日々雑感

韓国国防相「ベトナム戦争での民間人虐殺は全くなかった」の発言に驚く

ベトナム戦争時での韓国兵士によるベトナム民間人虐殺を韓国司法が認め、韓国政府に賠償するようにとの2023/2/7の判決に対して2/18に韓国国防部長官が「同意しない」・「ベトナム派兵韓国軍による民間人虐殺は全くなかった」と言ったとの報道が韓国ハンギョレ新聞等であった。
驚くというか結局国家というもの・人間というものはいずこも同じで自国または自分たちの誤りを認めるのは相当に困難なことなのだなとの感想を持った。

ベトナム戦争当時、ゲリラ戦が多く民間人とゲリラ兵の見分けが困難であったこと・状況が混沌としていたことは理解できる。だが、ベトナム人の証言等を総合すると韓国軍によるベトナム民間人虐殺は事実と思われる。ベトナム戦時の状況をもってこの民間人虐殺を正当化することはできない。

ベトナムは今”過去に蓋をする”という政策でベトナム戦争当時の国際法違反行為について補償を求めることは抑制しているが、その心の中では”怨念”は決して晴らされていないと思う。この”怨念”は100年の時を超えると思う。この”蓋”はいずれ開けられるのだ。
どうしても対比してしまうのは、韓国の人々はあれだけ”従軍慰安婦”問題や”徴用工”問題にて日本に対して声高に謝罪・補償を繰り返し求めるのに、ベトナム戦争時の韓国軍の行為に対しては国家としてはあっさりと否定してしまう冷淡さだ。

結局は国家というもの・人間というものは自分の被った被害については声高に言うが、自分の過ちについては認めることはできない性なのだなとの感慨に落ち着くしかない。
ただ、”従軍慰安婦”問題や”徴用工”問題を今だ声高に言う韓国の人たちは自分たちの国の過去について省みてみる気はないのかとの思いはある。

日本人だって同様に過去は常に省みるべきだが......。日本人の手も汚れていないと言う気はない。
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