NPO法人 里山バイオマスネットワーク

私たちのポリシー、活動状況、イベント情報をお知らせします。
woodybiomass@mail.goo.ne.jp

薪ボイラーを移設しました

2010-07-13 11:31:51 | 事務局員の独り言
個人の話で恐縮ですが、私は2008年からウッドボイラーを利用しています。
このボイラーは燃焼炉が大きく通常の薪の外、枝葉、丸太、チップなどが燃料として利用出来とても便利です。
大きな丸太を投げ込んでおくと一日中お湯が使えます。

これまでは写真の様に家屋の屋根下に設置して使用して来ましたが、作業性やら家の中で火を使うリスクなどから、家屋から離しての使用を検討していました。



この度、写真のとおり建築物から離した構造としました。
もともとボイラーの壁面水が回してある安全設計のボイラーですが、これによりさらに火災のリスクが減少します。
家屋へ行くのはお湯だけですから。お湯では火災は起こりませんものね。
高齢者社会を迎える時代に適した方法と思います。

燃料投入などの作業性も良くなりました。



このボイラーは2系統の温水を利用出来、現在は給湯のみを利用しています。
この冬は温水を利用した暖房を目指したいと思います。

そうそう、はじめに言ったとおりこのボイラーはとても大きな燃焼炉を持っていますので、
どんな大きなダッチオーブンでも入ります。
オーブン料理にも挑戦してみようと思います。




気候変動

2010-07-08 11:06:36 | 事務局員の独り言
 何年か前に地球温暖化をテーマにしたフィクション映画「Day after tomorrow」のお話をしました。
 その時も気候が変じゃないかと思ったのですが.......。
 今日では毎日の様にゲリラ豪雨の時は地下室は危ないとか、突風の時は物が飛んでくるので建物の中に避難しろと言うような気象情報がでます。
 以前は何となく変じゃないと思っていましたが、今では間違いなく変だと感じるこの頃です。

http://blog.goo.ne.jp/woodybiomass/e/1c23de666602ac964998e505e52262a8

 地球温暖化の現象はその語感から来る何となく気温が高くなるのではなく、豪雨・突風・竜巻等の気候の激変として現れ来るようで、これは地球温暖化の具体的現象として言われてきたとおりです。

 このため我が国は京都議定書後のco2削減目標として25%を表明しています。
これを達成するためには吸収源としての森林整備と排出削減としての化石燃料から自然エネルギーへの転換が必要となります。



 私たちの活動目標である里山再生とバイオマスエネルギー利用は正にこれらにあたると思います。個々の活動では様々な障害もありますが、より良い環境を未来に引き継ぐため今後とも活動して行きますので皆様方の一層のご支援をお願いします。



ご意見等はwooodybiomass@mail.goo.ne.jp 林までお願いします。


カーボンオフセットに薪ストーブ

2010-06-21 14:11:45 | 事務局員の独り言
カーボンオフセットとは日常生活や経済活動においてさけることができないCO2などの温室効果ガスの排出について、まず、できるだけ量が減るよう努力を行い、どうしても出る温室効果ガスについて、はい出量に見合った温室効果ガスを減らす活動に投資することなどにより、はい出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方をいいます。

埋め合わせの方法としては、CO2吸収源としての森林整備や自然エネルギー利用があり、その内バイオマスエネルギー利用としてはペレットストーブやバイオマスボイラーの利用が対象となっています。
薪ストーブはCO2の削減量等の量が計算しにくいなどとして、これまで対象とされていませんでした。



私は自宅で薪ストーブを使用していますが、居間の暖房はほぼこれによりまかなっています。おそらく一冬灯油200L以上は節減できていると思います。

この度、カーボンオフセットの対象にその薪ストーブ利用が対象になったようです。
但し、適正な利用であることをチェックできるために、対象は購入した薪だけが対象の様です。残念。

私たちの活動の目標は吸収源としての森林整備とそれにより発生する木材をエネルギー利用です。一石二鳥ですね。
これらの活動がカーボンオフセットの対象に認められるよう活動して行きたいと思います。

ペレット

2010-05-31 14:24:15 | 事務局員の独り言

近頃じわじわと石油製品が値上がりしますね。
木質ペレットは2kgで灯油1Lと同じ熱量を発生するといわれています。
この計算で行くと今時分の灯油の値段はだいたいペレットと同じです。

昨年から一部ペレットストーブによる暖房を利用いただいている「出雲かんべの里」の方とお話ししました。詳しくは分析はしていないけれど以外と使用量が少なく、上記の想定より案外安あがりなのではないかとのことでした。

その話を聞いて思い出したことがあります。
同じく昨年からペレットによる冷暖房を導入した「島根県立三瓶自然館サヒメル」も当初の想定より使用量がかなり少ないということです。

詳しく調査して見ないといけませんがペレットって以外と経済的かも知れませんね。


サステナ最終号

2010-01-27 11:06:19 | 事務局員の独り言
サステナ」はサステイナビリティ学連携研究機構が出す雑誌です。
地域、社会、人間の未来について真剣に考えようとする人のための雑誌です。
読みごたえがある雑誌ではありますが、毎号学ぶこと、考えさせられることが多く楽しみにしていました。
この度、機構の4年間の活動が完了し最終号となりました。
下記よりPDFがダウンロードできます。

http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/sustaina

今週末、島根県大田市で開催される「里山バイオマスワークショップ」の会場にサステナを持って行きますので、世界遺産「石見銀山」観光も兼ねておいで下さい。
詳細は下記よりダウンロードできます。

http://www.morifure.jp/files/20100115163518.pdf

シュレッダーペーパー

2009-09-28 16:54:39 | 事務局員の独り言
シュレッダーされた紙でペレットを作ってみました。
シュレッドされた紙はとても軽いので機械で送るのに苦労しました。
できることはできます。
オフィスでは膨大量のシュレッダーペーパーが出ると思いますが、何に使われているかご存じの方はいませんか。
次の機会にきちんと燃えるか試してみます。

woodybiomass@goo.ne.jp

温暖化の影響

2009-08-28 10:21:38 | 事務局員の独り言
「地球温暖化による我が国農業の行方」という記事を読みました。

私たちの関わる里山はどちらかというと森林・林業で、山に入っても急激に増える竹・クズ程度しか目に見える影響は感じられないのですが.....。

気温は1年を通じて一律に上昇するのではなく、季節によってその変化が違うようです。
農業の対象は1年生の草本が多く、これらの影響をダイレクトに受けるのかも知れませんね。
そういえば5月にやっていたチューリップ祭りは4月へと約半月早くなっていますが、
桜の開花は早くなったとはいえ、チューリップほどではないような気がします。

樹木でいえば昨年異常に沢山結実したカリン、今年も沢山実をつけています。
これも温暖化影響でしょうか。

皆さんも最近変だなということがあれば
woodybiomass@mai.goo.ne.jpまでメールを下さい。


サステナ12号

2009-07-30 10:02:50 | 事務局員の独り言
「サステナ」12号が出ました。
前号のテーマは教育で今ひとつ不得手な分野でしたが、今回は地球温暖化。

IPCCが地球温暖化への対策として、「防護」、「順応」、「撤退」という方針を示したそうです。
島根県に限らないことと思いますが、山間部へ行くと空き家、耕作放棄地、荒廃森林が目立ち心が痛みます。
人口増加、経済発展のもとで伸びきった戦線も、人工減少、経済の停滞等により「防護」できなくなりつつあるのが現状と思います。
我が国の山村を今後どう持って行くかという明確な方針をたてて、当面は「順応」、そして余力のある内にそれぞれ整備をしつつ「撤退」して行くことも必要かも知れません。
そしてサスティナブルな環境を次世代に引き継ぐことが今の私たち役目かも知れないと感じました。

サステナは
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/sustaina
を参照ください。
製本されたものをご希望の方はメール下さい。
但し、松江近辺で指定の場所まで取りに来られる方に限ります。


タケノコ

2009-07-06 08:41:19 | 事務局員の独り言
里山を再生するにはまずは不要木を伐採し林内に光を入れます。以前このコーナーでお話したヤマビルのいるような林内も光と風が入り乾燥してきました。
但し、別の問題があります。林内にタケノコが発生するのです。周辺に竹林(特に放置された暗い竹林)があると竹は光を求めて周りへ広がって行きます。竹は光が好物です。
竹は一年で10m以上になりますのでこれを放置しておくと、たちまち竹林になってしまいます。竹には申し訳ありませんが週末にタケノコ切りに行っています。
里山再生と竹の問題は奥が深いですよね。        m.h

ヤマビル

2009-06-12 09:29:12 | 事務局員の独り言
先日、NHKラジオで最近人里でヤマビルが増えて入るそうです。

ヤマビルは森のじめじめした落ち葉のなかなどに棲んでいます。
近年は山に人手が入らなくなり、森が人家のすぐ裏まで迫って行くことも一因の様です。

ヤマビルについてはhttp://gaku-blog.net/index.php?e=535

原生林と人里の間に里地・里山があったことは、理にかなったことだったんですね。

と言うわけで、引き続き里山再生にがんばって行きましょう。