなっていました。
こちらが何かを回答すれば、またその回答に対する質問がかえってきます。
まるでいたちごっこ。

さすがに私が根をあげました。
こりゃー、つきあってられない。
それに、とっくの昔に担当者レベルの話じゃない。

今までそんなに仕事がなかったものですから、ふられた仕事をはりきって引き受けて来ましたが、引き受けられない、私の手にあまる仕事もあります。

しかし、上司も手を焼いたから私に回ってきたわけであって・・・。
さてさて、どうなるんでしょう。
なんかもうひと事のようになってきたよ。
本社は私の名前を間違えてメールを送ってくるし・・・。そんな人はうちの会社にいませーん。
うちの本社は関連会社の名前を間違えるだけでなく、担当者の名前も間違える会社なんですかー。。

銀行デビュー

2006年02月22日 | 仕事でのほほん

この間書いたブログにこんなにたくさんコメントをいただいて、またまた涙、涙です。今度はうれし涙ですが。
これほどたくさんのコメントをいただいたのは初めてです。みなさん、ありがとうございます。
いろいろありますが、それほど仕事はきついわけではないので、けっこうのほほんと通勤しています。
こんなにコメントをいただいておきながら、いつまでもへこんでいられないですしね。

さて、今日は仕事で日系銀行に行きました。
仕事上アポイントをとってまで日系銀行に行くのは初めてなのです。
勝手が分からず、作業服で行くのも嫌だなあと思い、この間の春節に日本に帰った時に新調したスーツを着ていきました。
行く前に上司にスーツ姿をお披露目しようと思ったのですが、なぜか昨日から財務課にこれでもかと客が押し寄せてきているので、その対応に追われている上司に声をかけられませんでした。

午前中に日系銀行が入っているビルにたどり着きました。
日系銀行が入っているビルって天津で言えば国際大厦しかないので隠すまでもないのですが。
やっぱり国際大厦は工場とは雰囲気が違います。
はあ~、オフィスビルって感じだわ~とどこかのおのぼりさんのようになって銀行に向かいました。

私が銀行に向かった目的はちょっと書けない内容なので、国際大厦に行く事自体はうきうきしたのですが、いざ銀行で用事をすますのは気が重かったです。
銀行とのおつきあいって、よくわかりません。
本社からの書類にうちの会社の名前が間違って書かれていたので、
「おたくの本社は子会社の名前を間違えるんですか?」って銀行の人に言われちゃったよ!恥ずかしかったよ・・・。

なんとか用件を終えて、別件もあったので、違う事務所に向かいました。
国際大厦をうろうろしていたら、お~、ここってあの人の会社じゃない!とかわかって面白いです。
帰る間際に私が今日国際大厦に来ると知っていた人が電話をくれて、わざわざ会いに来てくれました。
いけていないスーツを着ていたらだめだしをしようと思っていたそうですが、意外にできる女に見えたそうです。よかった、よかった。
なんかこう、国際大厦で働いている人って、みんなバリバリのビジネスマン・ウーマンに見えるわ。。

夜は最近肩が懲り気味なので、足つぼマッサージに行ってきました。
近所のローカルマッサージで、70分で25元ぽっきり。
私でも気軽に行けるお値段がうれしい。
従業員さんは親切ですし、マッサージもそこそこですし、文句ないですわ~。
今日はゆっくり寝れそうだ。


涙、涙の会議通訳

2006年02月19日 | 仕事でとほほ・・・

今日は土曜出勤の日でした。
春節、労働節、国慶節など長期休暇の前後は土曜出勤がある事が多いです。
前にも書きましたが、土曜出勤は休む人が多いです。
今日も例の如く、総経理の通訳、うちの部長の通訳2人が休みました。で、そんな日に限って会社全体の会議がありました。
というわけで、会議通訳が私にまわってきたのです。

会議通訳。通訳の中でももっとも難しい状況の一つ。できたら避けたい仕事。
大勢の日本人、中国人を前に、普段は話す事のない人の中国語・日本語の通訳をみんなが分かるようにはっきりと大きな声で話さなければならない。
通訳する側として、初めて話をする人の通訳はしづらいけれど、通訳される側としても、いつもは話す機会のない通訳の中国語はなじみにくいもの。
さらに会議の内容、専門用語がいつもの業務とは全く違うという不安要素が加わる。
通訳の技量がためされる場でもあると思う。

悪戦苦闘の2時間の結果、総経理が私に一言。
「シュンマオ、おまえ通訳だめだな」
・・・・・。

会議終了後、うちの部長も出ていたので私にフォロー・アドバイスをしたのですが、その後くやしくてトイレで涙。。
私よりもずっとできる人を探してください、もう正社員契約はなしにしてください(まだ試用期間中で契約書にサインはしていない)、という言葉がちらりと頭をかすったけれど、トイレットペーパーで目をぬぐいながら、私だってもう新卒の社会人じゃないんだ、絶対弱音は吐くもんか、と誓いつつ午後の仕事に向かったのでした。

午後はあれだけ通訳のだめだしをされつつも出向者にしなくてもいいサービスを提供し、あいそをふりまく私はピエロなんじゃないか、もう少し“打たれたらへこんじゃうデリケートな女子社員”という事をアピールせなあかんのでは、と思ったもんでした。

夜は急遽友達と韓国料理を食べに行く事に。
へこんだ時は、誰かに話を聞いてもらうだけですっきりするよ。
つきあってくれた方、ありがとう~。


バレンタインデー飲み会

2006年02月14日 | 友達とのほほん

今日はバレンタインデーという事で、まず会社に着いたら日本人出向者にチョコを渡しました。
出向者は朝に総経理室に集まるので、一箱を総経理に渡してそれをみんなで食べてもらおうというお手軽な手段。
結果はややうけ。日本で買ったかわいいチョコだったので、かわいいね~とは言われました。
やはり「一箱ですませたんだね」というするどい指摘が。
いや~、こういうのはこりだすときりがないじゃないですか。。来年もこれでいきますよ!(小声で)

終業時間間近になると、あらかじめ片づけを終わらせ、チャイムが鳴ると同時に服を着替え、開発区へ出かけました。
今日は前の会社のおじさまズにチョコレートを渡しに行き、ご飯をご一緒するというイベントがあったのです。
18時過ぎには開発区の日本料理店に着き、すでに3人のおじさまが来てくれていました。

海鮮鍋をいただきました~!右下に見えるのがうなぎのだし巻き。おいしかった・・・。
平日は1人で質素な自炊が多いので、こうやってお鍋を食べにいけるのはうれしいです(涙



はじめこそはシュンマオの仕事ぶりや、世間話、結婚話(?)などをまったりと話していましたが、日本酒を2合、4合、8合とあけていくうちに、完全に仕事話モードになり、中国での仕事への思いを熱く語っていました。
私のようなひよっこは自分がどんな仕事をしていくかという事で頭がいっぱいですが、ベテランおじさまになると、自分の経験、または日本の技術を会社の中国人にどれだけ伝えられるか、どれだけ伝わっているのか、という事も大事なようです。
「こんな話シュンマオが聞いても面白くないかな」と心配されましたが、いえいえ、とても楽しかったです。勉強になりました。
私の仕事の悩みも少し話しました。

今日はアロー部長は忙しくて来れないとの事でしたが、なんと私におみやげをくれました。
文明堂のカステラです。カステラなんて久しぶり・・・。
しかし、注目すべきはカステラが入っていた紙袋。

たぬきが踊っています。



たぬき煎餅です。



アロー部長、たぬき煎餅って何ですか??とっても気になります。

アロー部長は「行けなくてごめんね」という言付けだけでなく、こんなすてきなおみやげまでくれたのです。
その場にいた4人は「会社で一番まめなのはアロー部長だね~」とうなづいていました。
その後チエズさんが「次にまめなのは誰だろうね?」と素朴な疑問を言いましたが、誰も答える事ができませんでした。

今年はすてきなバレンタインを過ごせました。
みなさん、いつもこんなひよっこにつきあっていただいてありがとうございます。
またこりずに開発区に行きますので、よろしくお願いします!


ホリー・ガーデン

2006年02月13日 | 日常ののほほん
シャロンさんから「江國 香織のおすすめの本はない?」というコメントを頂いたので、ネットで検索をしながら、どれが面白かったか探していたら、江國さんの本を必死に読んでいた時を思い出したので、今日はその事を書こうかと。

江國さんの本は、大学の友達に面白いと紹介されたのがきっかけで読みました。
初めて読んだのが「つめたいよるに」、次が「こうばしい日々」「きらきらひかる」「落下する夕方」「ホリー・ガーデン」と続いたかな。
刊行ペースが早く、たくさんの本を出している方なので、全ての本を読んだわけではありません。
最初は単純に面白いと思って読んでいました。
私は大学卒業を控えて、つまづいた時期がありました。今思い出しても、あの時はなんだったんだろう、あの時に比べれば、今はなんて幸せなんだろうと思えるような時期。
その時によく江國さんの本を読んでいました。
特に「ホリー・ガーデン」をよく読みました。
前のブログにも書いたけれど、江國さんの小説は、日常の本当に取るに足りないような事がたくさん書かれてあります。が、話の内容をよく見てみれば、普通の日常ではありえない。
主人公の果歩も静枝も、一般的に言う健康な恋愛とは程遠い恋愛をしている。その果歩を慕う中野くんも不思議な感覚の青年である。
当事の私には、その一般的な健康な恋愛とはかけ離れた恋愛を当然のようにして、ささいな日常を送っている彼女たちの小説が必要で、その小説を読む事で、必死に自分の状況を肯定したかったのだろう。
「きらきらひかる」も、なんともキテレツな恋愛小説ですしね。
読んでいると、人生とはレールをひいたようなまっすぐな道以外にも、予想もできないような道があっていいのかな、と思えてきたものでした。

で、私が大学卒業前に不健康な恋愛をしていたのかというと、そういう事は一切ありませんのでご安心を。。
実際に江國さんの小説に出てくるような恋愛をするのは、非常に疲れるかと。

久しぶりに「ホリー・ガーデン」を読みたくなりました。
今度日本に帰った時に、本棚から引っ張り出して読んでみよう。

生活の中のささいなこと

2006年02月10日 | 日常ののほほん
なんだかんだ言いながらも、今の会社になじんできました。
事務所の中方スタッフともなんとかコミュニケーションがとれてきて、日本人出向者からも話しかけられるようになりました。
そろそろ試用期間の3ヶ月も終わるため、査定書を人事課に提出します。今までの自分の仕事を査定して、上司の承認をもらって、はれて正社員になります。
自分で自分の仕事を振り返るのはけっこう難しい。文章をしぼりだして、上司に提出しました。これで「やっぱり採用取消ね」と言われたらどうなるんだろう、とちょっと不安です。

今回の日本帰国で、ばかすかお金を使ってしまいました。
この間バドミントンをしに言った時に、メンバーに「これぐらい使ったのよ~」と言ったら「あんたの会社の現地採用はそんなに給料がいいのか!?」と驚かれました。
よくないです。よかったら、泥棒に入られた家にずっと住んでいるわけがない。
反動で天津にいる時は、ひたすらじみ~な生活を送っています。
それでも、家で料理をしたり、洗濯をしたり、掃除をしたり、スーパーに買物に行ったり、お茶を淹れたり、音楽を聞いたり、ネットをしたり、ブログを書いたり、友達に電話をしたりすれば、お金を使わずともご機嫌な生活が送れるものです。
例えば料理を一つとっても奥が深いし、お茶を淹れるにしても、いろんなお茶があって、いろんな淹れ方がある。
そういうとるにたりない、ささいな事が楽しいと思える性格でよかったとたまに思う。

ちょっと話は飛ぶけれど、私が江国香織や長野まゆみを好きな理由も、この作者が小説にそういった日常のささいな事をたくさん書くから。
でもね、長野まゆみはよく日常が非日常になっちゃうの。
だってさ、18歳の高校生の少年がだよ、遊びに来た友達に出す料理が「飛龍頭」や「生麩」を盛り付けた「素麺」なのよ?別にこの少年は料理人でもないのよ。
この突き抜け加減がたまらないと思う、長野まゆみは。
舞台は現代日本でも、こんな描写が次々に並んだら幻想小説です。
一体彼女にとって、日常とはどんな形で映っているのでしょうね、と思ったら興味深い。
最近本を読んでいなかっただけに、今回読んだ「白昼堂々」シリーズは強く余韻に残ったので、また後ほど語ると思う。誰か一緒に語れる人はいないだろうか。ね、ふじっ子(めいわくなご指名)?

おお、もうこんな時間だ。遅刻しないように早く寝ないと。

支払えませんから

2006年02月08日 | 仕事でのほほん
天津に帰ってきて早々、買ってきた長野まゆみの小説3冊を徹夜で読んでしまった。
日本に帰って学生時代の友達と会って、学生時代の生活を思い出したのかシュンマオ。
そんな事をするから、3日連続寝坊をして、昨日は遅刻をしてしまった。
まだ試用期間の身なんですが、大丈夫かな・・・。

さて、春節前から、本社からの支援者に対する費用の未払いのやりとりを日本の本社の中国人スタッフとしている。
何度もメールでやりとりをしていたが、さすがに向こうが耐えられなくなったのか、今日始めて国際電話がかかってきた。
さすが日本で働いているだけあって、日本語は上手。
しかし、感情がなくたんたんと話す業務的な話口調が聞きようによってはちょっぴり神経を逆なでするというかなんというのか。
以下は私(シュ)とそのスタッフ(本社)とのやりとりの一部。

本社「出入国諸経費の領収書をつけてほしいという事ですが、今までに他拠点からそのような依頼を受けた事はありません。要領書にもそのような内容はありません」
シュ「要領書はそうかもしれませんが、このままでは本社へ支払いができません。天津としては支払いを進めたいので、お手数ですが以前頂いた領収書を準備して頂けないでしょうか」
本社「以前の領収書の話をされても、私が仕事の引継ぎをした時には、そういった事は聞いていません。今後明細書作成の方法を検討してみます」
シュ「・・・・・(いやだから検討されても困るんですが。要領書とかあなたの仕事の引継ぎの話は高い国際電話費を払ってまで私に話す必要があるのか?)」

シュ「領収書とインボイスの金額はどうして違うのですか」
本社「領収書は支援者本人が計算したものです。後ほど人事が計算しなおしてインボイスとします。」
シュ「・・・・(そんなん本社の内部の話やん!送られた方は金額があわないから困ってんのよ)」

シュ「今回のように訂正されたインボイスが送られてくるケースですが、訂正が入った時点で事前にこちらに連絡して頂けないでしょうか」
本社「そのようなケースはほとんどありません」
シュ「(今回がそうやったやん!)ほとんどないでしょうが、万が一あった場合に、今回のように先に送られてきたインボイスを元に処理を進めてしまう事になってしまいます」
本社「そうですね。では、連絡するようにします」

本社さまというのは、大変お偉い方のようです。
短気な私はちょっと(?)頭に血がのぼってしまいました。
こういうのは、落ち着いて対処しないとだめですね。
上司が怒って報告をしている私を悲しそうな笑顔で見つめていました。

そして中国へ

2006年02月05日 | 日本でのほほん

楽しい楽しい日本帰国ももう終わり。
明日はいよいよ天津に戻る日です。

最後の二日で東京・静岡に行く予定でしたが、諸事情により中止。
そのおかげと言ってはなんですが、最後の二日はゆっくりできました。

久しぶりに家族3人で手巻き寿司を食べたり、豆まきをしたり。

古本屋に行って、立ち読みをしました。
今回は「輝夜姫」を最後まで読みました。もう終わっていたのですね。
最近「BANANA FISH」を読んだので、ラストがかぶっているように感じた。
この作者のラストへの盛り上げ方は好きですけどね。
「月光」のラストとも主人公がそちらの世界に行くという点では少し似ていた。
では、こういう話のめずらしい終わり方とはどんな終わり方なのだろう。思いつかん。

小野不由美の古本を置いているかどうかチェック。
屍鬼、東京異聞は数冊おいてあり、ミステリー系も置いてあったけれど、十二国記は1冊も置いてなかったので一人で喜ぶ。
やはりみんな、十二国記は大切に家で保管しておくものよね!

立ち読みだけではなく、ちゃんと古本も購入。
今回購入した本は、ジャンプ系「D.Gray-man」「アイシールド21」、どちらも2巻までしか置いてなかったので、2巻を購入。人気あるんだなー。古本にしては高かったし。
小説では江国香織を3冊、長野まゆみの「白昼堂々」シリーズの2~4巻を購入。
最近の小説はどれを読んでいいかわからないので、学生時代読んでいた長野まゆみをまた手に取る。
この人にも一時期はまりました。徹夜して読んだもの。
そうそう、先ほど言っていた「意外なラストとはどんなものか」だけれど、長野まゆみがそうじゃないかと。この作者、ハッピーエンドを書く気がまったく感じられないのです。その読者を突き放したラストが好きですが、余韻は悪いです。

最近全然本を読んでないなー。
今日梅田の紀伊国屋に行ったけれど、並んでいる本はほとんど知らない本ばかり。当たり前だけれど。
しかし、日本はものすごい情報量。雑誌コーナーなんて、各分野の本がぎっしり並んでいる。それをあさる人の群れ。
くらくらする。
私にとっての天津のいい所は、情報量の少なさだ。
知りたいと思う情報量が圧倒的に少ない。そのシンプルさが気楽だ。
それが続くのも問題なんだけれど。

今度日本に帰国した時、本読んで、絵を描いて、カフェに行っていればご機嫌な暮らしができるんじゃないかと思った。

最後ですが、今回日本帰国の際に会えた方、どうもありがとうございました。幸せな時間を過ごせました。
会えなかった方、また今度会いましょう~。

次の帰国はGWです。今から楽しみ♪