米子市河岡に御崎神社があります。
いわゆる地元の氏神様でしょうか、これと言って有名なものはありません。
ここ河岡は、私の祖母にまつわる思い出があります。
小学校低学年まで、祖母に連れられて、我が家から4~5キロある河岡の親戚まで歩いて行きました。定期バスが通っておらず、歩いていくしかありません。
祖母の妹がここへ嫁いでいましたが、脳出血を患い寝たきりとなり、ときどき孫の私を連れて見舞いに行っていました。
行くと、私を見るなり大変喜んでくれました。
親戚に行くと、おじさんやおばさんたちにかわいがってもらい楽しかったのですが、外で遊んで家の中に入ると、祖母と妹が手を握り合って涙を流している光景を何回も見ました。
子ども心に、その涙の意味がわからなかったのですが、大人になってからその意味がわかり、姉妹同士のあの光景を思い出すと切ない思いに駆られます。
私にとっては、母の従弟に当たりますが、そのおじさんが、二十世紀梨を収穫すると、河岡から夜道を、段ボールに入れた梨を自転車に積んで持ってきてくれました。
持ってきてくれると、私は皮をむかずにそのままかじっていました。
今でも、私一人で食べるときは、二十世紀梨はむかずに丸かじりします。皮をむくと梨の風味が損なわれるように思えるからです。
写真と話題が逸れてしまいましたが、御崎神社には初めて訪れました。
社殿を背にして鳥居を見ると、向こうに踏切が見えますね~。
気がつかなかった~~。(と、わざとらしく)