※ネタバレあります。まだ本編を見てない方は見ないようにしてください。
本編を見ようか迷っている方は見ることを強くお勧めします。素晴らしいです。
アニメとかほとんど見てなかったのですが、ニコニコ動画とかで話題になったアニメは最近見るようになりました。
他に面白いテレビもありませんしね。
「けいおん!」とか「とある科学の超電磁砲」とか「パンティー&ストッキング」とか見ました。
どれも面白かったと思います。
2011年で話題になったのは「魔法少女まどか☆マギカ」と「TIGER & BUNNY」辺りじゃないでしょうか?
まどかは何か「マミった、マミった」言われてるので「何だろう?」と思ったのとタイバニはなんか初回限定BDが高騰しているというニュースを見たので知りました。
タイバニは再放送を見ているところです。
「魔法少女まどか☆マギカ」は再放送しないのでDVDを借りようと思ったんですが借りに行くのも返しに行くのも面倒くさい…(近くにない)
そこで、以前から気になっていた宅配レンタルを利用することにしました。
そして、年末にやっと全巻揃って見ることが出来ました!
ちなみに借りたDVDは40本目、最優先にしていたのに…これがDMMの借りやすさレベル3の真実…
そして、設定資料などを見たわけではないので放送範囲内感想ですが…
素晴らしいですね。ビックリしました。
ストーリーも音楽も素晴らしいと思います。
唯一好きじゃないのは魔女の描き方ですかね…異空間感を出したいのかも知れませんけどあのアートスタイルは紙芝居のようで3次元が急に2次元になってしまったように思えます。ちょうど今の擬似3Dテレビみたいに3Dではなく階層のある2Dみたいな感じがしますし、私にはきちんとした立体的なデザインを省略するための妥協に見えます。
ワルプルギスの夜や、シャルロッテ?(なんで皆名前分かるんだ…?)など重要な魔女はきちんとデザインされていたのがその証拠だと思います。
最初は「マミった」のが衝撃的だっただけのアニメか半ば批判的に見ていました。
マミさんはとても良い人で、その人が無残な死に方をする…元々知っていた事もありこれは別に驚きませんでした、天邪鬼な作者ならば無残な死に方をするキャラはなるべく皆から好かれるキャラにすると思います。
それに、嫌なキャラが死んだって「ざまぁw」で終わってしまって何も残らないでしょうからね。
あの無残な死に方に注目が集まっているようですが、ストーリー上魔法少女の幻想とは違う過酷な現実を一発で見せ付けるのにあの「マミった」は非常に有効だったと思います。
そこから、「素敵なもの」であったはずの魔法少女が「なるべくなりたくないもの」という存在に変化して、どのようにして登場人物たちが魔法少女になっていくのかというストーリーに変わっていきます。ここでエンディングが典型的萌えアニメーションっぽかったものから暗い真のエンディングになったのも素晴らしい演出だと思います。
そして、4~8話で次々と魔法少女の真実が明らかになり、最終的に魔法少女は「なったら終わり」の存在になって行きます。
9話~最終話までは、もう涙無しには見てらんない…ナウシカも最後の感動的なシーンの前には何度見ても涙が出てきてしまうのですが、これもそうですね。
あんまり無いんだけどなぁ…
9話はストーリ的にはそれほどでもないんだけど、エンディングの1枚絵と歌にやられました。
自分は人に何かを感じさせる絵が描けないのでうらやましいです。
そして、10話が凄すぎます。ここで、ほむらの過去?とまどか達の未来?が次々に明らかになります。ここで特に凄いのがまどかになぜ常識外の素質が備わっていたのかという理由がはっきりすることです。ありきたりな主人公だからとか、前世が…とかいう理由でないのが素晴らしい。
こういうのを見ると昔自分が描こうと思っていた漫画がいかにストーリーを練ってないかがわかってがっかりします。所詮は素人のお遊びでした。
それと、画面が美しいですね、空が黄金に輝き水が薄いピンクのクリアな水です。雨も美しい。私だったら普通に曇天・泥水にして汚い回想シーンにしているだろうなぁ…
そして、私は海外の反応を紹介しているサイトを見るのが好きなんですが、そこの感想に「オープニングの歌はまどかじゃなくてほむらの歌だったんだな」というのがあり、あ、そうか!と思いまた感動です。
そしてまた、ストーリーに無駄が無いというのがいい。ほむらが頑張ったせいでまどかが最悪の魔女になる素質を持ってしまったわけで、彼女はその頑張りを無駄なこと、もしくは逆効果だったと思い絶望しかけますが、その頑張りがなかったらまどかの壮大な願いがかなえれず全ての魔法少女たちを救うことが出来なかったわけですから、ほむらの頑張りも重要だったわけです。
10話以降はほむらが主人公にしか見えないわけですが、ほむらが下準備をして下準備をして、最後にまどかが一発かますという、やっぱり主人公はまどかですね。
終わり方に賛否両論あるようですが、私はああなるしかないよねって感じで良いと思っています。
一ファンとしてはまどかもほむらもマミさんも何の心配も無く一緒に魔女退治をして欲しいところですが、それでは”なあなあ”の妥協ストーリーにならざるを得ないと思います。
そして、1話の最初と最終話の最後でリボンでまどかと母の絆が表現され、そこにほむらも加わっているのがまた素晴らしい。一体どこまで考えてストーリーを作っているんだろうかと感心してしまいます。
私は、放送したものしか見ていないので
1.なぜ過去のマミがワルプルギスの夜が来るのを知っていたのか。
2.魔法少女になっても別に魔女と戦わなくてもよいのでは?(もしかしたら本体が死体同然なので常に修復してて微量の魔力を使うのだろうか?)
3.過去の魔法少女の魔女化まで止めてしまっては、現在の人口、科学の発展状況、国のあり方等大幅に変化するはずなので、ほむらやマミが魔法少女化しているどころか存在しているはずが無く、まどかだけが消えてしまったような最後のシーンは絶対ありえない。
など、細かい疑問はあるのですが、当然作者も考えているでしょう。(昔、アニメや漫画で過去や未来を描くとたいていグダグダになって矛盾だらけになるので私は絶対描かないぞと思ったものです…)
最後に、エヴァンゲリオンに似ているという人がいるようですが、私は全く違うと思います。
もっとも私はエヴァンゲリオンはテレビ版と劇場版、新劇場版はテレビでやった破しか見ていないので、他を見た人とは違うかもしてませんが…
似ているといっている人はどこが似ていると言っているのでしょうか?最後に街が破壊されて水浸しになったから?
地球全体のルールを書き換えることになるから?少なくともエヴァ劇場版では皆死んで(一体化して?)シンジとアスカが残っただけのような気がするんですが…
よく分かりません。
まどかとエヴァでは決定的に違う点があります。それはエヴァの登場人物がシンジからアスカ、ゲンドウ、ミサトまで人格が破綻する者か深いコンプレックスを抱いた人間で、その人間の行動原理でストーリーが構成されていることでシンジにはイライラするし他のキャラも心理的な気持ちの悪さを感じさせるキャラが少なくありません。一番まともなのはアニメの中で異常者扱いされている綾波レイだという…そして基本的にすべて受動的に進みます…誰もシンジが道を切り開いたとは思わないでしょう。誰かが作ったストーリーの終着点に向かっていくという話です。
それに比べ、まどかの登場人物は極めて理性的で常識的な判断をします。ほむらもさやかもきょうこも自らの強い意志で行動し、弱気だったまどかも(弱気というより正解を探していたという感じですかね)最後には(正解を見つけた時には)強い意志を持って行動を起こし、ほむらの努力とまどかの決断によりインキュベーターの作ったルールを破壊するという能動的なストーリーです。
これはエヴァ批判ではありませんよ。エヴァ嫌いではないですし、テレビの最初のノー天気に戦ってる頃が一番好きだったんですけどね…落ちてくる使徒を受け止めるシーンが好きですね。
先日、破を見たらなんだだか以前より萌えアニメっぽくなってて嫌だったけど…
本編を見ようか迷っている方は見ることを強くお勧めします。素晴らしいです。
アニメとかほとんど見てなかったのですが、ニコニコ動画とかで話題になったアニメは最近見るようになりました。
他に面白いテレビもありませんしね。
「けいおん!」とか「とある科学の超電磁砲」とか「パンティー&ストッキング」とか見ました。
どれも面白かったと思います。
2011年で話題になったのは「魔法少女まどか☆マギカ」と「TIGER & BUNNY」辺りじゃないでしょうか?
まどかは何か「マミった、マミった」言われてるので「何だろう?」と思ったのとタイバニはなんか初回限定BDが高騰しているというニュースを見たので知りました。
タイバニは再放送を見ているところです。
「魔法少女まどか☆マギカ」は再放送しないのでDVDを借りようと思ったんですが借りに行くのも返しに行くのも面倒くさい…(近くにない)
そこで、以前から気になっていた宅配レンタルを利用することにしました。
そして、年末にやっと全巻揃って見ることが出来ました!
ちなみに借りたDVDは40本目、最優先にしていたのに…これがDMMの借りやすさレベル3の真実…
そして、設定資料などを見たわけではないので放送範囲内感想ですが…
素晴らしいですね。ビックリしました。
ストーリーも音楽も素晴らしいと思います。
唯一好きじゃないのは魔女の描き方ですかね…異空間感を出したいのかも知れませんけどあのアートスタイルは紙芝居のようで3次元が急に2次元になってしまったように思えます。ちょうど今の擬似3Dテレビみたいに3Dではなく階層のある2Dみたいな感じがしますし、私にはきちんとした立体的なデザインを省略するための妥協に見えます。
ワルプルギスの夜や、シャルロッテ?(なんで皆名前分かるんだ…?)など重要な魔女はきちんとデザインされていたのがその証拠だと思います。
最初は「マミった」のが衝撃的だっただけのアニメか半ば批判的に見ていました。
マミさんはとても良い人で、その人が無残な死に方をする…元々知っていた事もありこれは別に驚きませんでした、天邪鬼な作者ならば無残な死に方をするキャラはなるべく皆から好かれるキャラにすると思います。
それに、嫌なキャラが死んだって「ざまぁw」で終わってしまって何も残らないでしょうからね。
あの無残な死に方に注目が集まっているようですが、ストーリー上魔法少女の幻想とは違う過酷な現実を一発で見せ付けるのにあの「マミった」は非常に有効だったと思います。
そこから、「素敵なもの」であったはずの魔法少女が「なるべくなりたくないもの」という存在に変化して、どのようにして登場人物たちが魔法少女になっていくのかというストーリーに変わっていきます。ここでエンディングが典型的萌えアニメーションっぽかったものから暗い真のエンディングになったのも素晴らしい演出だと思います。
そして、4~8話で次々と魔法少女の真実が明らかになり、最終的に魔法少女は「なったら終わり」の存在になって行きます。
9話~最終話までは、もう涙無しには見てらんない…ナウシカも最後の感動的なシーンの前には何度見ても涙が出てきてしまうのですが、これもそうですね。
あんまり無いんだけどなぁ…
9話はストーリ的にはそれほどでもないんだけど、エンディングの1枚絵と歌にやられました。
自分は人に何かを感じさせる絵が描けないのでうらやましいです。
そして、10話が凄すぎます。ここで、ほむらの過去?とまどか達の未来?が次々に明らかになります。ここで特に凄いのがまどかになぜ常識外の素質が備わっていたのかという理由がはっきりすることです。ありきたりな主人公だからとか、前世が…とかいう理由でないのが素晴らしい。
こういうのを見ると昔自分が描こうと思っていた漫画がいかにストーリーを練ってないかがわかってがっかりします。所詮は素人のお遊びでした。
それと、画面が美しいですね、空が黄金に輝き水が薄いピンクのクリアな水です。雨も美しい。私だったら普通に曇天・泥水にして汚い回想シーンにしているだろうなぁ…
そして、私は海外の反応を紹介しているサイトを見るのが好きなんですが、そこの感想に「オープニングの歌はまどかじゃなくてほむらの歌だったんだな」というのがあり、あ、そうか!と思いまた感動です。
そしてまた、ストーリーに無駄が無いというのがいい。ほむらが頑張ったせいでまどかが最悪の魔女になる素質を持ってしまったわけで、彼女はその頑張りを無駄なこと、もしくは逆効果だったと思い絶望しかけますが、その頑張りがなかったらまどかの壮大な願いがかなえれず全ての魔法少女たちを救うことが出来なかったわけですから、ほむらの頑張りも重要だったわけです。
10話以降はほむらが主人公にしか見えないわけですが、ほむらが下準備をして下準備をして、最後にまどかが一発かますという、やっぱり主人公はまどかですね。
終わり方に賛否両論あるようですが、私はああなるしかないよねって感じで良いと思っています。
一ファンとしてはまどかもほむらもマミさんも何の心配も無く一緒に魔女退治をして欲しいところですが、それでは”なあなあ”の妥協ストーリーにならざるを得ないと思います。
そして、1話の最初と最終話の最後でリボンでまどかと母の絆が表現され、そこにほむらも加わっているのがまた素晴らしい。一体どこまで考えてストーリーを作っているんだろうかと感心してしまいます。
私は、放送したものしか見ていないので
1.なぜ過去のマミがワルプルギスの夜が来るのを知っていたのか。
2.魔法少女になっても別に魔女と戦わなくてもよいのでは?(もしかしたら本体が死体同然なので常に修復してて微量の魔力を使うのだろうか?)
3.過去の魔法少女の魔女化まで止めてしまっては、現在の人口、科学の発展状況、国のあり方等大幅に変化するはずなので、ほむらやマミが魔法少女化しているどころか存在しているはずが無く、まどかだけが消えてしまったような最後のシーンは絶対ありえない。
など、細かい疑問はあるのですが、当然作者も考えているでしょう。(昔、アニメや漫画で過去や未来を描くとたいていグダグダになって矛盾だらけになるので私は絶対描かないぞと思ったものです…)
最後に、エヴァンゲリオンに似ているという人がいるようですが、私は全く違うと思います。
もっとも私はエヴァンゲリオンはテレビ版と劇場版、新劇場版はテレビでやった破しか見ていないので、他を見た人とは違うかもしてませんが…
似ているといっている人はどこが似ていると言っているのでしょうか?最後に街が破壊されて水浸しになったから?
地球全体のルールを書き換えることになるから?少なくともエヴァ劇場版では皆死んで(一体化して?)シンジとアスカが残っただけのような気がするんですが…
よく分かりません。
まどかとエヴァでは決定的に違う点があります。それはエヴァの登場人物がシンジからアスカ、ゲンドウ、ミサトまで人格が破綻する者か深いコンプレックスを抱いた人間で、その人間の行動原理でストーリーが構成されていることでシンジにはイライラするし他のキャラも心理的な気持ちの悪さを感じさせるキャラが少なくありません。一番まともなのはアニメの中で異常者扱いされている綾波レイだという…そして基本的にすべて受動的に進みます…誰もシンジが道を切り開いたとは思わないでしょう。誰かが作ったストーリーの終着点に向かっていくという話です。
それに比べ、まどかの登場人物は極めて理性的で常識的な判断をします。ほむらもさやかもきょうこも自らの強い意志で行動し、弱気だったまどかも(弱気というより正解を探していたという感じですかね)最後には(正解を見つけた時には)強い意志を持って行動を起こし、ほむらの努力とまどかの決断によりインキュベーターの作ったルールを破壊するという能動的なストーリーです。
これはエヴァ批判ではありませんよ。エヴァ嫌いではないですし、テレビの最初のノー天気に戦ってる頃が一番好きだったんですけどね…落ちてくる使徒を受け止めるシーンが好きですね。
先日、破を見たらなんだだか以前より萌えアニメっぽくなってて嫌だったけど…