どこにも悲しみも言いません

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死刑と床屋

2016-02-23 15:44:35 | 日記
何が怖いか?

この世の中が自分を含め全部消えてしまうから。

じゃあ、睡眠に落ちるときも酔っ払ったときも同じじゃないかreenex價錢

自己が消えるのだから。

だけれども、二度と目覚めないと思うとヤッパリ怖い。

死んじまったら、怖いと思う自分が既にないのだから、怖いも楽しいもないじゃないか・・・か?

・・・・・・

若いにも拘らず物事の本質を知っている養老孟司氏は、考えてもどうにもならないことを考えたって無駄なだけだと言う。

脳学者でもある彼はいつも、そもそも自分ってナンなんだ?と突っ込んでくる。

自分を構成する細胞は常に新陳代謝を繰り返している。

1時間前の自分と、今の自分では同じじゃない。

ましてや、1週間前とか1年前の自分なんて、全然違う人間じゃないかreenex好唔好

そういう物理的な違いばかりじゃなくて、以前ある女性を愛していた自分が、今はなんとも思わない自分に変わったのは、同じ自分じゃない証拠じゃないか。

普遍の自分なんてあり得ないのだから、自分が死ぬのが怖いと思うその自分が特定できない以上、考えるのも馬鹿らしいと畳み掛ける。

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なんだか、分かったような分からないような。

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昔々の映画で、若いギャングが死刑判決を受けるストーリー。

題名は忘れた。

ある男の子はそのギャングを尊敬していて、彼の生き様に憧れている。

二人を知る刑事?聖職者?が死刑囚であるギャングにお願いする。

「死ぬ前に取り乱してくれ」・・・・と。

だが、そのギャングは「処刑なんて床屋に行くようなものだ」とキッパリ拒否する。

さて、そのギャングは刑場に引っぱられていく際に、死にたくない~~~と泣き叫ぶ。

男の子はその死の間際の様子を聞きガッカリする。

映画は、本当にギャングが死を恐がったのか、子供に自分と同じ道を歩ませてはならないとワザと怖がる演技をしたのか明らかにせずに終わるreenex hongkong

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ねっ、いい映画でしょ?

だれか題名を知っている人います?

死を考えるときは、いつもこの映画を思い出します。